戌井昭人のレビュー一覧

  • 俳優・亀岡拓次

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    ネタバレ

    大きな事件が起こる訳ではないが、俳優亀岡拓次が撮影で行くロケ先での何気なくも何か感じる小品の連作。ロードムービー的で実験的、おもしろい。劇中劇も本物とフェイクが渾然一体となり、作者の狙い通り「訳が分からなくなる」感じが新鮮。

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    2016年04月01日
  • のろい男 俳優・亀岡拓次

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    前回同様にこの素朴な雰囲気と亀岡の生活スタイル、この物語から漂ってくる様なにおいがたまらなく好きだ。
    続編が出たら絶対に読んでみたい!

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    2016年02月29日
  • どろにやいと

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    話は面白い。でも言葉が身体から発しているようには感じず、もう一つ文章が響いてこないのは若さなのかと。

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    2016年02月21日
  • のろい男 俳優・亀岡拓次

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    1作目に引き続いて、一気に読みました。
    さらに、いかがわしさがパワーアップして面白かったです。

    亀岡さんは出演作品数が多いのですよね?
    もっと色々な地方のエピソードが沢山あるはずですよね?
    続編待ってます。

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    2016年02月18日
  • 俳優・亀岡拓次

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    ネタバレ

    映画の宣伝をしていて、原作があると知ったので読んでみました。
    面白かったです。

    読んでいて、安田顕さんの顔、雰囲気が浮かんでしまいます。
    (映画は見ていなくて、またしばらく週末用事があって見に行く予定がないですけれども)

    続編も続けて読みました。

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    2016年02月18日
  • どろにやいと

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    人生の節目には、きっかけのような、機会を生み出すような儀式が必要なときがある。
    この本の物語は蘖(ひこばえ)のような、死と再生の物語なのだと思う。
    自分では切り落とせないものを、儀式によって取り払う。儀式とはいかないまでも、これからこうしていくというけじめをつける。それは、自らできる人もいるけれど、土砂崩れのようにはからずもまわりに流されてそうなる人もいる。

    私は今、この本の始まりに立っている。自ら動かなければならないとわかっていても、なかなか踏みだせないでいる。

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    2014年09月20日
  • すっぽん心中

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    表題作の「すっぽん心中」より併録されている「植木鉢」と「鳩居野郎」の方がおもしろかった。全体的にユーモアと情けなさが静かに効いている。

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    2014年09月10日
  • どろにやいと

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    BGM the end of asia / ryuichi sakamoto
    やいとのおかげで快調です。

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    2014年09月05日
  • どろにやいと

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    成井昭仁のゆるいロード小説が好き。これも表面上ゆるい感じで推移していくものの、いつからかある村から出られなくなり、そしてやがて…という展開がすてき。

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    2014年06月30日
  • すっぽん心中

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    日常のなかに突然やってくる非日常に、まぁいいっかぁ、と流され気づきたらどっぷり浸かってしまった。そんな短編集。

    表題もいいが、植木鉢も鳩の話も好きだなぁ。読んでいて映像が浮かんでくる作家さんです。

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    2014年02月08日
  • すっぽん心中

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    何の屈託もなくワイルドサイドの王道を闊歩するモモ。些かの迷いもなく、すっきりまっすぐ進む姿が実に心地よい。自分自身のあくせく流れる毎日が本当にとるにたらないことを思い知らされる。腹を抱えて笑える爽快さがある。ちっぽけな自分を諧謔とペーソスが優しく包んでくれる。面白いし可笑しいし読後感も非常に良い。

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    2013年12月22日
  • すっぽん心中

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    「すっぽん心中」「植木鉢」「鳩居野郎」の短編3集。
    すっぽんはやっぱり噛みつくのですぬ。叩き殺すところは生臭さが匂ってきそう。クルマで衝突されてむち打ちになった主人公がリハビリ帰りに知り合った女と霞ヶ浦にすっぽんを捕りに行くことに。くびが横を向いたまま入れるとかけっこうエグい表現。
    植木鉢はそこまでやらんでもって感じ。軽で高速で140?乗ってる奥さんが気分悪くなるの解るような。しかしこの人何故か回りが見えず一直線なんです。鳩居野郎も自分の仕事場の回りに寄る鳩が気になる話。
    どの話もすらすら読めた。

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    2014年01月04日
  • すっぽん心中

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    場面を想像すると嫌な感じがジワリとするんだけれど、不思議と読み進んでしまう(^^;そして読み終えると、それぞれの話のアホさが笑える(^o^;)

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    2013年10月23日
  • すっぽん心中

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    ・すっぽん心中
    ・植木鉢
    ・鳩居野郎

    こういう小さい狂気とか追い詰められてる感とか暴走しちゃう感とかってあるよなって思いながら読んだ。

    しかもド地元で心拍上がった!
    すっぽんじゃなくて亀なら本当にいるし。
    取材に来たのかなって思うとにんまりしちゃう。

    面白かったな。

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    2013年09月25日
  • ひっ

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    芥川賞候補になった作品。
    感想としては、すっごくファンになる、という訳ではなかったけれど、文学は時代を反映しているというのを改めて感じました。
    ひっさんの、テキトーに生きるっていう言葉なんかは正に。

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    2012年10月20日
  • ひっ

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    戌井さんお得意の、駄目な男の話。

    いつも戌井さんのものを読んで素晴らしいと思うのは、
    その読後感の爽やかさ。

    例えば西村賢太の私小説のような読後の胃酸が逆流する感じや、
    酒を飲みたくなったりつらくなることがない。

    戌井さんの書かれる小説は、純文学でもありながら、
    エンタメでもあるような気がする。
    こんなに軽快な純文を、私は知らない。

    所々に鏤められた、小さくシュールな笑いも好き。
    ひっさんの作曲した楽曲のタイトル羅列のところなど。

    ひっさんのように、きちんとテキトーを生きるのは
    私には理想的でありながらとっても難しい。
    テキトーを貫くのも。
    それに、ひっさんは「俺」のいうように、
    やっぱり寂しい人でもあったとおもう。

    これだけ高い知能を持ってしまった人間って、
    何なんだろうか。
    生きるのに苦労している人がたくさん。
    たくさんの動植物の犠牲を強いて。

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    2012年09月24日
  • 深沢七郎コレクション 流

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    ネタバレ

    この本の一番最後に載っている「みちのくの人形たち」が読みたくて購入した.読みたかった理由は,昔どこかである人が,今まで読んだ中で最も怖いホラーとしてこの話を紹介していたためである.
    この本には6つの話が掲載されている.「東北の神武たち」と「揺れる家」,「千秋楽」,「女形」,「流転の記」,「みちのくの人形たち」である.「女形」のみ中編であり他は全て短編である.以下それぞれについて覚えている限りのあらすじと感想.
    「東北の神武たち」:確か,寡婦が毎晩村の男に順番に抱かれにいくというときに,主人公だけ順番を飛ばされるという話.主人公の執着心が凄まじかった.
    「揺れる家」:主人公は子ども.母親と祖父が通じており,父親がないがしろにされている家庭にいる.事の詳細が分からない子どもの目線から書かれているため,読んでいる側はいろいろと想像をする.ろくな人間が全然出てこなかったように思う.
    「千秋楽」:ドンチョーという役者が師匠の代役として大きな劇場の舞台を経験する.数カ月後に舞台が終わる頃,ドンチョーはある事務所と契約し師匠から独立する.全編通じてドンチョーがいろいろな人と出会い関わる上で成長?していく.
    「女形」:主人公は元女形の役者.老人ホームに入り,周りの人間にイラッとしながら,それを我慢することに快感を感じるみたいな話だった気がする.
    「流転の記」:元役者の主人公が,死んだ先輩の役者の息子と芝居をする話.死の予感のようなものがテーマであるように冒頭にある.息子の演技に父親である先輩の面影を見て,主人公もその先輩の方に誘われているような気になる.
    「みちのくの人形たち」:主人公は田舎のある村の家に招待される.その家には先祖に産婆がおり,子どもを間引くために赤ん坊を水に沈めて殺す役割を果たしていた事を知る.さらにその産婆は,贖罪として自分の腕を切り落としたという.今でもその家の仏壇には腕のない仏像が祀られている.帰り道,主人公は土産物屋で人形がズラリと並べられているのを見る.そして人形たちと殺されてきた赤ん坊を重ね,さらに今暮らしている村の人びとも一歩間違えばこの世にいないのだと思う.

    確かに「みちのくの人形たち」は怖い話だった.「みちのくの神武たち」もそうだが,閉鎖的な地域での因習には,神秘性のある怖さを感じる.そこに暮らす人たちも,何を考えているのか分からない不気味さがある.

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    2011年08月03日
  • 身体を記す

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    「私の身体を生きる」と対になっている。
    男性からの視点はやはり理解できないことも正直多かった。
    もちろん、硬軟さまざまな内容だったから、ジェンダーを超えた興味や気づきを得られたこともあり。

    春日太一、済東鉄腸の運動神経考。
    大人になって、運動の良さを知ることが出来たのは僥倖だ。

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    2026年10月18日
  • 身体を記す

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    他者との間で認知される性、身体への戸惑い…。町屋良平、朝井リョウなど、現代で「男性」性を帯びて生きることと真摯に向き合う書き手たちのリレー・エッセイ。「私の身体を生きる」の姉妹版。『文學会』連載を単行本化。

    自分が女性だからか、この本の文章読んで文章自体も含め男ってすごく面倒って思った。

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    2026年10月16日
  • おにたろかっぱ

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    時々入っている挿絵はたぶん
    新聞連載時のものかな?
    『水車小屋のネネ』もそうでしたが
    これ、いいよなぁ。
    ものがたりに寄り添っていて好きです。

    3歳のタロウ君と音楽やってる父ちゃん
    しっかりものの母ちゃんの
    3人家族の一年間のおはなし。
    なんかこう、ほっこりする。
    不穏な空気が流れて
    ドキドキするところも少しあるけど
    基本的にはタロウがかわいすぎな( ^∀^)
    日常のものがたり。

    後半、父ちゃんのドサまわりに
    タロウもついていくことになってから
    その土地の人たちや
    一緒にライブをやる仲間
    聴きに来てくれるお客さんとの
    交流も描かれているからおもしろい。

    タロウちゃんのイマジナリーフレンド
    オニとカッパは、そんな旅のあいだも一緒。
    だからタイトルは
    「おにたろかっぱ」なのですね。

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    2026年10月10日