青谷真未のレビュー一覧
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楽ができそうだからと選んだ図書委員会で、本嫌いの荒坂は、利用していない人を図書室に呼びたいという司書の先生から図書新聞の復刊を頼まれる。
同じクラスの図書委員の本好きな藤生と組んで、新聞へ掲載する感想文の執筆依頼を始めるが。
悪友の八重樫、美術部の森川先輩、生物の樋崎先生、感想文を書く代わりにそれぞ...続きを読むPosted by ブクログ -
連作短編集。
読書嫌いの主人公が、図書委員になるお話。
ちょっとミステリ風味。
スイスイ読めるが、なかなか深い、適度な内容の濃さ。
毎日何気なく行っている、"読書"そのものについて考えさせられる良い作品。Posted by ブクログ -
泣きたい、恋愛小説。というと、病気の主人公の話が紹介されました。個人的には冒頭の参加型推理ゲームを通して主人公とヒロインが出会うところが、高校生のみなさんならやってみるのかな~と思いながら読みましたが。「記憶に残るのならいいの。でも携帯とかで記録してると、皆安心してよそ見するでしょ。後でちゃんと見返...続きを読むPosted by ブクログ
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蛍がビブリアの栞子さんと似た感じ、本の虫と言うと皆あんな感じになるのか。
本の感想から相手を説得って所は、多少強引な感じがする
謎解きはそこそこ楽しめるけど、それ故に個人的には最初の椿姫のカップル要らないかな。Posted by ブクログ -
藤生さんが言っていたなぜ人は本を読むのか、にはなるほどと思った
主人公に感じてた違和感が最後に解決してすっきり
題名通り、本読むのが苦手な人にこそ読んでほしい本
物語は人生のカタログってフレーズが好き。Posted by ブクログ -
タイトルに惹かれて、読んだ。
読書嫌いな荒坂と読書大好きな藤生。
対極にいる2人が関わり合っているのが新鮮でした。
読んでいる途中で荒坂の視覚感覚に「??」って
なりながら読んでたらラストの場面で伏線回収
されていて納得。
いろんな本の名前が出てきて楽しかった。
高校生で安部公房は渋い………
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佐藤真白は、義肢のリハビリ専門病院で
事務スタッフとして働いている。
外見が生身の女性と寸分違わぬ精巧さで
作られているため、周囲には気づかれていないが、
実はある研究機関から送り込まれたアンドロイドだ。
ある日、院内の庭で散らばったカードを集めている
青年・響に声をかけられる。
響は事故で左腕を失...続きを読むPosted by ブクログ -
ストーリーはともかく、主人公がウザすぎて半分くらい読み飛ばした部分もある。
幼少期のトラウマによって文章が読めないのはともかく、大学生になっていて、尚且つ就職活動までしていて電話のかけ方すらまともにできないって……どうなの……。Posted by ブクログ -
高校の文化祭、落語をやりたいツンデレ彼女と手伝うことになる僕.もちろんお決まりの余命半年,恋愛物.子供の時のトラウマから嫌と言えない僕の代わりにキレて,生物部,手品部,文芸部の面々に啖呵をきる彼女がとても格好良かった.Posted by ブクログ
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落語を題材にしているのは面白かった。
落語には他にどんな話があるのか・・・・
知りたいと思うきっかけを作ってくれたという意味では面白かったのだと思う。
ただストーリーとしては、可もなく不可もなく。
泣ける=死 というお決まりのパターン。
この手の作品がこうも多いと、泣けなくなってしまう。Posted by ブクログ -
高校の文化祭でゲリラ的に落語をやろうとする美少女とそれに巻き込まれる主人公。突飛な設定なだけかと思っていたが、きちんと意味のある展開と回収がされていた。
根っこの展開は最近よくあるものではあるが、味付けで面白みを出している。主人公が抱える、自分がいま居る場所(コミュニティ)から弾き出されてしまうと...続きを読むPosted by ブクログ