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Posted by ブクログ
戌井さんお得意の、駄目な男の話。
いつも戌井さんのものを読んで素晴らしいと思うのは、
その読後感の爽やかさ。
例えば西村賢太の私小説のような読後の胃酸が逆流する感じや、
酒を飲みたくなったりつらくなることがない。
戌井さんの書かれる小説は、純文学でもありながら、
エンタメでもあるような気がする。
こんなに軽快な純文を、私は知らない。
所々に鏤められた、小さくシュールな笑いも好き。
ひっさんの作曲した楽曲のタイトル羅列のところなど。
ひっさんのように、きちんとテキトーを生きるのは
私には理想的でありながらとっても難しい。
テキトーを貫くのも。
それに、ひっさんは「俺」のいうように、
やっぱり寂しい人でもあったとおもう。
これだけ高い知能を持ってしまった人間って、
何なんだろうか。
生きるのに苦労している人がたくさん。
たくさんの動植物の犠牲を強いて。
Posted by ブクログ
よく分からない叔父がテキトーに生き、なんか成功し、よく分からない男に刺されて引退し、よく分からないまま隠居生活に。
甥がよく分からないままギターを売ってそのまま海外に旅に出て、1年後なんとなく帰ってきたら叔父が死んでいた。
そのまま遺品整理を叔父の友人たちとし、よく分からない裸の気球おじさんと会い、よく分からないまま終わった。
-なんとなく引きこまれて読み終わったけど、なぜか芥川賞候補の作品らしい。読み終わってから気づいた。
こういうのは意味不明さと性がなければいけないんだろうか。偉い人や文豪の考える事はよく分からない。
ところどころ聞き覚えのある登場人物がいるのは気のせいだろうか。
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