青谷真未のレビュー一覧

  • 読書嫌いのための図書室案内

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    連作短編集。
    読書嫌いの主人公が、図書委員になるお話。
    ちょっとミステリ風味。
    スイスイ読めるが、なかなか深い、適度な内容の濃さ。
    毎日何気なく行っている、"読書"そのものについて考えさせられる良い作品。

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    2021年07月28日
  • 君の嘘と、やさしい死神

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    ネタバレ

    泣きたい、恋愛小説。というと、病気の主人公の話が紹介されました。個人的には冒頭の参加型推理ゲームを通して主人公とヒロインが出会うところが、高校生のみなさんならやってみるのかな~と思いながら読みましたが。「記憶に残るのならいいの。でも携帯とかで記録してると、皆安心してよそ見するでしょ。後でちゃんと見返せばいいや、なんて言いながら、結局見もしないでデータだけたまってくでしょ?それが嫌なの。私はいつも、目の前にいる私のことをみてほしのに」主人公とヒロインの花火をみる場面「肉眼で見る以上に迫力のある映像なんてないのに。掌に収まるくらいの映像を残すたまに、視界いっぱいの花火を見逃してどうするの」
    スマホ

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    2021年07月06日
  • アンドロイドの恋なんて、おとぎ話みたいってあなたは笑う?

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    ネタバレ

    佐藤真白は、義肢のリハビリ専門病院で
    事務スタッフとして働いている。
    外見が生身の女性と寸分違わぬ精巧さで
    作られているため、周囲には気づかれていないが、
    実はある研究機関から送り込まれたアンドロイドだ。
    ある日、院内の庭で散らばったカードを集めている
    青年・響に声をかけられる。
    響は事故で左腕を失い、義肢のリハビリのため
    病院へやってきていた。
    屈託なく笑う快活な響とのふれあいの中で、
    真白の処理しきれない感情が生まれ始めて…。

    -------❁ ❁ ❁-------

    最後までお話の展開が読めないような作品でした。
    どんでん返し

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    2020年09月09日
  • ショパンの心臓

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    個人的に青谷さんの作品は、「読書嫌いのための図書室案内」についで2作品目。2つ読んで感じたことは、伏線を張って回収していることと、こうなるだろうとは違う変化球を投げてくる物語の構成をしていることが挙げられるかなと思いました。

    この作品では美術ミステリーということですが、美術を楽しむよりかは、主人公の成長記と謎解きを楽しめた印象でした。ただ、全体的に周りくどかったかもしれません。
    例えるなら、A→Bへ行くのに徒歩10分かかるところを遠回りして徒歩30分歩いた感覚でした。
    店主の南雲が、謎を解けば良かったのに・・・と何回思ったことか。ただ、主人公の調査する一生懸命さ・ひたむきさが伝わり、段々と成

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    2020年06月24日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    とある町の商店街を描いたアンソロジー。作家さん方が様々なお店を書いていて、そのお店にお邪魔しているかのよう。
    大島真寿美さんの、『カフェスルス』。単行本になってくれないかな…。

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    2020年03月08日
  • アンドロイドの恋なんて、おとぎ話みたいってあなたは笑う?

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    ネタバレ

    アンドロイドが知能と鋭い感覚知覚を備えたら、感情も生じうるのかも

    と思っていたら主人公実は、元は人間だった

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    2020年02月20日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    ちょっと毛色の違う作品もあって面白いとは思いつつ、自分が気に入ってる「この商店街の空気」から外れてしまったような印象も確かに感じた3冊目。

    読むタイミング次第で★4つかも。
    (3.5にはならないやつ)

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    2019年12月21日
  • ショパンの心臓

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    ネタバレ

    ストーリーはともかく、主人公がウザすぎて半分くらい読み飛ばした部分もある。
    幼少期のトラウマによって文章が読めないのはともかく、大学生になっていて、尚且つ就職活動までしていて電話のかけ方すらまともにできないって……どうなの……。

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    2019年06月26日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    シリーズも第3弾に。

    「カフェ スルス 一年後」 大島真寿美
    「ブティックかずさ」 越谷オサム
    「エステ・イン・アズサ」 青谷真未
    「明日の湯」 秋山浩司
    「ドイツ料理屋『アイスバイン』」 島本理生
    「多肉植物専門店『グリーンライフrei』」 加藤千恵
    「赤城ミート」 綾瀬まる

    初読みは青木真未さん、秋山浩司さん。

    大島真寿美さんの「カフェスルス」はシリーズ第一弾の一年後を描いている。
    第3弾は『明日町こんぺいとう商店街』としてはちょっと不思議な物語もあり…
    ☆3つです。

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    2019年01月31日
  • 君の嘘と、やさしい死神

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    高校の文化祭、落語をやりたいツンデレ彼女と手伝うことになる僕.もちろんお決まりの余命半年,恋愛物.子供の時のトラウマから嫌と言えない僕の代わりにキレて,生物部,手品部,文芸部の面々に啖呵をきる彼女がとても格好良かった.

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    2018年10月29日
  • 君の嘘と、やさしい死神

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    ネタバレ

    落語を題材にしているのは面白かった。
    落語には他にどんな話があるのか・・・・
    知りたいと思うきっかけを作ってくれたという意味では面白かったのだと思う。

    ただストーリーとしては、可もなく不可もなく。

    泣ける=死 というお決まりのパターン。
    この手の作品がこうも多いと、泣けなくなってしまう。

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    2018年10月15日
  • 君の嘘と、やさしい死神

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    高校の文化祭でゲリラ的に落語をやろうとする美少女とそれに巻き込まれる主人公。突飛な設定なだけかと思っていたが、きちんと意味のある展開と回収がされていた。

    根っこの展開は最近よくあるものではあるが、味付けで面白みを出している。主人公が抱える、自分がいま居る場所(コミュニティ)から弾き出されてしまうという恐怖感。それ故に彼は様々なものを抱え込んでしまうのだが、その結果の理不尽をヒロインが打ち砕く。したくないことに時間を費やすほど人生は長くない、というのは歳を重ねてより響く言葉である。

    余談だけど。ワシは主人公の「嫌だ」と言えずに流されてしまう性格と、その原因となった“自分の我が儘(不注意)で人

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    2018年10月04日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    【収録作品】一軒目 大島真寿美「カフェ スルス~一年後~」/二軒目 越谷オサム「ブティックかずさ」/三軒目 青谷真未「エステ・イン・アズサ」/四軒目 秋山浩司「明日の湯」/五軒目 島本理生「ドイツ料理屋『アイスバイン』」/六軒目 加藤千恵「多肉植物専門店『グリーンライフrei』」/七軒目 彩瀬まる「赤城ミート」

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    2017年04月06日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    このアンソロジーも3シリーズめなんですね、早いなー。
    大島真寿美さんのカフェスルス、久しぶりに読めて嬉しかった。
    さすがと思ったのは島本理生さん。さすがすぎる、1人だけ空気が違ったし、このアンソロジーに不揃いというかミスマッチ感もあるんだけどスパイスにも取れて、脱帽。不穏感がハンパないのに甘美だから好き。
    それと加藤千恵さんの話も可愛かった。男なんて恋なんてロクなもんじゃないと息巻く10歳の女の子が多肉植物専門店を営む叔母に、すごくいい人もいると言われてから少しだけ世界が変わったそのときが好き。
    あとは彩瀬まるさんも楽しみにしてたのですがちょっとイマイチかなー。主人公が同世代ってあって婚活感は

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    2017年01月25日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    彩瀬さん目当てで購入。
    うーん、肉のせいかちょっとグロくて微妙だったなぁ。
    他の作家さんはほんわかしていて、よかった。
    あ、島田さんは綺麗で透明な感じで、とてもよかった。でも他の作品とは趣きが異なり、ちょっと浮いてたような??

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    2016年09月28日
  • 鹿乃江さんの左手

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    ネタバレ

    女子高、魔女、図書室、憧れの先輩・・・個人的には好きなエッセンスが詰まっており「期待大!」で読んだのですが、ちょっと期待が大き過ぎたのかな~。
    3つの短編がもっとリンクしてたり、魔女についてももう一つ踏み込んだ話があったり、不思議な校則のルーツ等々書き込まれてたら満足だったかも。松本先輩や魔女について、せっかくの美味しいスパイスなのにあっさりで味付けで物足りなかった。

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    2014年04月20日
  • 鹿乃江さんの左手

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    ネタバレ

    ☆三つけたけど、実際は+0.5くらいかな。
    魔女が棲む学校というのは話の切っ掛けとしてはよいと思う。そこからおお?っと引き込んでくれる。
    ただ話自体は大きな事件が起きたり変化が起きたりするわけではないので、そこらへんが期待値大きいとちょっと物足りないかも。しかし登場人物たちそれぞれの気持ちを丁寧に描いていて、好感が持てる。
    私は人の細かな感情の機微を描いていて好きな部類。
    もう一歩魔女から踏み込んでインパクトのある物事が一つ増えるとさらに面白いかもしれないな。

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    2014年01月20日