戌井昭人のレビュー一覧

  • 俳優・亀岡拓次

    Posted by ブクログ

    映画化されたからではなく、トヨザキ社長の書評本見て読みたくなったから。すごくサラサラッと読めて、その割に笑いどころはちょいちょいあって、かつ人物像もしっかり立ってるから印象にも残りやすい。物語を読む楽しさを手軽に味わうには打ってつけの一作。映画もちょっと観てみたくなりました。

    0
    2018年03月15日
  • ゼンマイ

    Posted by ブクログ

    アジアを舞台にしながらファンタジックな面も持つ作品。
    気が付いてみると、思った以上に描かれている世界に入り込んでいる。
    活字に余り触れない人でも読み易い、普段使いの熟語しか使われない感じ。 それが、現実感っちゅうか親しみ易さに結び付いてるかも。
    特に大きな起伏の無いストーリーだけど、淡々と楽しめた。

    0
    2017年12月15日
  • ゼンマイ

    Posted by ブクログ

    かつて魔術団に共に属していた女性をモロッコへ探しに行く男二人の物語。タイトルのゼンマイは、その女性から男に渡されたものであり、巻かずに止まってしまうと災難がおこるというもの。不思議なことばかり。男も個性的に書かれ、全体も緩めの文章。旅行記って感じもあり。戌井さんのペースに乗せられ、一気に読みました。こういうこともきっとあるんだろうな〜。

    0
    2017年11月14日
  • のろい男 俳優・亀岡拓次

    Posted by ブクログ

    俳優・亀岡拓次、40歳。下着泥棒から火宅の作家まで、哀愁漂う男を演れば天下一。大女優の胸を揉み、さっぽろテレビ塔で狙撃され、ポルトガルの海辺で郷愁の酔っ払いになる…。

    このシリーズがすっかり気に入ってしまった。主人公のキャラが立っているのはもちろんだが、ペーソスというのだろうか、ストーリーに独特の雰囲気があるのがいい。続編に期待。
    (B)

    0
    2017年05月14日
  • ぴんぞろ

    Posted by ブクログ

    薄いから読み始めたらもう読み終わった。戌井さんの小説の人物たちはなんだか哀しさを知っているけど楽しい、ああこんな人おるわって親近感がある。ばばあ書かせたら最強かも。切断されなくなっていた指がのちに見つかる話も短いのに哀愁があり、やっぱりおもしろい。

    0
    2017年02月15日
  • 酔狂市街戦

    Posted by ブクログ

    おかかえ運転手に、売れない舞台役者、同じく甲斐性なしのサックス奏者…。しぶとく這い回る底辺男の諧謔と哀歓と正義を描く。表題作ほか全4編を収録。

    戌井昭人らしく全く共感できない情けない男たちが主人公の物語が4篇。にもかかわらず読み出すとズルズル物語に引き込まれ、気づくと読み終わっている。内容的には無頼派に近い気もするが、そんな立派な分け方は似合わないかも。不思議な作風で、「万年芥川賞候補」が頷ける。
    (B)

    0
    2017年01月14日
  • どろにやいと

    Posted by ブクログ

    亡き父の後を継ぎ、万病に効くお灸を行商する「わたし」は、父の残した顧客名簿を頼りに日本海側の村を訪れる。帰りのバスに乗り遅れた「わたし」は、村で一泊することになるのだが…。全2編を収録。

    14年上期芥川賞候補作。表題作は例によって魅力の薄い男が主人公のちょっとニヒルな展開の物語。芥川賞の選者たちは揃って戌井の力量は認めつつも何か足りない、的な評価だった。ただ短期間でこれだけ頻繁に芥川賞候補になるのだから大したもの。
    (B)

    2016年の読書はこれで終了。122冊(2冊は猫雑誌)読んでA評価は8冊(前年比+2)、B評価で☆5つが11冊(前年比+4)でした。

    0
    2016年12月31日
  • ひっ

    Posted by ブクログ

    「テキトーに生きろ」という破天荒な伯父の教えを受けた俺は家庭内乞食に墜ち、人生どん詰まりに…。自由と自堕落、人の生き死にをとことん描く、天衣無縫の長篇小説。

    12年上期芥川賞候補作。「すっぽん心中」と同じくどうしようもなく情けない男が主人公。それなのに物語のテンポの良さに惹かれてつい読み進めてしまう。不思議な作品。
    (B)

    0
    2016年12月31日
  • 俳優・亀岡拓次

    Posted by ブクログ

    職業俳優・亀岡拓次。主演、というような超有名人、ではないものの独特のルックスから「どこかで見たことある」と会う人会う人に言われるくらいには顔を覚えられている。撮影が終わると酒を飲みに街の呑み屋に繰り出したりもする。
    そんな、亀岡が撮影のために訪れた様々な街でのちょっとした出来事の連作短編集。

    登場人物同士の会話1つ1つが、自然で、且つその中に妙な面白み(オムツ、とか猫ゾンビ、とか妙な単語が混ざることで生まれる面白み)も有り、結果的に「ほっこりしながらもインパクトがある」面白い独特の空気が出来ている。
    作者、「ちょっとしたユーモラスなおじさん」の描き方を心得ている人だ。

    0
    2016年11月27日
  • 俳優・亀岡拓次

    Posted by ブクログ

    亀岡拓次、37歳。職業俳優。独身、恋人なし。173㎝、筋肉質、色黒。天然パーマの頭部は少し薄い。いつも眠たそうな目で飄々とした感じ。いざバイオレンスシーンではその目が狂気に変わる。役どころは下着泥棒に強盗に農夫やホームレス…といった特異な役回りが多い。そもそも大きな役を射止める野望すらなし。あくまでも脇役に居心地の良さを求める。世間的には「ああ、どこかで見たことある顔」といった認知度しかなく、名前を知ってるのは余程のファン。仕事ぶりは全く堅苦しさはなく理屈はこねず、決められたスケジュールに従って単身現場に赴き、監督の指示通りにカメラの前に身をさらす。そう、亀岡拓次は憑依型ではない俯瞰型俳優。数

    0
    2016年09月13日
  • 俳優・亀岡拓次

    Posted by ブクログ

    どんな時でも演技は真面目。ぶざまなのにカッコいい。チョイ役ばかりの俳優・亀岡。話があればどこへでも行きます。これがまた笑える話ばかり。おすすめです。

    0
    2016年06月14日
  • 俳優・亀岡拓次

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大きな事件が起こる訳ではないが、俳優亀岡拓次が撮影で行くロケ先での何気なくも何か感じる小品の連作。ロードムービー的で実験的、おもしろい。劇中劇も本物とフェイクが渾然一体となり、作者の狙い通り「訳が分からなくなる」感じが新鮮。

    0
    2016年04月01日
  • のろい男 俳優・亀岡拓次

    Posted by ブクログ

    前回同様にこの素朴な雰囲気と亀岡の生活スタイル、この物語から漂ってくる様なにおいがたまらなく好きだ。
    続編が出たら絶対に読んでみたい!

    0
    2016年02月29日
  • どろにやいと

    Posted by ブクログ

    話は面白い。でも言葉が身体から発しているようには感じず、もう一つ文章が響いてこないのは若さなのかと。

    0
    2016年02月21日
  • のろい男 俳優・亀岡拓次

    Posted by ブクログ

    1作目に引き続いて、一気に読みました。
    さらに、いかがわしさがパワーアップして面白かったです。

    亀岡さんは出演作品数が多いのですよね?
    もっと色々な地方のエピソードが沢山あるはずですよね?
    続編待ってます。

    0
    2016年02月18日
  • 俳優・亀岡拓次

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画の宣伝をしていて、原作があると知ったので読んでみました。
    面白かったです。

    読んでいて、安田顕さんの顔、雰囲気が浮かんでしまいます。
    (映画は見ていなくて、またしばらく週末用事があって見に行く予定がないですけれども)

    続編も続けて読みました。

    0
    2016年02月18日
  • どろにやいと

    Posted by ブクログ

    人生の節目には、きっかけのような、機会を生み出すような儀式が必要なときがある。
    この本の物語は蘖(ひこばえ)のような、死と再生の物語なのだと思う。
    自分では切り落とせないものを、儀式によって取り払う。儀式とはいかないまでも、これからこうしていくというけじめをつける。それは、自らできる人もいるけれど、土砂崩れのようにはからずもまわりに流されてそうなる人もいる。

    私は今、この本の始まりに立っている。自ら動かなければならないとわかっていても、なかなか踏みだせないでいる。

    0
    2014年09月20日
  • すっぽん心中

    Posted by ブクログ

    表題作の「すっぽん心中」より併録されている「植木鉢」と「鳩居野郎」の方がおもしろかった。全体的にユーモアと情けなさが静かに効いている。

    0
    2014年09月10日
  • どろにやいと

    Posted by ブクログ

    BGM the end of asia / ryuichi sakamoto
    やいとのおかげで快調です。

    0
    2014年09月05日
  • どろにやいと

    Posted by ブクログ

    成井昭仁のゆるいロード小説が好き。これも表面上ゆるい感じで推移していくものの、いつからかある村から出られなくなり、そしてやがて…という展開がすてき。

    0
    2014年06月30日