青谷真未のレビュー一覧

  • 読書嫌いのための図書室案内

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    友人に、映画や読書は2千円もあれば
    色々な体験ができる娯楽だから楽しまないと損と言われたことがあります。
    その頃は、他にもっと楽しいことがあるのにな〜っと思っていたが今ならその言い分が理解できます。
    主人公に思いを寄せることも、俯瞰して読むことも、自分の中に予言の書として蓄積させることも。
    そう考えると、もっとたくさん読書しておけばよかったな〜と思います。

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    2025年03月18日
  • ステイ! ぼくとシェパードの5カ月の戦い

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    おもしろかった。
    最終章「シェパードの前足」のラストで、ニンマリ笑顔になりました。

    両親を亡くし、伯父夫婦に引き取られた善治。犬訓練士の義兄からのお願いで苦手な犬を預かることになり…。

    善治とジャーマンシェパード・アレックスの毎日が微笑ましい。
    お互いが相手を警戒しながら一緒にいる人間と犬。一人と一匹の間の、ピリッとした緊張感が何とも笑いを誘う。
    アレックス、頭いいなぁ。可愛いなぁ。

    散歩で出会った犬好きな二人とともに繰り広げられるストーリー。
    「確かめるのが怖い」
    「声をあげるのが怖い」
    でも、視点を変えて眺めてみると、全然違う世界が広がってたりする。
    対話って大事。

    そこにいるだけ

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    2024年12月15日
  • 読書嫌いのための図書室案内

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    ネタバレ

    荒坂浩二
    白木台高校二年六組。図書委員。図書新聞の編集長に任命される。元美術部員。読書が嫌い。

    河合
    司書の先生。

    藤生蛍
    二年六組。本が好きな女子。荒坂と図書新聞を作る。

    樋崎正人
    生物の先生。読書感想文を依頼される。

    緑川
    美術部の先輩。美術部の元部長。

    八重樫徹
    荒坂のクラスメイト。坊主頭。卓球部。交換留学できているオーストラリア人の女の子に恋している。

    田中
    国語科の先生。

    アリシア
    オーストラリアから来た交換留学生。テニス部。

    田渕
    古典の先生。

    黒崎
    クラスメイト。藤生に古典のノートを押し付けている。。

    柳井
    一年生。生物部。

    間宮朱里
    荒坂の隣の席。

    佐々

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    2024年12月06日
  • ステイ! ぼくとシェパードの5カ月の戦い

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    子供の時に両親を亡くし伯母家族で育てられた善治は、伯母家族に対して溶け込めない卑屈さをもって育っていった家に元警察犬のアレックスがやってきた。
    善治の過度な被害者意識が鼻につくのだが、シェパードのアレックスの佇まいは好感を持って読み進められた。
    しかしこれほど善治を幼く描かなくても良かったんじゃないかなぁ、と思う。

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    2024年08月12日
  • 鹿乃江さんの左手

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    うーん、女の子同士の恋愛があると聞いたので買ってみましたが、私が思うような感じのお話ではなかったので星三つです。女子校の設定とか外観は凄く好みで好きでした。

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    2023年10月25日
  • 読書嫌いのための図書室案内

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    ネタバレ

    荒坂が読書嫌いの平凡な男子生徒、と思いきや絵の才能があって、共感覚持ちなのは主人公補正でずるいw
    一応日常の謎系学園ミステリ?

    藤生さんの本語りが熱くて荒坂同様面白く聞き入ってしまった。
    生物部の柳井君との読書方法の会話が好き。イメージは実写かアニメか。音読するかしないか。

    メイン二人は恋愛の予感がしつつ、物語内ではくっつかない、というのもよかった。

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    2023年05月09日
  • アンドロイドの恋なんて、おとぎ話みたいってあなたは笑う?

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    色々ひねってある設定は、まぁ種明かしされればあぁそうねという感じ
    個別にはもしかしてって思ったのが全部そうだったのね~と
    AIにしてはね~なんて思ってたら…ねぇ…

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    2023年01月25日
  • 読書嫌いのための図書室案内

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    荒坂君、はじめはやる気ない感じの子が、後半から藤生さんを庇ったり等、正義感が強く優しいとこもあり段々好感が持てた。
    荒坂君の本嫌いの理由も意外だった。

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    2022年12月18日
  • 君の嘘と、やさしい死神

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    ネタバレ

    終盤まで隠されてはいるが、死別で終る難病もの。露骨に伏線が張られているので、よほど鈍くない限り、かなり早い段階で気付くとは思うが。とはいえ無理矢理泣かせにくるような話ではなく、トーンも明るくて乾いているので、その手は苦手という向きも敬遠しなくてもいいように思う。少なくとも迂生は大丈夫だった。
    物語の構造がミステリ的で、ヒロインの不可解な行動の理由が、細かく張られた伏線によって、終盤、一気に腑に落ちる感じが心地いい。

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    2022年03月29日
  • 読書嫌いのための図書室案内

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    読書嫌いの主人公が読書好きの藤生蛍と読書新聞を復刊する過程で起こるミステリー。読書のことになると人格が変わる藤生は“ビブリア古書堂”の栞子さんそのもの。主人公にも終盤で明かされる秘密があり、その伏線がさり気なく多く張られていたことに後で気付かされる展開はよかった。
    樋崎先生のミステリーはやや強引ではあるが納得性はあるかな。
    作中で、読書は人により全く違う感想となることについて深彫しており、映画やゲームにはない懐の深さと読書の楽しさをあらためて気付かされました。

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    2022年03月26日
  • 読書嫌いのための図書室案内

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    ネタバレ

    学園ビブリオミステリー?
    途中、寄り道しすぎて時間がかかったけど無事読み終わった。

    図書新聞の再刊を任命された、本が苦手な荒坂と、本好き女子の藤生。初めはコミュニケーションもままならないふたりだったが、紙面に載せる読書感想文を依頼した同級生、先輩、先生から交換条件を持ちかけられ、協力し合うように。
    ちょっとした謎解きで先へ先へと読み進められ、取り上げられている「舞姫」や安部公房の「赤い繭」(古本で買ったら赤い繭のところだけに線がめっちゃ引いてあってギョッとした)に対する登場人物たちの解釈もいろいろあって面白かった。

    改めて読書っていいなぁと。帯に書いてあるたくさんの書店員さんの言葉をみて思

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    2022年02月03日
  • アンドロイドの恋なんて、おとぎ話みたいってあなたは笑う?

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    ンドロイドというSFのギミックを用いた、甘いラブストーリー。アンドロイドの人権であるとか、人間とはなんぞやとかの、重いテーマには踏み込まないようでいて、案外とそういうことを考えさせる話。アンドロイドの、ヒロインが可愛い。

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    2022年01月14日
  • 水野瀬高校放送部の四つの声

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    放送部の4人の高校生のそれぞれの悩みや想いを部活を通して描く連作小説。個性も状況も違う部員それぞれのエピソードに部員全員が関わっていく様はまさに青春そのもの。懐かしさ、爽やかさに溢れる素敵な物語でした。

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    2021年12月15日
  • 読書嫌いのための図書室案内

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    ひょんなことから学校の図書新聞の発行を任された荒坂浩二と藤生蛍。紙面に載せるための読書感想文を先生、先輩、同級生に依頼するが、引き換えに不可解な条件を示されて…というお話。

    読書に全く興味がない荒坂と本の中にしか自分の世界を持てない藤生が互いに互いを刺激し合って進むところはなかなかいい感じ(藤生のキャラの既視感はもうひとつだが)。
    一方、読書嫌いの少年少女向けてはいささか理に落ちたようなところもあって、また、読書について語るのとミステリー仕立ての筋の運びや捌き方には今ひとつバランスが悪い気が。
    最終章で荒坂の人となりが分かりにくい訳や樋崎先生が持ち続けた秘密が明かされるところには、それまでに

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    2021年11月23日
  • 読書嫌いのための図書室案内

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    読書好きのヒロインと読書が苦手なヒーロー。二人がひょんなことから読書新聞を書くことに。紙面を埋めるためにとある人たちに読書感想文を書いてもらうことを頼むものの、引き換えにとある条件をつけられてしまいーー。

    実在の小説にそれぞれの解釈を絡めて条件をクリアしていく過程が面白かった。難解な小説を一つの謎解きに使うのは新たな着眼点かもしれない。

    ただ、読書好きの内気なヒロインのいじめ描写は典型的というかステレオタイプぽくて好ましくなかった。

    作中に出てきた小説を読んでみたくなった。
    読書が苦手な方は、こちらを手に取って、作中ヒーロー同様に読書の世界にはまってほしい。

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    2021年11月21日
  • 読書嫌いのための図書室案内

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    【収録作品】序章 蘇る図書新聞/第一章 ルーズリーフのラブレター/第二章 放課後のキャンプファイヤー/第三章 生物室の赤い繭/終章 藤のささめき
     読書が苦手な男子が、活字中毒気味の本好き女子と共に図書新聞を復刊するはめになり、だんだん本の魅力に気づいていく、と書くとよくある話。だが、各章で取り上げられている本についての「感想」が楽しい。感想は読み手の数だけあっていい。予想の斜め上をいくような感想を読んでいたら、読書会をしたくなった。

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    2021年10月28日
  • 水野瀬高校放送部の四つの声

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    【収録作品】 四番の背中/青天の競馬実況/舞台袖から遠くの君へ/消えない言葉
     瑞々しく、甘酸っぱい青春。未来を信じられるのは幸せだ。

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    2021年10月24日
  • 水野瀬高校放送部の四つの声

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    「もう」じゃなくて「まだ」。
    つらいときは「もう」と思いがち。
    いつでも「まだ」でやる気を出せるかも。
    リレーの実況が面白かった

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    2021年10月13日
  • 神の気まぐれ珈琲店

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    猫に導かれてやってきたのは
    変な三人組がいる珈琲店。

    神様なので願いをかなえてあげましょう、と言われたら
    変な人か、なりきりの人か、というのを疑います。
    そして最初のお姉さんは…ご愁傷様、としか
    言いようがないです。
    相手が神様だと思えば、この適当さというか
    大雑把さ、は納得でしたが。

    二人目のお客さんは、途中で何かおかしいな、と。
    結構最後の方で、ようやく気が付きましたが
    淡々としすぎているから、というべきか。
    受入れが、というか流すのが早かったのにも
    納得、でした。

    そう考えると、3人目は久しぶりに『普通』でした。
    神様側も、ここまでの失敗と対策がありましたが
    家の中に入ろう、とする

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    2021年10月07日
  • 読書嫌いのための図書室案内

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    ネタバレ

    楽ができそうだからと選んだ図書委員会で、本嫌いの荒坂は、利用していない人を図書室に呼びたいという司書の先生から図書新聞の復刊を頼まれる。
    同じクラスの図書委員の本好きな藤生と組んで、新聞へ掲載する感想文の執筆依頼を始めるが。
    悪友の八重樫、美術部の森川先輩、生物の樋崎先生、感想文を書く代わりにそれぞれから与えられた難問とは。

    M14が少しでも読書をしないかな、と読書が苦手な子ども向けおすすめ本で見つけた本書…。
    いろいろ盛りだくさん過ぎて、サラっと読めるけど読書慣れしてないと混乱しそうな気も。
    本の解釈から、人間関係、過去の事件まで。
    1ヶ月くらいの期間に盛り込んだねえ。
    それでも本が苦手な

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    2021年09月07日