エイドリアンマッキンティのレビュー一覧

  • ガン・ストリート・ガール
    久しぶりにハードボイルドを読んだ
    ミステリーでもサスペンスでもなくハードボイルドだ
    フォローしている誰かのレビューを読んでエイドリアン・マッキンティに興味をもったのだが誰かは忘れた
    くそったれ

    ハードボイルドを構成する要素は4つある
    ドラッグとセックスと暴力、そして能書きだ
    こいつには全て詰まって...続きを読む
  • レイン・ドッグズ
    北アイルランドにある古城の中庭で女性の転落死体が発見された。事件当時の現場は、城門は固く閉ざされ、城壁を乗り越えない限りは中に入ることは出来ない完全な密室状態だった。さらに、事件の捜査に臨むショーン・ダフィの元に警察高官が爆殺されたという連絡が入る。彼はIRAの手によって殺されたというが……。

    ...続きを読む
  • ガン・ストリート・ガール
    富豪の夫妻が射殺される事件が発生した。当初は家庭内の争いによる単純な事件かと思われたが、容疑者と目されていた息子が崖下で死体となって発見される。現場には遺書も残されていたが、彼の過去に不審な点を感じたショーン・ダフィ警部補は、新米の部下と真相を追う。だが、事件の関係者がまたも自殺と思しき死を遂げ……...続きを読む
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下
    発想が面白い

    子供を守る母親の強さ
    父親の弱さ
    類型的に過ぎるけど、わかりやすい。
    強くなっていく母親、
    それを表現するための、言葉使いの変化
    本来なら決して使わないような汚い言葉を使うことで、自分を奮い立たせる母親
    そこのところをもう少し丁寧に翻訳してほしいと感じるのは欲張りすぎか
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上
    娘が誘拐される。誘拐犯からの要求は身代金と誰か他の子どもを誘拐すること。そして何より"チェーンを途切れさせないこと"。誘拐された側の緊張感と誘拐する側の緊迫感を読みながら同時に味わう本書、一気に読んでしまいそうなところ勿体ないのと心臓によくないのとで、ちびちび読んでしまった。大御所ミステリ作家の方々...続きを読む
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下
    被害者はどうせやられっぱなしだろうと加害者が思い込むのも無理はないほどに追い込まれた状況下、母と娘は果たして立ち直れるのか。ましてやサイコパスの双子が完璧に築きあげた「チェーン」に対し反撃することは可能なのか。
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上
    80年代の紛争下の北アイルランドから一転してアメリカに舞台は移り、誘拐犯罪を連鎖させる「チェーン」に絡め取られ心ならずも罪を犯す母親たちは苦悩と奮闘の末に子供を取り戻しはするのだが…
    上巻だけで完結した作品になり得る、それほどまでに徹底的に連鎖誘拐の卑劣さを描ききっている。しかし作者はその後を敢...続きを読む
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下
    もしこの連鎖誘拐(チェーン)が現実のどこかで起きていたらと想像させられるくらい場所や情報が生々しくリアルで緊迫感があった。誘拐という犯罪の卑劣さ、そしてそれがわかっていても家族のために行わなければならない辛さとの葛藤。読者である私自身が強く感じ、読んでいてどうしようもなく辛い気持ちに感情移入してしま...続きを読む
  • コールド・コールド・グラウンド
    北アイルランド ベルファスト都市圏の片隅にあるキャリックファーガスの王立アルスター警察巡査部長ショーン・ダフィが主人公。Stiff little fingers やラモーンズを好んで聴いたりキャッチ22を愛読するなど魅力的な人物で周囲の刑事たちも「あい」と土地訛りで返事したりしてて小気味良い感じ。物...続きを読む
  • アイル・ビー・ゴーン
    舞台は北アイルランド。
    凶悪犯を収監する刑務所から大規模脱獄が発生した。

    かねてからの素行の悪さが仇となり、警部補から巡査部長へ降格され、国境付近で死と隣り合わせのパトロールを続ける日々を苦々しく耐え忍んでいるダフィは、脱獄班の一人であるIRAの大物テロリストであり旧友であるダーモットの捜索を秘密...続きを読む
  • ガン・ストリート・ガール
    北アイルランド問題がピークだった頃のアイルランドを舞台とした警察小説の邦訳最新。すごく大雑把に背景事情を説明すると...プロテスタントのイギリスに領有されていたカトリックのアイルランドが独立した時にアイルランドのプロテスタント住民が多い北部だけがイギリス領として残った、そこの領土問題。北アイルランド...続きを読む
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下
    面白かった、ナイステンポ!
    皆キツさが魅力的だったな。
    特に己とその大切なもの、その掴んだ手を握り続けようとするレイチェル、カイリー、ピートがやはり。

    大人と子供も、自分で決めた事もそんな己に決まった事も、地続きで。けれども、異なるもので。

    終盤はある程度新鮮さは落ち着く展開だけれど、それはそう...続きを読む
  • ガン・ストリート・ガール
    1作目の段階で翻訳者の方から「4作目を読んでほしい」とお聞きしていたので、読めてほんとうによかった。

    そして5作目がすごいらしいので、絶対にそこまでは読みたいと願っていましたが、読めそうですね。うれしいです。え、6作目はもっとすごい⁈

    1作目からショーンも『あい』も偏愛しています。
    はまる人はど...続きを読む
  • ガン・ストリート・ガール
    随分読みやすくなって取っ付きやすくなった。
    『あい』は一作目から響き好きやったよ、訳者さん。いい仕事してはる。
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下
    娘のカイリーはつらい体験をしたが,無事に帰ってきた。レイチェルが選んだ次の被害者ダンリーヴィもまた,チェーンをうまく継続させた。一見もとの日々が戻ってきたように見えるが,巻き込まれたレイチェル,ピート,カイリーはみな,取り返しのつかない傷を負ってしまった。レイチェルは娘のために立ち上がる決意をする。...続きを読む
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上
    癌治療,離婚と最悪の時期を何とか乗り越え,新生活の第一歩を始めようとしたまさにその日,レイチェルに人生最大の悪夢が訪れる。娘が誘拐されたのだ。しかも誘拐犯からの要求は前代未聞のものだった。

    誘拐犯が,次の誘拐を要求するという設定がすごく興味深くて読んでみた。普通の人がなりふり構わず,しかし良心の呵...続きを読む
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下
    シングルマザーのレイチェルの娘、カイリーが誘拐される。身代金2万5千ドルと、別の子供を誘拐しろと要求が。電話をかけてきた者は、息子が誘拐されている、レイチェルが別の人を誘拐しないと息子が解放されないのだと言う。つまり、チェーンのように、次から次へと誘拐が連鎖していくシステムなのだ・・・

    なかなか面...続きを読む
  • アイル・ビー・ゴーン
    前作で刑事から巡査に格下げされたダフィは、北アイルランドの常に生死が交差する現場で神経をすり減らす日々。そこに脱走した幼馴染でもあるIRAの大物、ダーモット・マッカンを逮捕するため、MI5から刑事復帰を条件に捜査の依頼を受ける。

    北アイルランド紛争を時代背景に、そこで生きていく人たちの重苦しさが根...続きを読む
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下
    娘を救うため、レイチェルは元義兄の退役軍人とともに無関係の子供の誘拐を計画し、実行しようとする。しかし彼らの前には予想だにしないトラブルが立ちはだかり……。はたして誘拐の連鎖に囚われた彼らは〈チェーン〉から脱け出すことができるのか?

    第二部からが、やや見え見えとなるが、そこは勢いで読ませる。この設...続きを読む
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上
    シングルマザーのレイチェルの娘が誘拐された。何者かから、身代金をビットコインで送金し、他人の子どもを誘拐しろと指示されるレイチェル。レイチェルが誘拐した子供の家族がまた身代金を払い、その家族がさらに別の子供を誘拐すれば、娘は生きて解放される。失敗すれば殺されてしまうというのだ。
    謎の人物が仕組んだ...続きを読む