エイドリアンマッキンティのレビュー一覧

  • コールド・コールド・グラウンド

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    微妙。シリーズが続き評価がどんどん高まっているようだが、もうエエかなって気もする。なんか会話の訳の違和感が最後まで気になって。

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    2023年02月05日
  • サイレンズ・イン・ザ・ストリート

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    慣れてきたのか、前作よりも読みやすかったです。
    とりあえず1巻の序盤で投げ出さなくて良かったです。
    このままシリーズを追いたいと思います。

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    2023年01月23日
  • コールド・コールド・グラウンド

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    ネタバレ

    読み手として、アイルランド統治法とか時代背景をよくわかっていないという点で致命的である上に、もともと翻訳小説が苦手な私は読むのがいつもより3倍くらいかかったのですが、次巻からどうなるのなかという終わり方だったので次巻も頑張って読みたいと思います。

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    2023年01月16日
  • アイル・ビー・ゴーン

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    <刑事ショーン・ダフィ>シリーズ第三弾。今作を以て第一部完結らしいが、地味な前作とは打って変わり、サッチャー首相を狙ったIRAによる爆弾テロ(史実)を物語に絡めた中々スケール感の大きい仕上がり。売りでもある<密室殺人>のトリックは予想の範疇だったが、作品世界に【異物】を然程無理なく取り込めている点は着目すべきだろう。しかし、密室の謎解きに頁を取り過ぎた所為で、ダーモットとの因縁や終盤の大立ち回りは書き込みが浅く、些かバランスの悪い印象。そして、MI5がここまでショーンに肩入れする理由が未だよく分からない。

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    2022年07月22日
  • レイン・ドッグズ

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    ネタバレ

    「古城での密室殺人」に惹かれて読み始めたが、期待していたテイストのものではなかった。
    本格推理というファンタジーの世界に浸りたかったのに、テロや性的搾取などの現実的な警察ものがメインだったのと、「あい」などの違和感のある口調(訛りを翻訳したのだとは思うが…)が気になって、素直に読み進めることが難しかった。

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    2022年06月16日
  • コールド・コールド・グラウンド

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    ネタバレ

    1980年代初頭の北アイルランド。
    主人公の熱血衝動よせばいいのに行動や皮肉と混乱を読んでて実に疲れる。途中までは退屈で何度も止めようかと思いながらも魅かれるモノがあって後半75%くらいから俄然話が転がり出す。ここまで我慢できるかどうか。
    シリーズ物なので次も読んでみようと思う。


    作品紹介・あらすじ
    武装勢力が入り乱れ、混迷を極める80年代の北アイルランド。殺人現場に遺されたオペラの楽譜は犯人から警察への挑戦状なのか?

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    2022年04月10日
  • サイレンズ・イン・ザ・ストリート

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    <刑事ショーン・ダフィ>シリーズの第二作目。前作では然程意識しなかったけれど、このシリーズがハードボイルドの様式美に則っていることを改めて実感。本筋にデロリアン社の没楽という史実を絡めるのは面白い試みだが、謎解きに関しては前作以上に後出し感が強く、終盤の展開も些か芸がないような気がする。ミステリーの骨子までチャンドラーに倣わずともよかろうに。どん詰まりのブレナン警部を尻目に、クラビーとの信頼関係が育まれる様子には心惹かれるものの、ショーンに対してこの冗長な物語を牽引する程の魅力が感じられないのが難点です。

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    2021年12月22日
  • コールド・コールド・グラウンド

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    北アイルランド紛争に関する知識がない私は、解説なしでは各組織の対立関係を全く理解出来なかったと思う。一触即発の紛争地域が舞台ではあるものの、警察署の面々の牧歌的な雰囲気やウィットに富んだ会話により、緊張感は適度に抑え目。インテリな設定に反して直情径行な主人公・ショーンには共感し難いが、今作がダークヒーロー誕生というシリーズの序章的位置付けならば、終盤の展開はさもありなん。しかし、こと謎解きの点においては冗長さの割に不満の残る仕上がり。続編も読もうと思うが、シリアスなシーンに『あい』はやはり不似合いな気が。

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    2021年11月04日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    ネタバレ

    もしかしたら誘拐された娘が解放されて終わる第一部だけで物語を閉じてしまってもよかったかもしれません。強烈に後味の悪い話になるでしょうが。

    とはいえ第二部では、事件後の被害者であり加害者である主人公たちの精神的に疲弊していく様子、これからずっと不安や終わりのない閉塞感を抱えて生きていくこと、そこから脱却しようと行動する、それと交互に黒幕たちのエピソードがあり、短い場面展開でどんどん読ませていく手法にのせられて物語の先へ先へ。

    最後はハリウッドアクション映画みたいな展開でしたが、まあ満足。
    メキシコカルテルの人質制度とチェーンレターから着想を得たとのことに感心しました。

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    2021年08月28日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上

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    IRA全盛時代のかなり荒れた時代のアイルランドを舞台にした警察小説でかなり評価された作家なのだけど思ったような儲けが出ないということでUberのドライバーに転身していたというから驚き。大家のドン・ウィンズロウが才能を惜しんで自分のエージェントを紹介して書かせた作品、ということのようで興味津々で手にとってみた。本作の舞台は現代のアメリカでタイトルから想像できるとおり誘拐がテーマ。シングルマザーで癌闘病中の主人公の一人娘が拐われる。解放の条件は身代金を払うことと別の子供を攫って同じように身代金を払わせ別の子供を拐わせること。いわば被害者が加害者を兼ねる形になり苦悩も深まるのだが全体を監視しコントロ

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    2020年11月16日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    後半、怒涛のテンポで進んでいく。上巻のハラハラドキドキとは少しテイストが変わり、レイチェルのチェーンを断ち切る為に立ち上がる様子が丁寧に書かれていた。ラスト80ページ、悲鳴をあげた。

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    2020年06月01日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上

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    現代ネット社会の闇を映したミステリー小説の上巻。主人公・レイチェルの娘のカイリーが誘拐され、レイチェルは身代金&他の子供の誘拐を指示される、レイチェルは誘拐した子供の親に身代金&誘拐を指示し、被害者から加害者へと変わり、その後も誘拐はチェーンの様に連鎖していく。登場人物はSNSを使って他人の個人情報を把握し誘拐を企てる等、SNSによりすべての情報が筒抜けになる現代のネット社会を皮肉った側面もありつつ、展開もスピーディーで非常に面白い。絶妙なところで終わり、下巻へ続く。

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    2020年03月28日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    下巻ではしょっぱなからギアあげつつ、途中からハリウッドライクな(FPSゲーム的な)アクションありのノンストップ展開でラストまで進行する。銃やらドラッグが日常化しているアメリカならではの展開かつ、アメリカ社会に蔓延するウーバーイーツなどのシェアリングビジネス&Facebookになどのソーシャルネットワークに警鐘を鳴らす作品でもある。あらゆることがネットで出来るようになったので便利な世の中になったが、我々が思っている以上に周囲に情報は筒抜けであると再認識させられた。

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    2020年03月28日
  • コールド・コールド・グラウンド

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    ネタバレ

    血の日曜日事件に代表される紛争真っ只中の北アイルランドが舞台。

    カトリックでありながらプロテスタント優位の警察で奮闘するダフィが主人公。

    テロ組織絡みの殺人事件が発生し、一旦は同性愛連続殺人事件に物語が進んでいくが、最後はまた紛争絡みに戻る。

    ラストのダフィが襲われたあたりからはMI5も参戦し、イギリス連邦にまたがって事件は広がり、怒涛のラストを迎える。

    北の大地でカトリックでアイルランド紛争、もう設定そのものがハードボイルドである。

    また、アイルランドの日常が何ともなまなましい。
    車に乗る前に爆弾が仕掛けられているかどうかを確認する、
    パトロール中にデモに巻き込まれ狙撃される、など

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    2020年02月22日
  • コールド・コールド・グラウンド

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    ネタバレ

    チャールズ皇太子とダイアナが結婚式を挙げる時代のアイルランドを舞台にしたミステリー。同性愛者が連続で殺される事件を主人公のダフィー巡査部長が解き明かす。ダフィーはどこか一匹狼の、ある意味よく小説に登場する刑事であり、キャラの魅力で本作を読み進められる。後半は意外な真相に迫り、ダフィーが危機に陥りながらも逆転するところなどでは心拍数が上がる。

    さて、本作品ではイギリスとアイルランドの複雑な関係について少し知識を入れてから読んだ方がもっと楽しめると思う。IRAは知っていたけど、それ以外の組織は知らないので、混乱した。また、カソリックとプロテスタントの関係も予備知識として持っていた方が良い。

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    2020年02月05日
  • コールド・コールド・グラウンド

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    訳文がしっくりくるまで時間がかかった。主人公たちが使う「あい」という返事の原文は何かわからないがそう訳す必要あり?またアイルランドの複雑な政治宗教事情も理解が難しい。でもこちらは分かってくるとだんだん面白くなってくる。ストーリー自体は楽しめた。ただ主人公については本作ではあまり魅力を感じなかった。次作以降どういう展開になるか読んでみたいとは思います。

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    2019年04月14日
  • コールド・コールド・グラウンド

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    「IRA=テロ組織」くらいの知識しかなかったので、カトリックとプロテスタントそれぞれに根ざしたいくつもの組織の複雑さに最初は混乱してしまった。それでもだんだん何となくわかってきて、どんどん読んでいけた。とにかくその背景設定が新鮮。

    ただ、何と言うかその背景の割に展開と主人公のキャラが軽いような気がする。それと、翻訳を絶賛している評を見かけたけど、私はどうもなじめなかった。「あい」っていうのがなあ…。

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    2018年12月27日