あらすじ
DXへ挑む、マネジメント、現場、すべての人へ
本書は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるためのガイドブックです。
DX推進を担うビジネス部門・情報シス、現場・チームの人たちに向けて、
仮説検証とアジャイル開発を中心とした、DXを進めるために必要な基本的な知識を解説します。
また、DX推進にあたって組織として「戦略(経営側)と現場活動の一致」を高める必要があり、
そのための体制や進め方を提示します(どこから始めるか? どのような体制で臨むか?)。
DXという名の組織変革を推し進める4つの段階を解説。
1.業務のデジタル化
2.スキルのトランスフォーメーション
3.ビジネスのトランスフォーメーション
4.組織のトランスフォーメーション
【本書で扱うDX推進のキーワード】
分断/適応課題/協働/アジャイルブリゲード/アップデートとアライアンス
コミュニケーションのストリーミング化/変革推進クライテリア/仮説検証型アジャイル開発
など
【本書の構成】
■第1部 デジタルトランスフォーメーション・ジャーニーを始める前に
第1章 DX1周目の終わりに
第2章 デジタルトランスフォーメーション・ジャーニーを描く
■第2部 業務のデジタル化
第3章 コミュニケーションのトランスフォーメーション
第4章 デジタル化の定着と展開
■第3部 スキルのトランスフォーメーション
第5章 探索のケイパビリティの獲得
■第4部 ビジネスのトランスフォーメーション
第6章 仮説検証とアジャイル開発
第7章 垂直上の分断を越境する
■第5部 組織のトランスフォーメーション
第8章 水平上の分断を越境する
第9章 組織のジャーニーを続ける
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
”DXとは…“からも丁寧に触れてあり、
なぜ、上手くいかないのかも、”深化“と”探索“について
記載されていることで理解できました。
あえて、
“不確実性を高める”という表現は、
とても新鮮で斬新でした。
“分からないからやらない”のではなく、
“分からないからからこそやる”ということだと
受け止めました。
そうする中で、
新しい経験から新しい能力が、
獲得できることにつながります。
DXという未経験領域に関して、
前に進む勇気を頂くことができました。
Posted by ブクログ
デジタルトランスフォーメーションというより、
いかに、組織としての仕事のやり方を変えるか、
を解いた本。
これまでは既存事業をいかに効率よくやるか。
つまり、深化の方向。
今必要なことは、不確実な事態に対応すること。
探索。
両利きの経営を実現するための方法が、
アジャイルな仕事の仕方、とする。
それを組織的に獲得する手段が
デジタルトランスフォーメーションである、と。
アジャイル(スクラム)は、
一定期間(スプリント)の間で
何をするか(スプリントプラン)を決め、
やることリストたるバックログをつくる。
バックログに従い、行動し、
その成果を日々確認する(デイリースクラム)。
スプリントの最後に、そこまでの成果を
関係者をあつめてお披露目する
(スプリントフィードバック)。
スプリントの結果を反省(スプリント
レトロスペクティブ)
次に何をするかを決める。
これをやるには、メールや電話、
従来の会議では、時間がかかりすぎる。
そのため、チャットなどを有効活用する。
まずは、専門チームを組成して、実践する。
経験を重ねるうちに、このチームに、
いろいろな、知見が集まるようにする。
(Center of excellence)
その知見をもって、前者の課題を解決しにいく。
このとき、課題一覧たるバックログをつくり、
スプリントにて、解決していく。
さらに、組織を横断する権限をもつ
チームを組成して、アジャイルの手法にて
他組織のトランスフォームを支援する。
このときも、バックログをつくり、
スプリントで対応する。
ソフトウェア開発で
磨かれた技は、いろいろな業務に応用できる。
Posted by ブクログ
よくあるデジタルで業務を変えましょうと言ったニュアンスの本ではなく、アジャイル開発のエッセンスを組織適用し改革を行うことを志向している本
現在の組織の多くが深化は行えているが、探索は行えていないのかについても言及されていた。組織の設計、オペレーションの設計で深化を促すために探索をしないように設計されていると言った記載ははっとさせられた