深谷かほるのレビュー一覧
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泣いてる人を見つけて何かしてくれるのかと思ったんだけど、あんまり何もしてくれなかった笑
しかもその涙のセンサーもいまいち正しいのかどうなのか微妙すぎる笑
でも涙を流すほどではないけど、ほろっと漏れる人の弱音とか本音とかを猫ちゃん(遠藤平蔵)が引き出してるのはなんだかいいなぁと思いました。 -
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モンスターな親、モンスターな子
あまりにハガネが振り回されて、明らかに教師としての職務の範疇を超えて粉骨砕身で走り回っていて、とても辛くなる気持ちに襲われます。
こんな学校に、子どもを通わせたくない!と、すごく思ってしまい、小さい子を育てる身としては、なかなかにキツイ物語。
でも、興味関心があるテーマばかりなので、読む手がとまらない!!!
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面白いです
かなり濃いストーリーです。勧善懲悪とはなりきらないので、「え、こんな落ち??気分悪いままなんだけど!許せないんだけど!」と憤慨するストーリーも多く、心が健康でないときに読むのはしんどすぎます。
ハガネに降りかかる試練が、きつくて可哀そうで、あまりスッキリとした気持ちにはなりません。面白いので、読む手は止まりませんが。 -
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主人公の小学校教師芳賀稲子は問題児クラスを担当することになるけれど、そこの生徒たち一人一人と向き合い問題を解決していきます。
金八先生なども彷彿とさせる内容ですが、本作の場合はそれが小学生相手であるところに、難しさとオリジナリティを感じさせる作品。先生って大変な仕事だよなぁとは思いますが、ハガネみたいな先生がいたらいいなぁと思いながら読みました。 -
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「夜廻り猫11」に登場する宇宙人「トロ」はいかにして地球にやって来たのか?そのいきさつが「居酒屋ワカル」のあとがきに描かれている。
ワカルはまだ子猫のせいか、わがままで甘えん坊、ちょっと悪い心も時々ちらり。でも優しいさっちゃんに保護され、居酒屋をオープンして大活躍?
手抜きのメニューから美味しそうなレシピまで詳しく書かれていて、役に立ちます。
居酒屋に集う人々、子育て上手な「都営大江戸線の鎌鼬」等々、ユニークなメンバーが楽しい。「夜廻り猫」の前の巻に登場した3老紳士が素敵なホストとして現れる第42話など愉快。
ついつい前の巻を引っ張り出しては読みふけり、「猫」の沼にズブズブとはまっています。 -
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発売日を待ち構えて、入手。お気に入りのシリーズ。一話づつ、ゆっくりじっくり味わって読む。
猫がしゃべるなんてファンタジー?でもその下には、孤独や貧困、差別やいじめに悩む人びと。小さな理不尽な事に心迷わす人々に寄り添う優しい心が描かれている。相手が猫だから話せるのですよね。
様々な状況の猫や犬、カラス、そして宇宙人?まで、それぞれの性格が綿密に丁寧に描かれていて楽しめる。
ページを開いて、まず右面のキャプションと絵を見て想像してから、左面の8コマを読むと……。構図とキャプションの感性に脱帽!
「ホントの夫婦」に大共感して大笑い。「米が消えた冬」にはしんみり考えさせられました。作者の深谷さんって、 -
Posted by ブクログ
猫の日が近いと騒いでたら同僚が貸してくれた本。
マンガだと高を括ってたけど、かなりボリューミーな上に、一体なんでこんなに泣けるの…。
人情(猫情??)ハンパないストーリーにじわっと涙が滲みます。
野良猫の遠藤平蔵。
夜な夜な心で涙している人間に寄り添い話を聞いては、皆の心の傷を癒して回る。
人は皆、いろんな事情で涙をこらえて生きてるんだなぁと思うと同時に野良猫社会の厳しさも垣間見える。
野良猫の命は2,3年。
猫同士「来年も新年会できるといいな」「また一緒に桜が見れるといいな」と言いながら孤独に暮らす。
平蔵は何故にいつ死ぬかも分からぬ野良猫なのに、人の哀しみをもらいに行くんだろ。
ねこ -
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喫茶夜廻猫
翔太くんの個人的災害の短編
個人的な名言抜粋(^ ^)
「あったんじゃないですか?個人的災害が」
「私がお金出すのも嫌がるけど、そういうとこ偉いけど誰の為? 中略 翔太くんは沽券が大事なんだよ...私より」
「行った者は頑張っている 残った者も頑張っている...それでいい」
「待つ者は何はなくとも帰って欲しいと思うけれども、行った者は手ぶらでは帰れないと思うから」
「みんながすごく褒めてくれるからいたたまれない、褒められるようなことはしてない気がする...苦しんだけど...それと努力は違うよな」
「でも、これからは頑張る!、頑張れるって幸福なことなんだ」
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食べものに特化した本のようです
夜廻り猫シリーズは1・2巻あたりを試し読みし、すっかりファンになりました。
こちらはそのシリーズでも、食べものが絡んだエピソードを取り出しているようですね。
冒頭の、水彩っぽいカラー原稿のレストランも非常に素晴らしかったですね。これを読んだだけでもある意味、満足でした。
作者の他の作品も是非、読みたいですね。そう思わせる力を感じますね。 -
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喜怒哀楽に寄り添う作品ですね
だんだん猫側の登場人物も増えてきますね。人側も、1巻から引き続き登場する家族や人もいたり、1回きりっぽい人もいたりで。
主人公・平蔵と重郎の絆とか、新たに夜廻り猫として出てくるワカル君のエピソードとかも良いですね。孤独な演説猫に寄り添う飼い猫も、どうやら恋の予感がして……打ちひしがれた人に寄り添うだけでも価値はあるのでしょうね。
こういうまんがそのものは世の不条理や不正義にが無力かも知れませんが、読んで良かったと思わせるものが強くあって、支持される理由、分かりますね。
どんなTVアニメになるのか、とても楽しみですね。 -
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喜怒哀楽に訴える名作ですね…
どちらかと言うと辛かったり寂しかったりといった話が主軸でしょうが、個々のエピソードが見事の一言に尽きますね。なるほど手塚治虫文化賞短編賞受賞も納得の、極めて良質で心に染みる作品ですね。
遠藤という名前の猫が秋田・男鹿半島の「なまはげ」よろしく泣く子はいないか、と夜廻りを続ける話で、基本、8コマまんがです。時折、続きものもあります。登場人物も繰り返し出てくる家族や人もいますし、1回きりの人も多いです。途中から仲間の猫も加わったりします。
こういう非常に良質な作品にも出会えるのが試し読みの良いところでしょうね。
これは本をきっちり買いたいですね。