市谷聡啓のレビュー一覧
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デジタルトランスフォーメーションというより、
いかに、組織としての仕事のやり方を変えるか、
を解いた本。
これまでは既存事業をいかに効率よくやるか。
つまり、深化の方向。
今必要なことは、不確実な事態に対応すること。
探索。
両利きの経営を実現するための方法が、
アジャイルな仕事の仕方、とする。
それを組織的に獲得する手段が
デジタルトランスフォーメーションである、と。
アジャイル(スクラム)は、
一定期間(スプリント)の間で
何をするか(スプリントプラン)を決め、
やることリストたるバックログをつくる。
バックログに従い、行動し、
その成果を日々確認する(デイリースクラム)。
スプリン -
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ネタバレ
目次
・アジャイルとは
・なぜアジャイルが生まれた?
・アジャイルの2つの要素
・クイックに開発するための開発組織
・開発組織の2つの壁
・仮説検証で重要な3つのこと
・多様性と共創
・アジャイルとは?
正しいっぽいプロダクトを小さく素早く走りながら作っていくこと
・なぜ生まれた?
➀課題が複雑で正しいプロダクトがなにかわからなきなってきたから
➁チームの役割も多様になったから
・アジャイル開発の2つの要素
➀クイックに動く開発組織
➁仮説検証
・クイックに開発するための開発組織
クイックに開発するために、
-開発のルール
-開発フロー
-スプリント(なに作る)
-機能ゴール
-定期 -
Posted by ブクログ
チーム開発で起こるさまざまな問題を物語仕立てで紹介し、それを解決していく「ストーリー」部分と取り組んだ内容をより汎化した「解説」部分の組み合わせ16個で構成されている一冊。
「ストーリー」部分は共感する部分が多く、話は読み進めやすい。「ストーリー」部分の解決のところは「そんなに上手くいかないよなあ」と思うこともあるが、解決策の一事例として捉えておき、それぞれの現場に応じて考えておく必要はあると思う。全くの参考資料がないわけではなく、「解説」部分にて丁寧に問題の本質や解決策の手札について記されているので、都度読み直すと良いかと思う。
個人的には「アジャイル原理主義」みたいなことに出くわすこと -
Posted by ブクログ
ネタバレ社内でアジャイル,アジャイル言われるものの何なのそれ状態だったのでとっかかりとしてたまたま書店で見つけて購入.
※基本的には,私はウォーターフォールしか経験してないと思っています
気になった(気にとまった)ことをいくつか:
1. 顧客が必要なものにフォーカスし,素早くプロダクトを開発する手法
2. マックだって,ヘルシーな「サラダマック」の売れ行きは乏しかった(顧客インサイト)
3. 短い期間でリリースし,フィードバックを受け,改善するというサイクル(アジャイル開発の基本)
4. 要件定義はあくまでも仮説.本当に必要なものから乖離したソフトウェアを作り込んでしまうリスクがある.
5. 前工程 -
Posted by ブクログ
なぜプロダクト作りやソフトウェア開発はいつまで経っても上手くいかないのか?この永遠の課題に立ち向かう武器となるアジャイル開発の解説本。体系的理論よりも実践と失敗をベースにした構成になっており、自分が何に陥っているのかカウンセリングされているかのごとく見えてくる(ただし本書でも繰り返し言及されている「習得は非常に困難」には留意すべし)個人的には不確実性との向き合い方が書かれた第3章、特に「学びから生まれる課題」の話は目から鱗。開発が進み次にやることの洗い出しの精度が上がるのに比例してスケジュールが混沌としてくる違和感の正体はこれだったのか。今後も末永くお世話になる一冊になりそう。
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Posted by ブクログ
# 読む前
アジャイル開発ができていれば価値あるプロダクトを作れるかというと、必ずしもそうではないということをまた改めて実感していた最近、まさになテーマの本だったので手にとった。
# 内容
プロダクトそのものの多様性と技術や作り手の多様化がプロダクト作りの不確実性を高めている。不確実性の中でいかに正解に近づけて行くか。その手法として早く少しだけ形にするアジャイル開発がある。
が、アジャイル開発をし、学びをすることでやることが増え、やることが変わり、よりプロダクト作りの不確実さが上がる。この不確実性に対処するためにやること
・共通理解(ミッション、目的)
・余白の調整(広さでコミット、深さで -
Posted by ブクログ
チームの事を考え始める役割になったタイミングで読ませて頂いたため、とても参考にさせて頂きました。
日々チームに起こる様々な問題。
グループからチームになるまで、発生した(発生しうる)問題を解決まで、解説付きで読む事ができます。
チームのスケール時に起こるストーリーもあるため、1チームの問題だけでなく、複数チームに跨った問題まで読む事ができます。
ストーリー形式なので、イメージしやすく読む事ができました。
実際に、チームメンバーの状態や、プロダクトでやり切らなくてはならない問題にぶち当たったタイミングで、参考にさせて頂きました。
プロダクトファーストという作戦で、スクラムを崩し、雁行陣開発に -
Posted by ブクログ
チームが成長し機能する過程をストーリーに落とし込み、手に取った読者が自分のハンドルを自分で握る覚悟を後押しする。チームジャーニーは、そんな本だ。
1つのチームが「グループ」から「チーム」へと成長していく第一部、複数のチームが境界を「越境」しながら本当に必要なプロダクトを探求するジャーニーに赴く第二部の二部構成。
名著「カイゼンジャーニー」と同じく、ストーリーの中でチームを成長させていくためのプラクティスが紹介されるため、現場のどのような状況で適用できるのかがイメージしやすい。
そしてプラクティス以上に、「少しずつ変化する」「1つの正解はない、常に問を投げ続ける」というメッセージが重要であ -