小幡績のレビュー一覧

  • すべての経済はバブルに通じる

    Posted by ブクログ

    サブプライム問題の背景が詳しく分析されていて勉強になった。普通この問題と並列される「リーマンショック」の「リ」の字も出てこなかったのが面白い。そこに作者の考えが窺える。
    リスクの高いサブプライムローンを証券化してさらにそれを分割することでリスクが少なくなり需要が多くなることで、流動性が増してリスクはリスクでなくなる。テレビなどでの解説はかなり浅いものだったのだと気づかされた。ただこの本の説明が正しいとも判断できないけれど。 全体を通して専門的で難しく理解できなかった部分も多いけど読んでよかった。

    0
    2011年07月12日
  • すべての経済はバブルに通じる

    Posted by ブクログ

    一字一句理解することはあきらめてさらさら流し読み。まえがきのお金、経済、資本主義の本質の説明は特に面白かった。主題についてなんとなく理解できたのは、金融市場の動きは必ずしも実体のある社会と関連があるとは限らず、人々の心理によって形のないまま勝手に動きだしてしまうものらしい。それはどうやら健全な姿ではないとのことだ。さて、この本は私にとっては勉強会7月課題本。残念ながらスケジュール都合により参加できないのだが、この本をネタに議論を展開できる自信がない…。本自体は正直1割も理解できていないだろうが、それなりに興味深く読めた。このレベルの経済の本を数読むことが私には必要かも。

    0
    2011年05月06日
  • 世界経済はこう変わる

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    二〇〇九年五月、世界経済の失速が止まらない。
    金融システムの崩壊、実質経済の収縮、基軸通貨存続の危機、理念のない巨額の財政支出-。
    今、何が本当に起こっているのか?
    何が失われようとしているのか?
    我々が将来のために、今、やるべきこととは?
    希望はどこに見出されるのか?
    ウォール街を知り尽くす銀行家と、新進気鋭の「行動派」経済学者が、金融恐慌の果てに、本当にあるべき社会と経済、国家の形について語り合う。

    [ 目次 ]
    1 最悪のシナリオは実現するのか?(1930年代の世界恐慌よりもひどい状況 借金ができないから消費もできない ほか)
    2 借金依存経済に終止符を(財政刺激策はやっ

    0
    2011年04月09日
  • すべての経済はバブルに通じる

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    なぜ、サブプライムローンは世界的な金融危機を招いたのか?
    なぜ、ジャンク(くず)と呼んでもよいようなサブプライム関連の金融商品に、欧米の投資銀行やヘッジファンドなど世界一流の投資家たちが殺到したのか?
    なぜ、サブプライムショックの際に、日本の株価が最も暴落したのか?
    なぜ、バブルは繰り返されるのか?-多くの投資家がリスクに殺到するがゆえに生じる、新時代のバブルの正体を、気鋭の学者であり、個人投資家でもある著者が、アカデミックな成果を中心に、著者自らの投資体験も含めて分析する。

    [ 目次 ]
    第1章 証券化の本質
    第2章 リスクテイクバブルとは何か
    第3章 リスクテイクバブルのメ

    0
    2011年04月09日
  • すべての経済はバブルに通じる

    Posted by ブクログ

    サブプライムショックがいかにして起きたかを解説し、現代の金融資本主義に対して警鐘をならす。やや冗長な章もあるけど解説は分かりやすい。リーマンショックの前に書かれた本だけど、その後の展開も記述された通りの展開となっている。

    0
    2012年04月15日
  • すべての経済はバブルに通じる

    Posted by ブクログ

    バブルとは何かについて考えさせられる本。バブルは決して誰も気付かずできるものではなく、バブルと気付いていても、あえてそれに乗っかって投資する投資家によって引き起こされる。今後もいつバブルが起きてもおかしくない。経済に目を向け、現在、将来、何が起きるか考えるべき。

    0
    2010年07月14日
  • 世界経済はこう変わる

    Posted by ブクログ

    【内容】
    二〇〇九年五月、世界経済の失速が止まらない。金融システムの崩壊、実質経済の収縮、基軸通貨存続の危機、理念のない巨額の財政支出―。今、何が本当に起こっているのか?何が失われようとしているのか?我々が将来のために、今、やるべきこととは?希望はどこに見出されるのか?ウォール街を知り尽くす銀行家と、新進気鋭の「行動派」経済学者が、金融恐慌の果てに、本当にあるべき社会と経済、国家の形について語り合う。

    【感想】
    小幡績さんだったらので。

    0
    2010年01月08日
  • リフレはヤバい

    Posted by 読むコレ

    「アメリカは日本経済の復活を知っている」とは反対の、リフレ政策に警鐘を鳴らす一冊。
    ただ、内容・論点ともにちょっと稚拙な気がする。もっと詳しく内容を詰めて書いて欲しかった。
    「アメリカは~」と比べパワー不足。

    0
    2013年04月08日