酔狂市街戦

酔狂市街戦

1,320円 (税込)

6pt

3.2

おかかえ運転手に、売れない舞台役者、同じく甲斐性なしのサックス奏者……しぶとく這い回る底辺男の諧謔と哀歓と正義を描ききった4作【青鬼】【カナリア】【酔狂市街戦】【川っぺりらっぱ】。彼らの生きざまはブルースそのもの!

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酔狂市街戦 のユーザーレビュー

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Rated 3.2 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    おかかえ運転手に、売れない舞台役者、同じく甲斐性なしのサックス奏者…。しぶとく這い回る底辺男の諧謔と哀歓と正義を描く。表題作ほか全4編を収録。

    戌井昭人らしく全く共感できない情けない男たちが主人公の物語が4篇。にもかかわらず読み出すとズルズル物語に引き込まれ、気づくと読み終わっている。内容的には無

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    2017年01月14日

    Posted by ブクログ

    ダメ男がダメ男なだけに血まみれになる短編集。ダメすぎて哀愁にまみれている。でも、ほんのちょっぴりだけ羨ましさを感じてしまうのよね。ダメに生きるって。。最後の「川っぺりらっぱ」が一番すきでした。

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    2016年10月14日

    Posted by ブクログ

    下手くそな演奏しかできないのにダラダラと音楽を続ける。続けていれば何かいいことがあるといった漠然としたフワフワしたものだけがよりどころ。目的をもって生きるという執念はない。我武者羅だけど少なくとも前には転がっていた、そんな時期もあったのに、中年になった今は転がることもできず、ただ沈滞するのみ。何も起

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    2016年09月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『青鬼』
     格差社会の下層にいる男。ある日からまぶたの裏に青鬼がうつって消えない。現実から逃げ出すと、自分が鬼になっていた。

    『カナリア』
     大学時代に芝居をはじめてから、ほとんど生活を変えることなく飲んでばかりいたら五十歳になっていた男。カナリアを飼うことに決め、購入に付き添ってくれたモンちゃん

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    2016年11月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    4編の短編集。「芥川賞5回落選作家!による、血まみれダメ男ブルース」と帯にあるとおり、たしかに主人公は血まみれのダメ男たちばかり。「川っぺりらっぱ」はいい感じで終わりそうだったんだけどな。やはり最後は血まみれ。

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    2016年08月26日

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