あらすじ
朗読コンクール二日目、
自由作品審査。
五十土がいなくなった舞台に
ひとり立ったハナが読むのは、
あの日に読もうと決めた、あの作品。
想いを届ける最終巻!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最終巻は芥川龍之介の『蜜柑』。
最終話は有島武郎『小さきものへ』。
ゆっくりと読み進めてきた本作だが、最終巻に向けての5巻ぐらいは、一気に読んだ。文学や朗読を真っ正面から漫画で表現することに挑んだ、素晴らしい作品だと思う。
Posted by ブクログ
「週刊ビッグコミックスピリッツ」で、長期連載されていくのかと楽しみにしていたのに、これが最終巻ですか・・・。
幼くして両親を亡くしてしまい、引っ込み思案な女の子だったハナが当時 教育実習生であった折口先生から言われた言葉。
『きっと伝わる。伝えたい気持ちがあれば。』
このメッセージの集大成、見せ場となるハナの朗読の舞台。
芥川龍之介の『蜜柑』を選んで伝えたいとした相手は、折口先生だけでない。
ハナの朗読を聴く人々へ向けられたものなのだ。
そして、このコミックの読者にも伝わっているでしょう。
ハナは、次は自分が励ます側に立つと、決心する。
日頃、私も感じていたのだけど、人は人を励ますために生まれてきている。
それを、忘れてはいけない。
Posted by ブクログ
無事完結ー。
週刊連載に移った頃、流れが一瞬止まって、進行がだらだらになったときは(やべえこの週刊なのにくどくどしいこれは師匠の悪い癖が)と思いましたが、最終巻の淀まなさといったら。
ずっとこうだったらよかったのに。