あらすじ
ハナが好きかもしれない折口に好意を抱きつつある満里子。
折口プロデュースの舞台に立つ満里子には、ひとつの、大きな決心があった。
友を思う気持ちと、決して自分の思い通りにはならない、誰かを好きになる気持ち。
純粋だからこそ不器用な、ハナと満里子の友情は果たして!?
心震わす第6巻!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
友人に勧められて読み始めました。朗読というものにある膨大な情報、そこから紐解かれるひとつの作品の本当の魅力に圧倒されます。文学作品の朗読をテーマにした漫画を黙読するという奇妙な感覚の中、絵とフォントの表現で、知らず知らずのうちに黙読にも抑揚が付く。それがこの作品の没入感になっているのではないかと思いました。
Posted by ブクログ
宮沢賢治ゆかりの場所・岩手県へ
ハナと満里子は旅するのですが・・・
なんだか1人の男性をめぐって
ギクシャクしてますね。
ふたりの女心が見え隠れする心理描写が
面白く読めました。
ハナちゃんスランプから脱け出してもらいたい!
Posted by ブクログ
「朗読」の勉強になる漫画、第6巻。
小川未明の「野ばら」と宮沢賢治「おきなぐさ」。
地の文の視点の話からさらに次のステップも明らかに。
立体的な「場面イメージ」をつかむために宮沢賢治の愛した風景を実際に見に行くエピソードも。
「朗読家は声に出している場所の1〜2行先をすでに頭の中で読んでいる」という話は、楽譜を奏でる時に先を見据えている音楽家の演奏に通じると思いました。
Posted by ブクログ
朗読を通して自分の感情・位置の再確認をする満里子さんは綺麗でした。それでも、まだまだ自分の中に溜まったものを吐ききれてない様をみるとこれからそれがどう解決するのか、花の心情の移り変わりも気になるし、やっぱ週刊に移って展開の速さがより週刊誌向けになった気がしました。
今回の朗読のポイントの場面の立体化は声でそんなことができるのかと満里子さんと同じ感想を持ちました。これを朗読家たちがどう表現するのかすごい興味深いところです。