あらすじ
五十土はなぜ日本に戻ったのか。
五十土はなぜコンクールの舞台に立ったのか。
五十土はなぜハナのことを気にかけるのか。
桁違いの実力を見せる、五十土の圧倒的な朗読。
五十土、藤色、折口の過去と、
ハナの今が交錯する、
コンクール編佳境の第12集!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久々にきました。
花もて語れは一、二巻のやまなしが衝撃的すぎて、あれを超えるものはもうないだろうな…と思っていたのですが、
久々にきました。鳥肌が。
なんだろう、五十土さんがハナを意識しだした違和感から、瓶詰地獄の謎解きと五十土さんの謎の種明かしが並行して行われていって、全てがシンクロしてのあのラストは完全に予想外でした。
そしてその後の藤色先生の言葉に思わず涙。
今まで読んできて本当に良かったと思える、大切にしたい一冊です。
次巻で完結なんて信じたくないです…!!
そんな感動の後に待ち受けていた、おまけ漫画の本の角煮とイラストのスク水藤色先生。反則でしょう…多いに笑わせていただきました…!笑
Posted by ブクログ
子供の頃から人付き合いが苦手な、ハナと五十土さん。
ハナは他人を恐れて、空想の世界へ逃げ込んでしまうクセがある。
五十土さんは、家では現実から空想の世界へ逃げ込むけれど、現実から逃れられない学校では、周りの人間をよく観察してきた。
そんな似た者同士のような二人だが、朗読劇をする時に違いがでてくる。
この本巻では謎だった五十土さんが、ニューヨークからやってきた理由がやっとわかるし、夢野久作の『瓶詰地獄』を朗読劇に選んだのも、ある人達へのメッセージが込められている。
真実を伝えるには、このコンクールでの舞台がチャンスの場で、五十土さんの勇気と熱演に作品の観客共々、拍手喝采したい。