古田徹也のレビュー一覧

  • はじめてのウィトゲンシュタイン

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    全く予備知識はなく、なんとなくウィトゲンシュタインに興味があった、ただそれだけの理由で読んだがとても面白く、知的好奇心を喚起させられた。

    彼の人生と思想の骨組みを様々な具体例と実際の文から浮かび上がらせてくれたので、これを読めば原著にあたる上でのハードルがかなり下がるように思われる。とりあえずまで、読んでみようと思った

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    2021年06月23日
  • 不道徳的倫理学講義 ──人生にとって運とは何か

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    運ってなんなんでしょうね。抗うものか受け入れるべきものか。まぁどっちもなんだろうなぁ。とりあえずあたふたしないようにしときます。思考が止まってしまうしね。しかし、この著者の本は読みやすくてよろし。読みやすいって大事よね。

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    2021年03月15日
  • 不道徳的倫理学講義 ──人生にとって運とは何か

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    運と倫理と幸福の兼ね合いの難しさというか、そういった主題で古代から現代に至る哲学・倫理学の変遷を辿っている。

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    2019年10月24日
  • 不道徳的倫理学講義 ──人生にとって運とは何か

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    就職、結婚、ギャンブルみたいなもん!人生すべて博打!!\(^_^)/大金をかき集めるのでなく気高く生きる(^o^)

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    2019年10月12日
  • 言葉の魂の哲学

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    言葉遊びが好きで常套句とかクソじゃと思ってる人間としては自分の可能性を肯定されたようでなかなかイカした本でした.いやでもホント思考停止はいかんよな.そして読んでて思ったのはこいつはお笑いにも通ずるお話であるよなと.てことでお友達の漫才師にも一読お薦めしておこう.

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    2018年05月30日
  • いつもの言葉を哲学する

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    いかに普段自分が言葉をぞんざいに扱っていたかということを突きつけられた気がする。この本では語源に関する雑学めいた話から報道のありかた、そして政治についてまでと話題が広がるが、これら身の回りに存在する様々なことについて、なにがしか考えたり意識したりするきっかけを作ってくれた。

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    2026年08月09日
  • いつもの言葉を哲学する

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    1章のいくつかの話題は、まさに日頃何気なく使っている言葉に哲学という灯りをあてて、新たな気づきをもたらしてくれて面白かったのだが、雑誌に掲載した文章の寄せ集めにありがちな散漫さが、読み進めるにつれて気になるようになってしまった。この書籍を世に出すことに、著者がどれほどの熱量を持って取り組んでいるか、ということが自ずと伝わってきて、先に読んだ新書のような強い印象は望むべくもなかった。

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    2026年07月10日
  • 懐疑論 古代ギリシアからデカルト、陰謀論まで

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    ネタバレ

    懐疑論とは何だったのだろうか、という疑問には回答が得られなかったような気がする。懐疑論の歴史、いわゆる西洋哲学史についてはわかったが、いまひとつぼんやりである。ただ、懐疑論と懐疑主義は違うという意見には納得できる。

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    2026年03月27日
  • いつもの言葉を哲学する

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    日常使う言葉、見る言葉、気になる言葉を、問うたり磨いたり掘ってみたり振ってみたり(?)。そうやって、それが何なのかを知ろうとする試み、それが哲学なのだろうか。それって何だか科学と同じだな、と感想を書きながら今思った。何か新しいものは生まれなかったけれど、言葉がまたひとつ、自分のニオイがするものになった気がする。
    ちょっと政治色が強い節があるので、そこは著者の本領から、読者が勝手に離れてしまうのではないかと懸念した。まあでも、書かれた時期がそういう時期だ。

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    2025年08月26日
  • いつもの言葉を哲学する

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    22ページにある
    「言葉を学ぶことは、社会のあり方や生活のかたちを学ぶこと」
    この言葉に強く共感する。今私たちの頭の中でほとんどの場合、言葉が川を流れるように考え事をしている。それを表現するとき、いかにベストな言葉を使用し、相手にうまく伝えるか。それは日々の鍛錬であり、疑問を持ったり興味を持つことが大切だ。

    流行り言葉の「エモい」や「メロい」などの言葉も偶然生まれたように見えるが、そこには今まで使われてきた日本語の規則性のようなものが垣間見える。
    現代社会において、今まで言語化していなかったものが言葉になったとき、方言がだんだん日本中に浸透していったとき、なんとなく時代の変化を見ているようで楽しい。つまり、言葉は楽しい。

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    2025年07月17日
  • シリーズ「あいだで考える」 言葉なんていらない? 私と世界のあいだ

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    ネタバレ

    すごい、面白い、楽しいなどの多義的かつ抽象的な感想を言うことで思考も単純化されていくという警鐘が心に響いた。やはり思考をアウトプットするって大事で、そのための語彙を増やすことも必要不可欠。
    カタカナで使われているサービスなどの単語が多義的で日本語で訳しづらいからというのも納得がいった。

    10代向けだからか3章までは常識的な説明に感じてしまったので星3つ。

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    2024年11月10日
  • いつもの言葉を哲学する

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    すべての哲学は、言語批判である。
    ウィトゲンシュタインの言葉だという。
    この立場から身近なことばの在り方を観察し、批判的に捉え返したのが本書だということだ。

    ことばの中には過去の文化が蔵されている。
    新しい言葉の中に、新しい世界の見方が表れている。
    発言という行為には応答の責任が伴う。

    ことばのもつ危うさにも言及されていた。
    大きな主語での語りのおおざっぱさ。
    批判が非難と同義にされ、批判が忌避される日本の言語環境。
    十分吟味されないで導入された新語による視野の固定。
    誤用が定着することでおきるコミュニケーション不全。

    文章が上手で、非常に読みやすい。
    (この人はあと数十年したら、きっと新聞紙上の鷲田清一さんのポジションにいるのではないかと思う。)

    取り上げられた内容は、どこかでこれまでに読んだことがあるような。
    哲学の人だけでなく、言語学の人も問題にしている内容でもある。
    誤用が定着することを危険、としているところは、哲学者だなあ、と面白く感じたところではあったけれど。
    勝手に私が期待しすぎているだけかもしれないが、もう少し突っ込んだ議論があったらなあ、と感じる。

    たとえば、やさしい日本語についての議論。
    私は10年以上ボランティアとしてやさしい日本語を使う仕事をしている。
    その立場から言って、本書の議論にはやや疑問が残る。

    筆者は、やさしい日本語が日本語の豊かさを損なったり、日本語での思考を単純化したりすることを危惧している。

    理屈としては、ごもっとも。
    が、やさしい日本語は、実践家の中でいろいろな立場はあるかもしれないが、少なくとも自分たちにとっては、「緊急避難」的に用いるものだ。
    情報から取り残される人を少しでも少なくするために、限界を意識しつつ使うもの、と言ったらいいだろうか。

    やさしい日本語を使ってみれば、すぐに表現の限界にすぐにぶち当たる。
    だから、例えば専門的な内容の文書や表現そのものを楽しむ文芸的な作品にまでやさ日にすることは、まずない。
    やさしい日本語に関わっている人ほど、このような「住み分け」を意識するのではないかと思う。
    すべての表現をやさ日化すべきだと主張する人がもしいるとすれば、それはやさ日を表面的にしか知らない人ではないのかと思う。

    また、筆者が危惧するほど、やさしい日本語が日本社会に広がるとも思えず、規範化もしない気がする。
    グロービッシュやベーシック・イングリッシュの話を思い出す。
    簡略言語は、ネイティブには広がらない。
    身につけるメリットが感じられないからだ。
    関わっている者の立場からは、もう少し関心を持ってもらいたいとさえ思うが、これが現実。
    そう考えていくと、筆者の危惧は、理屈としては理解できるが、今自分が見えている現実とはかなり異なっているように思われる。

    あとは、謝罪についての議論も、もう少し詳しく掘り下げてほしかった。

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    2023年03月12日
  • はじめてのウィトゲンシュタイン

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    この本自体は分かりやすかったけど、ウィトゲンシュタインの哲学が面白いとは思えなかった。科学、数学が発展する中で哲学が重要性を失っていく時代に起きた話と感じた。哲学界では重要な話かもしれないが、世の中全体での重要性はよく分からなかった。

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    2022年12月30日
  • ウィトゲンシュタインと言語の限界

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    ヴィトゲンシュタインの標準的な理解を得るためになにか読もう、という人にまず勧めるようなものではないが、さすがにアドの書くものなだけあってふつうにおもしろい。というかアドがヴィトゲンシュタイン読んでたのを知らんかった。

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    2022年07月29日
  • いつもの言葉を哲学する

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    ジェンダーに関する言葉について考えるきっかけを与えてくれた。基本は時々哲学者の言葉が引用される言葉に関する違和感をテーマとしたエッセイ集。

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    2022年03月12日
  • 言葉の魂の哲学

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    ウィトゲンシュタインとカール・クラウスの言語論についての検討をおこないつつ、「生きた言葉」や「魂ある言葉」とはなにかという問いを考察している本です。

    本書ではまず、中島敦とホーフマンスタールの二編の小説がとりあげられ、それらの作品に見られる、いわゆる「ゲシュタルト崩壊」と呼ばれる現象に注目がなされています。その後、ウィトゲンシュタインの言語論、とりわけアスペクト盲をめぐる議論についての検討がおこなわれています。

    後期ウィトゲンシュタインの言語論は、ときおり「意味の使用説」といったことばでまとめられることがありますが、本書では、ウィトゲンシュタインがことばが帯びているアスペクトないし「表情」について検討をおこない、一方では彼が言葉のうちに宿る「魂」の実体化を否定しながらも、他方ではことばを理解しているといえるためにはそのつかいかたを知っているだけではなく、言葉を体験しているのでなければならないという考えをいだいていたことが指摘されます。著者は、「ぴったりと合う」ことばをさがしているときの体験などを例に、ことばのアスペクトを次々と見わたしていくことによってことばの輪郭が把握されるという見かたを提示しています。

    つづいて、こうしたことばの見かたにもとづいて、クラウスの言語観が検討され、とりわけことばがたんなる伝達のための道具ではなく、「かたちを成す」機能をそなえていることに目を向けています。さらに、マス・メディアなどを通じて紋切り型のことばが流通することの危険性にいち早く目を向けていた思想家としてクラウスを評価し、ことばへのかかわりが倫理的な問題につながっていることを展望しています。

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    2021年12月27日
  • 言葉の魂の哲学

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    今一番楽しみな本。

    20210426
    言葉を選びとること、自分でもよくわかっていない常套句で迷いを手っ取り早くやり過ごさないことの大切さを、ヴィトゲンシュタインやクラウス、中島敦の文字禍などを通じて論ずる本。かいな。

    哲学は必要だ、むしろ重要だと思います。そんなものないほうが波風たたないと思うけど、多面的な視点があると世界の見え方がかわるのだろうなぁ。

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    2021年04月26日