東百道のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久々にきました。
花もて語れは一、二巻のやまなしが衝撃的すぎて、あれを超えるものはもうないだろうな…と思っていたのですが、
久々にきました。鳥肌が。
なんだろう、五十土さんがハナを意識しだした違和感から、瓶詰地獄の謎解きと五十土さんの謎の種明かしが並行して行われていって、全てがシンクロしてのあのラストは完全に予想外でした。
そしてその後の藤色先生の言葉に思わず涙。
今まで読んできて本当に良かったと思える、大切にしたい一冊です。
次巻で完結なんて信じたくないです…!!
そんな感動の後に待ち受けていた、おまけ漫画の本の角煮とイラストのスク水藤色先生。反則でしょう…多いに笑わせていただきまし -
Posted by ブクログ
想いを直さない戦いを続ける宮沢賢治。その想いを自分の願いに乗せて朗読するハナが描かれる第二部完結8巻。
自分の氷を砕くのは自分。自分を見失い、迷いに迷ったハナ。それでも自分の心に込めた思いで固まってしまった現実を溶かす強さを今回見せてくれました。自分が見て聞いて、満里子から受け取った思いを、両親に置いてかれてしまった過去もすべて直さず、朗読に乗せて伝える。今回の友情の話はとても宮沢賢治の姿勢にマッチしておりとても良い物語でした。自分の中で失敗を勝手に美化してしまったり、都合の良いものに変えてしまうずるさを僕も多用してはいけないと思いました。戦い続けるのは辛いけど、踏みとどまる強さも備えな