ユーザーレビュー マスカレード・オン・アイス 一原みう / 知子 フィギュア入門書としてもOKであり、フィギュアファンの人にも読んでいただきたい一作。 男女ともにシングルに人気が傾きがちな日本のファンが読むと、視点がいっこ上がる気がする。というか、日本でフィギュア書くなら、シングルだよね、ふつー。という概念がこっぱみじんになったでござる。 そうだよ、ペアだってある...続きを読むじゃん!てゆか、少女小説の題材だったらこれ以上ないほどの題材!!!とか思って目から鱗が落ちまくりだった。 衣装とか、演技とか華やかな部分ばかりをクローズアップせず、日本フィギュアが抱える問題点なんかもきちんと書かれてて、フィギュアへの造詣の深さと愛を感じた。 フィギュアファンは読むと良いよ!!マジで!! 「はっ!」ってなるから、きっと! Posted by ブクログ 鹿乃江さんの左手 青谷真未 / 知子 自分自身を守るために、自分に向かって吐いた嘘が枷になり、自分自身を縛り付ける。そんな自縄自縛の状態であがく、三人の女性を描く連作短編集。傍から見れば一人二役でプロレスをやっているようなものだから、どこか滑稽でさえあるのだけれど、むしろそれ故に、当人にとっての切実さが痛い。一見スーパーナチュラルものと...続きを読む思わせておいて、(一応)合理で落とす、ミステリ的な展開も楽しい。 Posted by ブクログ マスカレード・オン・アイス 一原みう / 知子 特別フィギュアスケートに興味のある方ではないんだけど、なんとなくキラキラしたイメージで表紙買い。思ったよりしっかりした構成で、スケートってこういう一面もあるのかって認識が新たになったかも。フィギュアスケートのファンの方にも面白いんじゃないかな。 この作者の方、他にも著書があるみたいなので探して読んで...続きを読むみたい Posted by ブクログ 鹿乃江さんの左手 青谷真未 / 知子 10代後半の女子が持つ不安、焦燥、二面性なんかを下地にしつつ、女子高という舞台、そこの棲む魔女、そして魔女に翻弄される女子を生々しく描いています。そして魔女の持つ残酷さが作品全体を貫いています。 魔女の行使する魔法の描写はなかなか巧みです。魔女の正体は謎のまま、魔法としか思えないような現象を見せなが...続きを読むら、その実1つ1つの現象にはきちんと実現性がある。シリーズ化して欲しいなぁ。 Posted by ブクログ 鹿乃江さんの左手 青谷真未 / 知子 ポプラ社小説新人賞・特別賞作品。 ある女子校で噂される魔女の存在と不思議で残酷な出来事の連作短編集。不思議な世界と現実をすれすれに描く内容が面白い。次回の作品も楽しみ。 Posted by ブクログ 知子のレビューをもっと見る