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Posted by ブクログ 2023年12月03日
切なくて,透明で,胸がきゅっとなる話。
青谷真未さんの小説の言葉の透明感が好きで,特にこの話の言葉の使い方が大好きです!ピアニストの指使いのようにすらすらと導かれているみたいに言葉が頭に入ってくるのが,魅力的です。
自分を持つこと,わがままを許してあげることが,一生に一度しかない自分の人生を楽にして...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月30日
気の弱い主人公は小さいころのトラウマもあり、頼まれたことは断れない。
文化祭でも、手品部生物部文学部と自身の教室の企画に参加する一方、文化祭の事前企画で出会った彼女の落語の出し物につき合う羽目に。
優柔不断な主人公と思い立ったらまっすぐな彼女のやり取りがよかったです。
最後にわかる「やさしい死神...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月20日
旬の食材が有るように、旬の読書も存在する。 優柔不断だが優しい主人公。そんな主人公の欠点を補うような即断即決の美人の異性。この時点で布陣は完璧。 エンタメを接種してきた人間なら読んで数ページで展開、結末は読めてしまう。それでも良い。そういう読書があっても良い。 うだるような暑さ、思春期特有の先の知れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月15日
「次郎兵衛さん、死んじゃ嫌だ、返しておくれ、返して、嫌だ、あたいは嫌だ」
落語なのに泣かせるという志ん生の佃祭のフレーズ。読んでるだけでジンとした。一回聞いてみたいと思わせられた。
でもこのフレーズが後に意味を持つとは思わなかったけれど。
ヒロイン玲のパワーと明るさが余計に辛さを増した本でした...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月18日
序盤からなんとなくざっくりとした展開は予想できたのだけれど、主人公の気の弱いところ、女の子のまっすぐなところ、それぞれの素直な気持ちがとても愛おしく感じて、だからこそ、ラストは何度も胸が苦しくなった。
必死で、純粋な彼らに、幸せになってもらいたかった。でも、きっと、わたしの望む形でなくても、彼女は幸...続きを読む
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