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Posted by ブクログ
図書室が舞台の小説が読みたくて、初めての作家さん。
司書さんや図書委員目線のお話はありがちだけど、読書嫌いの主人公はなかなか珍しいのでは。読書が苦手な理由も予想外でびっくりした。周囲の人の文字や筆跡、色に関する文章が多かったのはそういうことか。
自分の本棚や好きな本を知られるのは、胸の内を晒しているようで苦手だけど、なるほど読書感想文もそうかも。それを宿題でやってたって…今思うとすごい。
読書は現実逃避じゃなくて、現実に立ち向かう術の一つ。素敵な考え方。樋崎先生の憎めない感じも良い。
荒坂くんと藤生さんのコンビも良い。もっとこうすればいいのにって思うのは、相手に期待してるから。荒坂くんの擦れてない感じ、思ったことを恥ずかしがらずに伝えるところもよかった。「ほかの人と違う」のかもしれないけど、それは素敵な個性だと思う。
なかなか手が出ないけど、『舞姫』『少年の日の思い出』『赤い繭』ついでに『箱男』も読んでみようかなぁ。荒坂くんみたいに理解はできないかもしれないけど。笑
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて借りましたが、期待以上に楽しめました。
読書が嫌いなのに楽そうだからという安易な理由で図書委員になった主人公荒坂浩二。廃刊になり久しい図書新聞の再刊を頼まれ、同じクラスの図書委員であり、本が大好きな藤生蛍とともに図書新聞を作るべく、読書感想文を書いてくれそうな人に依頼する事になるのですが…。
依頼相手の選んだ本を巡りミステリー仕立てに話が展開して行き、謎を負ってたどり着いた先には思いもしなかった真相が待っていました。
この中で何冊か本が紹介されていますが、藤生さんの本の知識が素晴らしい。森鴎外や安部公房、ヘルマン・ヘッセなど今は自分から進んで読まなくなっていたけれど改めて読んでみたくなりました。
そして、荒坂浩二がなぜ読書が嫌いなのか?その理由も判明します。
何より本を読んだ感想や解釈は本当に人それぞれで、受け止める側の年齢や心理状態によっても変わる物であり、そこが読書の醍醐味なんだよね~と実感いたしました。
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小説・文芸
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