ゲイル・キャリガーのレビュー一覧

  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う

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    19世紀イギリス。人類と吸血鬼や人狼、ゴーストなどの「異界人」が共存し、貴族や上流階級の人々は舞踏会や晩餐会で社交を楽しむ時代。
    イタリア人の父の容姿と奔放な性格を受け継いだためか、ロンドンの社交界では異端のオールド・ミスとして知られるアレクシアは、異界族の力を無効化してしまう特殊能力の持ち主、「反異界族」だった。

    家族にもこの能力を秘密にしているアレクシアだが、ロンドンの異界族で彼女を知らないものはいないはずだが、舞踏会の夜、無登録の吸血鬼に襲われ、逆に刺殺してしまう…


    優雅で知的で勝気な主人公の魅力はもちろん、彼女と人狼捜査官で伯爵のマコン卿との異種族間ロマンスもからめてあり、なかな

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    2019年01月30日
  • アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う

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    前回、ソウルレスのアレクシアと人狼のマコン卿との間には子供が出来ないはずと不貞を疑われて実家に帰ったアレクシア。

    反りの合わない実家でなんて、じっとしていられるはずもなく、安住の仮寓を探します。ところが、彼女の子供がマコン卿との子だと信じてくれた?!吸血鬼たちから命を狙われ…ロンドンを離れることに。

    行き先は、彼女が妊娠可能だという資料を持っていそうなテンプル騎士団の本拠。つまりイタリア。

    暗殺者を躱し、フランスからイタリアへの大旅行の末、彼女は望む証拠と、夫からの謝罪を手に入れることは出来るのでしょうか。

    身重だと言うのにアレクシア、大変な大旅行。お腹の赤ちゃんは大丈夫かしらと、他人

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    2019年09月18日
  • アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う

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     今巻は前回の終盤に妊娠が発覚し、それを知ったマコン卿によって追い出されたアレクシアが「反異界族」について調べ、加えて自身の潔白を証明するためにイタリアを訪れる話。

     今回もアレクシアが奔放に動いてハラハラドキドキした、そしてアレクシアを喪失したマコン卿のダメッぷりとそれをフォローしようと奮闘するライオールの苦労人ぶりが読んでいて面白かった。また今回は様々な事が明らかとなり次はどうなるのだろうと引き込まれた。

     次巻はマコン卿とライオールの過去について描かれるようなので期待したい。

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    2017年08月09日
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う

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    今回はロンドンで起こる"異界族人間化現象"の原因を探るためマコン夫人となったアレクシアが飛行船で向かったのはかつて夫 マコン卿が捨てた人狼団。そこでアレクシアはさまざまな事件を乗り越え自身の性質"反異界族"の本質に触れることになります。
    しかし大部分が解決に向かおうというときにアレクシアとマコン卿に危機が訪れ、二人は引き裂かれることになります。果たして二人はこの危機を乗り越えることが出来るのか…次巻に期待します。

     今巻もアレクシアの物怖じしない行動力にはワクワクしました。そして終盤で唐突に物語が大きく展開したのは驚かされました。また個人的に相変わらず

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    2017年06月06日
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う

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    ネタバレ

    吸血鬼、人狼といった異界族が人間(昼間族)と共存する19世紀の英国の世界が舞台。
    オールドミス(26歳)のアレクシアの冒険譚。
    でも、単なる冒険譚ではなく、恋愛要素も豊富。

    マコン卿の見かけ年齢がどのくらいなのかとても気になりました(どこかに描写ありました?)


    ラブシーンの描写はもう少しマイルドでもよかったかなぁ、と個人的には思います(どの位の年齢層を読者として想定しているのかが、やや疑問が残ります…)。

    最初は世界観が上手く掴めなかったけど、一旦、その世界観に入り込めれば軽いタッチで描かれているのでサクサク読めました。
    アレクシアは知識人で、勝気で行動力があり、なかなか魅力的な女性で

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    2017年12月05日
  • ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ

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    シリーズ2作目。
    邪悪な天才科学者の学校から素敵な男子達が飛行船に乗り込んできます(笑)

    このシリーズを読んでいると、英国の紳士淑女のお作法やら礼儀やらファッションやら沢山学べます。
    作者がそういう世界観がお好きなんですね。

    紳士を誘惑する術とか、スパイ術がたくさん出てきますが、ソフロニア14才だし、上級生でも18才程度なので、ほほえましいです。

    前シリーズのキャラも少し出てきます。同じ世界観ですし、不老不死の吸血鬼と人狼がいますからね。この設定って便利だわぁ。

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    2017年01月21日
  • ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る

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    ゲイル・キャリガーの英国スチームパンクシリーズ。
    前シリーズのアレクシアより25年前の設定。

    吸血鬼と人狼とゴーストと人間が住み、ロボットのメイドが当たり前で空には飛行船が飛ぶ英国。(多分19世紀位の感じ)

    田舎の裕福な大家族の末っ子ソフロニア14歳が、母親の手に余るおてんばで、名門の花嫁学校(フィニッシングスクール)へ放り込まれます。

    空飛ぶ強盗に襲われながらも、なんとかたどり着いた学校は巨大な飛行船だわ、実はお年頃のレディーを優秀なスパイに仕込んで、狙ったとこへ嫁(任務)がせるスパイ養成学校だわっていう。

    中高生位のレディー達がフリフリのドレスを着てお辞儀の仕方を学びながら、スパイ

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    2017年01月21日
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う

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    夫の不調
    友人の恋
    押付けられた妹

    そして何故か飛行船でスコットランドへ・・・

    英国パラソル奇譚 第2章

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    2016年03月20日
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う

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    スチームパンクが好きなら読むと面白いと思う。名前が覚えられないので、最初はややこしかったけれど、話はライトに読み進められるので楽しい。

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    2014年10月29日
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う

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    人狼や吸血鬼、亡霊など人間が共存するスチームパンクな19世紀のイギリスに人狼などの力を無効化する特殊能力を持ったイタリア・イギリスの貴族のオールドミスのハーフであるアレクシア嬢の冒険。
    とても登場するキャラクターたちが生き生きして漫画チックなコミカルさがたのしい。
    ただ、ホットすぎる時代小説風のハーレクイン小説ぽさやセクシャルなシーンもある。

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    2014年10月05日
  • アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う

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    シリーズ4作目。
    出産間近のアレクシア。
    そんなに動きまわっちゃダメよー!!!
    と言いたくなるくらいドタバタ。

    産まれてきた子供の性質が気になる!
    次でラストです。

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    2014年08月03日
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う

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    シリーズ2作目。
    1作目からだいぶ時間が経ってから今作だったので、設定を忘れかけてました。

    人狼や吸血鬼が人間化してしまう謎を解きに
    アレクシアが奮闘します。
    前回よりアクション多め、濡れ場少なめです。
    終わり方が意味ありげで気になる!!

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    2014年06月07日
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う

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    海外物のファンタジー。スチームパンク。
    ファンタジーはほとんど読まないので非常に新鮮。
    次の展開が気になってスラスラ読めました。

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    2014年04月19日
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う

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    異界族と人間が入り混じる19世紀ロンドンで繰り広げられる冒険譚。

    ヒロイン、アレクシア女史を初め登場人物は非情に魅力的で、ヴィクトリア朝の雰囲気もよく出ています。
    当時の行動規範からファッションまでヴィクトリア時代の空気を綿密に再現してくれていて興味深く読みました。

    ただスチームパンクというアオリはどうなんだろう。
    オーバーテクノロジーなガジェットが蠢くみたいな描写も多くはないのでスチームパンクを期待して読むと違和感があるかと思います。

    むしろ、ファンタジーとラブコメの色がかなり強いです。
    特にアレクシア女史をめぐるラブコメがサブストーリーとして物語全体を貫いています。
    少女漫画のような

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    2014年03月27日
  • ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ

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    何人か物語から離れていくようで、そんな…、と涙。今後何を楽しみに!?シドヒークの恋愛の行方は、結末の分かるだけに見たいような見たくないような…。

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    2014年03月24日
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う

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    スチームパンクで冒険小説でロマンス小説で…と好きな要素満載のシリーズ第2作。

    ちょっと前半が冗長で、もう少し上手く纏めて
    スコットランドに着いてからの描写に移ったほうが
    良かったと思うのですが。

    マダム・ルフォーとシドヒークのふたりはとてもいいキャラです。マダム・ルフォーは人気が出そうですね。

    肝心の謎解きはあっさりしてるので、事件より人間関係で読んだ方が面白いんだな、と。

    世界観とキャラで読むには面白いけど、第一作の面白さよりは
    ちょっと失速ぎみの印象を持ちました。

    ただ、ラストのアレクシア、可哀想に。
    この難題は解決するのが大変そうですね。
    王道を外さない小説でしょうから、
    ハッ

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    2014年03月03日
  • ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る

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    おてんば娘・ソフロニア 素行の悪さにキレた母親は彼女を花嫁学校に入学させる だがそこは女スパイを育成するための養成機関だった 一八五一年英国ビクトリア朝 メカや吸血鬼や人狼がいる世界 巨大飛行船の中にある空中学校 スパイになるための授業 空強盗の狙う謎の「試作品」
    仲良しのディミティ 意地悪な上級生モニク ルームメイトのシドヒーグとアガサ 弟のピルオーバー ちびっ子天才発明家 ボイラー室の気になるアイツ 個性的な教師陣

    物語自体は大きな起伏もなく普通。だけど魅力的なキャラクタや世界観、ウィットに富んだ文章に読ませられる。純粋に次回が楽しみだと思えた。

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    2013年12月30日
  • ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る

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    お転婆なソフロニアが、スパイ養成学校に入学させられて、
    そこで先生たちとのやり取りだったり、空賊が狙っているものと
    関わってみたりなど、学園ものとして面白かった。
    養成学校が4学年となっていて、それに対応した
    全4巻の第1巻に当たるということで、
    ハリーポッターの1巻に似た雰囲気もあるかな
    (内容はハリーポッターよりも明るめ)。
    第1巻でも成長したソフロニアが、第2巻以降で
    どういう風に成長していくのか、気になるところ。

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    2013年12月20日
  • アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る 英国パラソル奇譚

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    アレクシアの娘プルーデンス(2才)の引き起こす騒動が楽しい。彼女が主人公の新シリーズも楽しみ。そういえばプルーデンスといえばアガサ・クリスティのタペンスの本名だったなあ。

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    2013年08月24日
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う

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    吸血鬼、人狼、人間が共存する世界。
    初めは慣れずに戸惑いましたが、波にに乗ったら止まらずに読み切ってしまいました。

    一人のオールドミスのアレクシアもある能力の持ち主なのですが、そのために色々な事件に巻き込まれてしまいます。

    人狼のボス、マコン卿との掛け合いも見どころ。

    しかし、絶体絶命の瞬間にあんな事しなくても!!!!

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    2013年08月12日