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Posted by ブクログ
朗読のステップ4。朗読の技術もさることながら今回はキャラの心理描写が色濃く出た感でした。花の迷いと満里子の決意、今思う自分の気持ちを込め宮沢賢治の「おきなぐさ」を朗読する。
ステップ4の真髄。第6巻から課題とされている「立体的な場面」の表現方法。人との対話における欠かせない要因「間」がその鍵だったとは思いつきませんでした。今回のおきなぐさでの賢治の問いかけととてもマッチしているテーマだと思いました。他にも小さなアリからみた視点における表現、観念的視点の変換、真っ赤な天蓋のシーンなどどれをとっても唸る演出でした。物語の賢治との対話と聞いてくれる人との対話、それらすべてを取り持つ「間」。本当に『花ても語れ』という作品は構成が上手いと痛感しました。
キャラたちの思いもプラスされた朗読。今回はハナの迷いに満里子が先に答えをだす展開となりました。おきなぐさを妹のレクイエムと語った満里子。その満里子がイメージするおきなぐさはとても切ないものでした。書きなおすことへの恐怖、都合のよい自分を許せるわけがない、失ったあのときの自分へのレクイエムでもあるこの朗読は大変心にくるものがありました。
現実を知らずに願うは夢想。現実を知って願うは大人の闘い。満里子の願った一緒に歩きたいとおもう心をハナはどう朗読で返すのか。すごい熱量がこもった今シリーズ、どうハナが締めくくるか本当に楽しみです。
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