小幡績のレビュー一覧

  • アフターバブル―近代資本主義は延命できるか

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    2020/09/29 小幡績 アフターバブル☆☆☆
    資本主義のダイナミズムの本質は「バブル」
    商品バブル 石油・金・ダイヤモンド・資源開発
    資産バブル 不動産・フロンティア
    金融バブル 債券・株 実物経済に対する資産経済
    株は究極のバブル 未来の夢をお金にする
    イノベーションという名のバブル
    これらバブルのガソリンが「金融緩和」「財政拡張」
    そして究極は「戦争」

    戦後、裏付け資産のない「管理通貨制度」「米ドル覇権体制」が確立したが
    米国経済の衰退とともに、「帝国主義的な搾取体制」が強まっている
    ITとGAFAのフィクションで「ドル覇権体制」を堅持しているが
    ドルのバランスシートが巨大化するに

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    2020年09月29日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    booklovers和田秀樹より紹介
    おもしろい。バブルとはなにかということを非常に分かりやすく解説してくれている。バブルに関するこれまでの数々の疑問に答えてくれた。

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    2018年11月12日
  • 円高・デフレが日本を救う

    購入済み

    アベノミクスの実態

    現在の日本の政治、経済の現状をこれほどまでに正確に把握し、将来への指針を示した名著に感激しました。
    願わくば、政治家と言われる人や、マスコミ関係者がこの本の内容を理解し、国民を導いてくれることを望みます。

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    2015年02月22日
  • 成長戦略のまやかし

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    この20年の間に日本経済から失われたのは、新しいものを生み出す力だ。
    人が力をつけないといけない。新しい知識やイノベーションを生み出す力を持った人がその社会に溢れていることが、持続的経済成長の唯一の道なのだ。
    人の成長なくして経済の成長なし。

    まず人を育てよう。
    第一に、自己投資だ。基礎的な能力は、学校教育や職業訓練などで高めることが必要だ。
    第二に、実践的な人的資本への投資だ。勉強にならない仕事、自分が成長しない仕事では意味がない。

    政策としては、初等教育の充実が最優先だ。学校強化する。手を軸に、基礎教育、実践的職業訓練の基礎となる教育、この2つを徹底的強化する。
    具体的には各都道府県に

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    2014年01月22日
  • リフレはヤバい

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    そもそも、景気が良くなるからインフレになるのに、無理やりインフレを起こすのは順番が逆である、また無理やり円安に持っていくのも日本経済にとって全く良い事ではない、という主張。妄信的にリフレに賛成している人は、自分のメリットだけではなく、全体のことも考えよう。

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    2013年07月08日
  • リフレはヤバい

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    間違いのない名著です。
    現在蔓延っている「リフレ派」の定義、問題点、反論、解決策について分かり易く纏まっていると思います。
    金融緩和によるマネーの氾濫は、資産バブルを引き起こすだけだという警鐘は真摯に受け止めなくてはいけないと思います。

    最後の「場」と「人」を大事にすべし、という一節は素晴らしいです。

    金融関係で少し難しい話も入っているかも知れないですが、お勧めです。
    リフレ派の本と比較すると尚良しです。

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    2013年04月21日
  • リフレはヤバい

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    まずリフレとは何か、なぜリフレなのかから始まって、それが今の日本にそぐわない、ってかまずそれがムリでリフレは外野がデカい声で言ってたのを安倍さんが信じちゃったものだとゆう。
    それ自体はともかく、経済学の知識で知らなかったことや自分の理解を覆す話があって面白かった。
    例えば国債は流動性が高いからめちゃくちゃ需要があると、だから値が下がるとみんな買っちゃうからヘッジファンドが仕掛けてもムダだったこととか、でもみんなが日本国債売りに走ったら銀行が危機、それを止めるために国が資本入れればまた国債乱発、とゆう財政危機スパイラルの話とか、インフレの様々なメリットが実はそうでないとか、金融政策のタコヒモ理論

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    2013年03月11日
  • リフレはヤバい

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    明快。自分の実体験ともリンクする。
    需要喚起しないでインフレだけすすめたら、単純に使える金が減るだけ。

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    2013年03月10日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    勉強会の課題図書だったので読んでみた。■まえがきが刺激的資本主義とはねずみ講のこと。なんていいきっているのが素敵。■サブプライムローン問題の詳解サブプライムローン問題が一体どういう形で起こり、なぜ破綻したのかがよくわかる。具体的で実感のわく説明。今まで目にしたサブプライムローン問題の解説の中で一番分かりやすく、納得度が高かった。■バブルの本質について筆者はバブルには20世紀型と21世紀型があるという。どちらかというと、冒頭の「ねずみ講」というのは20世紀型で、21世紀型はチキンレースであるように思われる。

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    2012年01月09日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    (勉強会本棚のコピペ)
    「経済はねずみ講である」

    この一言に端を発する当書は、
    現代の資本主義経済の仕組みを明解に説明し、
    その仕組みは、常にバブルを生み出すものだと唱えている。

    一見日々成長しているように見える世界経済も
    地球全体で見れば結局ゼロサムゲームに過ぎないということ、
    人間の欲望=常にフロンティアを求めること
    を止めることの必要性、
    を認識させてくれる、非常に興味深い1冊である。

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    2010年10月30日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    わかりやすかったの一言に尽きる。
    サブプライム問題を例に、所謂「バブル」の発生の構造を丁寧に説明してくれている。
    ある事象が発生した原因をトコトン解説してくれているので、知識がぼや~っとしてる人や、はじめて経済を学ぼうとする(自分のような)人が読むと効果覿面なんじゃないかなーと思います。

    おすすめです。

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    2010年05月18日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    金融バブルに関する解説書。バブルであったがゆえにバブルが投資家を引き付けること、バブルに乗った投資家はそれがバブルであることを十分に知っていたこと、バブルの発生が必然で何がバブルであるかは偶然であること、など金融バブルおよび著者が名づけたリスクテイクバブルについて非常に腑に落ちる解説(仮説)になっています。サブプライムローンの仕組みとその崩壊過程についても分かりやすい説明になっています。

    第4章から第6章の2007年2月末から2008年3月の約1年間に渡るサブプライムバブル崩壊を時系列で追った記述は、場合によってはかなり退屈な内容になりがちな中、投資家の想定される心理を描いてスリリングなも

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    2009年12月26日
  • 世界経済はこう変わる

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    一般的に、小売は売上5%以上落ちたら利益でない
    USのGDPの7割は個人消費、個人消費のほとんどが借金、自動車は9割がローン/リース
    自動車業界で売上4割下落
    設備投資は消費ピークにあわせて整備
    資本は希少であったはずだが、金融危機の発端は金余り。資本が力を持たなくなった、資本主義は終わった。資本はあるだけではだめ、効率的に使えるひとが必要。
    欧州の銀行=ユニバーサルバンク=銀証併合
    グラス・スティーガル法の撤廃と州際銀行法の改正→銀行の巨大化、それまでは、バンカメはカリフォルニア、シティはNYCの銀行だった。

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    2009年12月20日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    金融に疎い自分にとっては初めて知ることが多くてとてもためになった。
    まず経済と金融が逆転し、膨張を続ける金融資本。実体経済には限界があるために資本の希少価値も下がるが金融工学や証券化を通して金融の世界の中での価値を上げる。実体経済を離れた金融資本の自己増殖はねずみ講と同じシステムで維持され、ねずみ講と同じように破綻する。それがバブル崩壊。
    そして証券化の意義について。証券化でリスクをオーダーメイドにすることで価値を作り出す。また証券化によって今まで投資対象にならなかったものが「商品化」され、これにより流動性リスクが大きく改善される。そして資産がもたらす利益などから視点がリスク・リターンを軸にす

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    2010年05月29日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    著者は、小幡氏である。東大卒ー大蔵省ーハーバード卒 〜 で現在は慶應准教授。
    基本的には、経済学者だと思うがその分野は「行動経済学」だ。今流行の分野であり、
    今後最も注目を集める分野であると思う。

    本書の内容は、資本主義は「ねずみ構」である。これから始まる。そして、サブプライムの
    本質は、流動性リスクの構築であり、バブルは作られた。ただし、そのメカニズムの理論は
    ない。そして、経済が回復するには、今以上の激痛を受けて、初めて正常化する。その
    覚悟をしておくのは間違いではない。って感じ。

    鋭い。そしてやっと本質が分かったって感じが最も強く残った印象である。
    そして、本書のポイントは上記にも書

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    2009年10月07日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    ?お金はなぜ増えるのだろう←高校生用

    ?経済はどうやって成長し続けるのだろう←大学用

    ?資本主義とはなんだろう←大学院用

    解答:【ねずみ講】

    ひゃ〜資本主義ってそうなんだ!!!!

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    2009年10月04日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    サブプライムショックをはじめとする、バブル崩壊のメカニズムについて説明されています。
    有名な投資家であればあるほど、リスクの高い場所に投資してハイリターンを得ようとするんですね。
    分かりやすくて良かったと思います。専門家の意見は参考になりました。

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    2009年10月07日
  • アフターバブル―近代資本主義は延命できるか

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    弱い人の気持ちを最優先しないといけない、被害者の心に寄り添う、という名の下に、非合理な弱者、被害者の過大な要求を社会としてすべて受け入れなければならない。合理的な説得も許されず、非合理な被害者の声を、そのまま受け入れることを強要される同調圧力が支配する状況…社会全体の圧力で合理性がすべて抹殺される社会になっている。

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    2022年08月08日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    リーマンショックの直後に書かれた、当時のバブルの発生のメカニズムを描いた本
    1.バブルが起きている最中投資している人はそれがバブルだと承知している。
    2.プロの投資家(ファンドマネージャー)は、バブルが発生しているときにはバブルに投資しないと競争に勝てない。
    3.したがってプロであるほどバブルに投資をする。
    4.バブルには実態がないことが多いが、(実態があっても実態とかけ離れた価格形成になるが)そうであるほど、プロとしての投資妙味がある。

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    2019年05月21日
  • すべての経済はバブルに通じる

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    資本主義とは「ねずみ講」である、
    という身も蓋もない話
    (そして、それは本質かもしれない)
    が述べられる。

    バブルの発生と崩壊について、
    後付けではあるものの、
    時系列で説明される4〜6章が面白い。

    今(2011年8月)の株安、円高の状態も、
    同じように、投資家心理からの説明を
    考えてみたい。

    [more]
    (目次)
    第1章 証券化の本質
    第2章 リスクテイクバブルとは何か
    第3章 リスクテイクバブルのメカニズム
    第4章 バブルの実態―上海発世界同時株安
    第5章 バブル崩壊1―サブプライムショック
    第6章 バブル崩壊2―世界同時暴落スパイラル
    第7章 バブルの本質
    第8章 キャンサーキャ

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    2018年10月12日