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ついに朗読会の舞台に立ったハナ。 満里子の朗読を聴き、 その想いを受け止めたハナが、 渾身の力で『注文の多い料理店』に挑む。 賢治の夢想、作品の深奥、 満里子との友情、スランプとの闘い。 そのすべてでほとばしる、ハナの情熱。 『花もて語れ』第二部完結の第8巻!
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Posted by ブクログ
想いを直さない戦いを続ける宮沢賢治。その想いを自分の願いに乗せて朗読するハナが描かれる第二部完結8巻。 自分の氷を砕くのは自分。自分を見失い、迷いに迷ったハナ。それでも自分の心に込めた思いで固まってしまった現実を溶かす強さを今回見せてくれました。自分が見て聞いて、満里子から受け取った思いを、両...続きを読む親に置いてかれてしまった過去もすべて直さず、朗読に乗せて伝える。今回の友情の話はとても宮沢賢治の姿勢にマッチしておりとても良い物語でした。自分の中で失敗を勝手に美化してしまったり、都合の良いものに変えてしまうずるさを僕も多用してはいけないと思いました。戦い続けるのは辛いけど、踏みとどまる強さも備えないといけないですよねぇ。 ステップ4の重要性。朗読のステップ4「間」ですが、これは普段の会話でもとても重要視されるものです。自分は空気を読むのが苦手なほうで、自分が入って崩すよりは黙っていたほうがと思ってしまいガチなんですが、それだと今回のハナのように自らの話に惹きこむ間を作るということすらも苦手になってしまいます。「間」は朗読のように視点の変換や感情の切り返しなど相手に伝えるための技術です。自分が相手に伝えるためにはどうすればいいか、これも戦い続けないといけないことなんですかね。だけど、たまにはそういうの関係なく休憩するために友達が必要なんでしょう。花もて語れは様々な面が繋がっているのが良いところです。 週刊に移り長かった第二部も終わり、次はどんな話でくるんでしょうか。今回は特にハナの中のわだかまりがあったぶん熱量激しかったですが、次回はしっとりした展開でくるのかな。どんな展開でも期待して待ちたいですな。
構成は「おちついて癒されるために読む」ことを自ら拒否するかのようにモンタージュされ、物語の言葉は別の読み方で捉え直される。そして「注文の多い料理店」にオーバーラップして語られるのは、おそらく震災後の日本と私たちの姿でもある。
うーん、やはり週刊連載になってから面白くなくなりました。 もっと腰を据えてじっくり描いてほしい作品です。 前から思ってましたが、各話のオーバーラップがひどいです。 連載だと「前回のおさらい」みたいな感じになると思いますが、 単行本で読むと三歩進んで二歩下がる感じでイライラします。
朗読会でハナが披露したのは 宮沢賢治の『注文の多い料理店』 観客席に居る折口先生や藤色先生が 作者や登場人物の心情を掘り下げての解説が ハナの朗読とともに理解を究明した。 コミックの域を超えて朗読会の臨場感を 表しているのはスゴイです。 ハナちゃん一皮も二皮も剥けましたね。
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