東百道のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
朗読をテーマにしたマンガの第2巻。月夜に本が雁のように飛んでいく表紙が好き。
第1巻の最初の「試練」と対峙し、また友人を得ていって物語が動き出していく。第1巻から続いて宮沢賢治の「やまなし」、「春と修羅」、高村光太郎の「ぼろぼろな駝鳥」をとりあげている。「春と修羅」は巻末に詳細な解説がついているところにかなり気合がはいってるようだ。
全般を通してマンガの場合はその性格上、どうしても表現が大袈裟になることが多い。特に絵では表しづらい味や音についてはどう視覚化していくかは大きな問題のひとつでもあるし、雑誌の連載ものであれば打ち切りとの闘いも考慮に入れて、大きくメリハリをつけていくことも必要にな