【感想・ネタバレ】戌井昭人 芥川賞落選小説集のレビュー

あらすじ

5回の芥川賞落選を経験し、もっとも賞に近かった(?)作家による芥川賞落選作5作品をまとめたオリジナル小説集(注:川端康成文学賞受賞作1作を含む!!!)。気が小さいのにテキトー、だけどなぜか惹かれてしまう人物たち、モラルも常識もあんまり通用しない脱力しまくりの独特の世界観が炸裂する──ある意味、画期的で文学的コスパ最強の作品集。解説 町田康

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Posted by ブクログ

好きな作家なので作品のほとんどは既に読んでいたのですが、読み直したくてコチラも購入しました。
五作とも話の筋というものがほぼなくて、どこに転がっていくのか分からない感じと、デタラメなんだけどそれが妙に人間味があってリアルな展開がとても面白かった。登場するのはいい加減な人間ばかりなんだけれど、なぜか憎めなくて「どうしようもないなー」とほくそ笑んでしまいます。まさに人間の業。

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2025年02月16日

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