リフレはヤバい

リフレはヤバい

ビジネス・実用
1,100円 (税込)

5pt

リフレとは、インフレをわざと起こすことである。

リフレ政策は、2012年12月の衆議院解散総選挙で、デフレ脱却のためにリフレ政策をとることを公約に掲げて、安倍自民党が総選挙を圧勝したことから、一躍、一般にも有名になった。

しかし、これは最悪だ。善意で主張した政策が、誤った政策だからだ。しかも、それが国民に受けている。彼は、さらに正義感を強め、日本のために、自分を犠牲にしても、リフレ、インフレを起こすことを主張するだろう。誤った政策を実現するために。

しかし、リフレは、最悪である。日本経済が崩壊する可能性があるからだ。なぜなら、リフレが国債を暴落させるからである。国債が暴落すれば、国債を大量に保有している銀行は、経営破綻に追い込まれる。その結果、金融危機から実体経済の危機へ……。

たしかに、リフレ政策を取るとハイパーインフレが起きるというのは極論であり、間違っている。インフレを起こせないのに起こそうとするリフレ政策をとることが問題なのだ。インフレが起きないのに、インフレを起こそうとすれば、歪だけが蓄積する。その歪が、副作用という言葉を超えて日本経済を危機に追い込むことになる。

本書では、『すべての経済はバブルに通じる』がベストセラーとなった気鋭の行動派経済学者、小幡績慶應ビジネススクール准教授が、リフレ政策においては、どのようなことを行い、それがどういう帰結をもたらすのかについて解説し、その誤りを論破する。まさに、今読むべき、警鐘の書である。

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リフレはヤバい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    そもそも、景気が良くなるからインフレになるのに、無理やりインフレを起こすのは順番が逆である、また無理やり円安に持っていくのも日本経済にとって全く良い事ではない、という主張。妄信的にリフレに賛成している人は、自分のメリットだけではなく、全体のことも考えよう。

    0
    2013年07月08日

    Posted by ブクログ

    間違いのない名著です。
    現在蔓延っている「リフレ派」の定義、問題点、反論、解決策について分かり易く纏まっていると思います。
    金融緩和によるマネーの氾濫は、資産バブルを引き起こすだけだという警鐘は真摯に受け止めなくてはいけないと思います。

    最後の「場」と「人」を大事にすべし、という一節は素晴らしいです。

    金融関係で少し難しい話も入っているかも知れないですが、お勧めです。
    リフレ派の本と比較すると尚良しです。

    0
    2013年04月21日

    Posted by ブクログ

    まずリフレとは何か、なぜリフレなのかから始まって、それが今の日本にそぐわない、ってかまずそれがムリでリフレは外野がデカい声で言ってたのを安倍さんが信じちゃったものだとゆう。
    それ自体はともかく、経済学の知識で知らなかったことや自分の理解を覆す話があって面白かった。
    例えば国債は流動性が高いからめちゃくちゃ需要があると、だから値が下がるとみんな買っちゃうからヘッジファンドが仕掛けてもムダだったこととか、でもみんなが日本国債売りに走ったら銀行が危機、それを止めるために国が資本入れればまた国債乱発、とゆう財政危機スパイラルの話とか、インフレの様々なメリットが実はそうでないとか、金融政策のタコヒモ理論とか、英国がインフレターゲットを設定してるのは、金融立国だからでゆえにユーロを使うこともできないってこととか。
    突き詰めてゆうと円安については、輸入品が高くなるし、資産価値もドル建てで下がる。インフレについては実質賃金が下がるわけよな。
    小幡さんの本はわかりやすいしその論理に納得がいく。

    0
    2013年03月11日

    Posted by ブクログ

    明快。自分の実体験ともリンクする。
    需要喚起しないでインフレだけすすめたら、単純に使える金が減るだけ。

    0
    2013年03月10日

    Posted by ブクログ

    リフレ政策の危険性がわかりやすく書かれていた。
    実際に市場に関わっている人には、当然のこと。
    リフレ派の人に読んでほしい。

    0
    2016年05月29日

    Posted by ブクログ

    アベノミクスでリフレ政策が進められているのに対して、真っ向から反対を述べているので、どういうことを言っているのかと思って読んでみました。全体の主張はだいたいわかりましたが(正しいのかどうかはわかりません)、論理的飛躍を感じる部分も見られ、AだからBだと言われても素直に同意できない部分もありました。私自身がこの本を読んだ上でリフレはだめかと聞かれても、読んでもやっぱり良いのか悪いのかはわからないというのが正直なところです。

    0
    2013年08月30日

    Posted by ブクログ

    アベノミクスは、リフレ経済だと言われるがその理論的な誤解などをわかりやすく説明した本。

    リフレ批判としてはわかりやすいが、経済学は政策が正しいというよりも、結果がすべてだと思うのでその意味ではリフレ派の本も読んでみたいと思った。また、リフレが世界経済では異端的な立場であることはわかったのがよかったと思う。

    できれば、リフレを批判するだけではなく、最終章には少し触れているが、リフレの代わりの政策を提言できるとよいかなと思った。

    0
    2013年08月07日

    Posted by ブクログ

    アヘン壺三がユダ金の命令で行っている日本経済破壊作戦が如何にキチガイなものか、よく分かる。この先生、竹中と同じ慶応の学者なのに、なかなかだな。

    0
    2013年07月22日

    Posted by ブクログ

    リフレについての説明と、リフレが問題であることの説明をしている本です。

    恥ずかしながら、リフレについては、まったく知識がなかったので、いい勉強になりました。
    また、日銀について勉強する必要性を強く感じました。

    最後の提案については、今一つではありますが、「(自国通貨だけでなく)ドルで考えよ」というのは、日本人が忘れがちな相対的な視点を強調する意味で、よい指摘だと思います。

    とりあえず、リフレ反対派の意見は、これで何となくわかりました。
    今度は、リフレ賛成派の本も読んでみたいと思います。

    0
    2013年06月23日

    Posted by ブクログ

    アベノミクスだ何だと言われてもてはやされている、現・安倍政権のリフレ政策に対して警鐘を鳴らしている本。リフレによる円安の進行が、結果的に国債の暴落を招き、日本経済が再起不能に陥るといったシナリオについて解説している。

    まあ、安倍さんの言う3本の矢というのは分からないでもないが、自分はその3本の中では成長戦略というものが一番重要と思っているのだけど、残念ながらそれを具現化する方策がきちんと立てられているようには見えず、結局円安誘導で無理矢理数字をこねくり回して何となく景気が浮揚しているように見せているだけなのではないかというように見えてしまっている。その意味で、小幡さんのいうような展開になってしまう可能性は決してゼロではないし、よしんばしばらくの間景気がよくなったとしても、結局それが将来の成長の先食いでしかないのであれば、後の世代にとんでもないツケを残すことになりかねない。今先行して進めている2本の矢が有効なうちに、最後の1本を真剣に実現していく必要があるだろう。

    本で書かれているシナリオについてはよく出来ていると思う。が、最後の最後で感情論に陥ってしまっているのが残念。結局のところ、リフレ憎しで叩いているだけになってしまっている。前の展開がよかっただけに、余計に残念。

    0
    2013年05月14日

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