高橋弥七郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
新たな世界の創造をめざす「祭礼の蛇」坂井悠二は、御崎市に帰ってきて吉田さんと再会します。他方、「大地の四神」の協力を仰いだシャナたちは、「フレイムヘイズの使命」にも劣らないほど大事な、自分たちの信念にしたがって、悠二に最後の一撃を加えるための戦いへと踏み出します。
吉田さんの手許にある「ヒラルダ」に込められたフィレスとヨーハンの想いや、「屍拾い」ラミーがめざしたものなど、これまでの伏線の回収に物語が動きはじめて、いよいよクライマックスに近づいてきたという感じがします。ロフォカレだけは今のところ何者なのかよくわからないのですが、きっと最終巻で明かされるのでしょう。続きを楽しみにしたいと思います -
Posted by ブクログ
「祭礼の蛇」本体の復活とこの世界への帰還を果たそうとする悠二の前に、シャナが立ちはだかります。これまで、フレイムヘイズとしての自分と、悠二を愛する一人の少女としての自分という、二つの心を抱えてきたシャナが、ついに一つになって悠二に対峙することになります。
このシャナの姿は、フレイムヘイズとしての使命とアラストールへの愛を一つに生きた、かつての「炎髪灼眼の討ち手」のマティルダを髣髴とさせます。いとうのいぢによる、自信に満ちた微笑を浮かべたシャナのイラストもカッコよくて気に入っています。もちろん、強さと不安定さをあわせもっていた以前のシャナもいいのですが。
幕間として、御崎市に帰還した佐藤が眠 -
-
-
Posted by ブクログ
短編が3編のほか、例によってフリアグネとマリアンヌの「なんでも質問箱!!」が収録されています。
第1話「ドミサイル」は、シャナたちがヴィルヘルミナのためのサプライズ・パーティを企画する話。シャナとアラストールによる、悠二とヴィルヘルミナとの間の信頼関係を築くための作戦という意味も込められていて、本編の中にも自然に収まるような話になっています。
第2話「ヤーニング」は、ヴィルヘルミナと「約束の二人」(エンゲージ・リング)との出会いを描きます。「クーベリックのオーケストラ」と並んで中心的役割を果たしている外界宿「モンテヴェルディのコーロ」の依頼を受けて、「紅世の徒」の運び屋「百鬼夜行」を追いか -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆3
「灼眼のシャナ」コンビが送る新作。
相変わらずなんだけれども、独特な用語をまた改めて覚えないといけないからちょっと読みにくいw
この巻は取りあえず世界観の説明というか、次の瞬間に何をしでかすか分からない「点火済みの爆弾」である主人公カナエが世界を救うヒーローに選ばれてその妹が敵サイドにいる、ぐらいの内容しかなかったw
妹が(正体は明かさず)一巻から敵で表れるって珍しいけど、この主人公だと正体バレてもそんなにシリアスにならなさそうな気がするw
「ズバリ、世界を救ってもらいます!!」
「あなたの望みは、叶わない。死像(トランジ)は、目覚めた」 -
-
-
Posted by ブクログ
人間の姿になれるという設定が出来たのには萎えました。フレイムヘイズと契約解除した王が人間の姿になった方が何かと便利というのはわかりますが、それ以外の王や従は人化する必要あったのかなと。リベザルはカブトムシの姿のままでも充分素敵だったので、人化していた時はショックでした。
シャナは外見が人外でも性格が可愛かったりかっこいいキャラがたくさんいたことが魅力の一つだと思っていたんですけどね。擬人化ブームの時に本編でやられるよりはマシですが。
三悠ちゃんの名前の話は感動。パパンとマティルダさんが夫婦扱いされてたのも良かったですね。
レベッカとフリーダーってフラグたってましたっけ。個人的にこの二人は -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ結局何のために争っていたのかよくわからない結末だった。
紅世の徒が人を食べなくなったら、フレイムヘイズもそれらを退治する必要がなくなる。ただそれだけ?
もともとフレイムヘイズも紅世の徒も、フレイムヘイズと一緒にいるしゃべるだけの存在(神様?)も、一体全体どういう存在なんだか全く理解できなかったけど、結局それが最後まで理解できないまま終わってしまった。
とりあえず正義の味方と悪が戦い、悪が倒されないままパラレルワールドに行って終了。それだけとしか理解できなかったんだけど、この理解で正しいのかどうか。
最後に悠二とシャナがくっついたことは良かったと思うけど、悠二が敵に回らずにいたらこの戦い -