古田徹也のレビュー一覧

  • シリーズ「あいだで考える」 言葉なんていらない? 私と世界のあいだ

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    ネタバレ

    すごい、面白い、楽しいなどの多義的かつ抽象的な感想を言うことで思考も単純化されていくという警鐘が心に響いた。やはり思考をアウトプットするって大事で、そのための語彙を増やすことも必要不可欠。
    カタカナで使われているサービスなどの単語が多義的で日本語で訳しづらいからというのも納得がいった。

    10代向けだからか3章までは常識的な説明に感じてしまったので星3つ。

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    2024年11月10日
  • いつもの言葉を哲学する

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    すべての哲学は、言語批判である。
    ウィトゲンシュタインの言葉だという。
    この立場から身近なことばの在り方を観察し、批判的に捉え返したのが本書だということだ。

    ことばの中には過去の文化が蔵されている。
    新しい言葉の中に、新しい世界の見方が表れている。
    発言という行為には応答の責任が伴う。

    ことばのもつ危うさにも言及されていた。
    大きな主語での語りのおおざっぱさ。
    批判が非難と同義にされ、批判が忌避される日本の言語環境。
    十分吟味されないで導入された新語による視野の固定。
    誤用が定着することでおきるコミュニケーション不全。

    文章が上手で、非常に読みやすい。
    (この人はあと数十年したら、きっと

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    2023年03月12日
  • はじめてのウィトゲンシュタイン

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    この本自体は分かりやすかったけど、ウィトゲンシュタインの哲学が面白いとは思えなかった。科学、数学が発展する中で哲学が重要性を失っていく時代に起きた話と感じた。哲学界では重要な話かもしれないが、世の中全体での重要性はよく分からなかった。

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    2022年12月30日
  • ウィトゲンシュタインと言語の限界

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    ヴィトゲンシュタインの標準的な理解を得るためになにか読もう、という人にまず勧めるようなものではないが、さすがにアドの書くものなだけあってふつうにおもしろい。というかアドがヴィトゲンシュタイン読んでたのを知らんかった。

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    2022年07月29日
  • いつもの言葉を哲学する

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    ジェンダーに関する言葉について考えるきっかけを与えてくれた。基本は時々哲学者の言葉が引用される言葉に関する違和感をテーマとしたエッセイ集。

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    2022年03月12日
  • 言葉の魂の哲学

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    ウィトゲンシュタインとカール・クラウスの言語論についての検討をおこないつつ、「生きた言葉」や「魂ある言葉」とはなにかという問いを考察している本です。

    本書ではまず、中島敦とホーフマンスタールの二編の小説がとりあげられ、それらの作品に見られる、いわゆる「ゲシュタルト崩壊」と呼ばれる現象に注目がなされています。その後、ウィトゲンシュタインの言語論、とりわけアスペクト盲をめぐる議論についての検討がおこなわれています。

    後期ウィトゲンシュタインの言語論は、ときおり「意味の使用説」といったことばでまとめられることがありますが、本書では、ウィトゲンシュタインがことばが帯びているアスペクトないし「表情」

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    2021年12月27日
  • 言葉の魂の哲学

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    今一番楽しみな本。

    20210426
    言葉を選びとること、自分でもよくわかっていない常套句で迷いを手っ取り早くやり過ごさないことの大切さを、ヴィトゲンシュタインやクラウス、中島敦の文字禍などを通じて論ずる本。かいな。

    哲学は必要だ、むしろ重要だと思います。そんなものないほうが波風たたないと思うけど、多面的な視点があると世界の見え方がかわるのだろうなぁ。

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    2021年04月26日