あらすじ
人間は、つねに疑念を抱く生き物である。
錯覚や幻覚、虚偽(フェイク)や真実(トゥルース)、善や悪、陰謀論とどう付き合い、向き合うか。
ヒントは古来、思想家たちが探究してきた懐疑=判断保留の哲学にある。
古代ギリシアで興った懐疑論は、ルネサンス期に再発見され、近代にデカルトやヒュームらが展開し、ウィトゲンシュタイン以降、新しく花を開く。
2500年の軌跡から人間の思考の落とし穴を知り、心の平安にいたる手引書。
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Posted by ブクログ
確実性を求め「全てを疑う」近代の懐疑論ではなく、判断保留で心の平穏(アタラクシア)を目指す古代懐疑主義を。
精査論・吟味論・審議論とも言えるような。
「疑うには固定された足場(生活形式)が必要」という視点が鮮やか。何でも斜に構えがちな現代の冷笑的な態度への処方箋となり、自分の立つ地面を見つめ直すきっかけを与えてくれます。