東百道のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小学生の時の教科書に載っていた 宮沢賢治の「やまなし」。
何度読んでも全く意味がわからなくて、(確か、先生も意味を教えてくれなかった)だから、ずっと、宮沢賢治が好きではなかった。
最近この「花もて語れ」を、いろんなところで目にしだした。
「“朗読コミック”とはなんなんだ?!朗読をどうマンガにできるのか?」という疑問をいだき、購入した。
そうだったのか!「やまなし」って、そういうお話だったのか!
途端に私の中で宮沢賢治への評価が変わった(苦笑)。
朗読の素晴らしさは実感している。
同じ本でも、自分で黙読したときより、誰かに読み聞かせてもらったときの方が強く心に響くときがある。
一番強く感じたのは、詩人、工藤直子さんの講演会。
ご自分の詩を 朗読されたときだった。
あまり興味のなかった工藤直子氏の詩の素敵さをそのとき、理解したのだった。
佐倉ハナの「やまなし」聞きたい。 -
Posted by ブクログ
入院のお見舞いに友人が持ってきてくれたのがこの「花もて語れ」の既刊3冊。タイトルだけは聞いたことがあるものの内容については知らず、興味をもって読み始めたらストライクな内容。選んでくれた友人に感謝感謝大感謝。
主人公は就職したてのOLで、第0話では幼少の頃のお話。引っ込み思案でおとなしい女性が、朗読をきっかけに変わっていく内容のようだ。
実は近年、自分でも朗読をやる機会をもちたくて、いろいろと調べ物をしたり本を読んだりしていた。シンクロニシティというか、まさにいいタイミングで読む機会に恵まれてうれしい。この本には朗読協力・朗読原案として東百道という専門家が参加していて、朗読に関するノウハウが披露されているのだが、それがもうひとつひとつ目から鱗で勉強にある。もちろん、理論書ではなくてマンガなので音はでないものの、ストーリーで擬似シミュレーションされることにもなる。
1巻は動機のエピソードにあたる第0話を含む全5話。続き物なので、最初の試練にどう向かっていくのかという途中までの内容になっている。 -
Posted by ブクログ
「朗読」の漫画。なんだそれと思ったけど、評判を耳にしたので1巻を試しに買ってみた。漫画として好きかと言われたら、絵も話運びもそんな好みではない。続きを買うかはわからない。
ただ、色々なことを思い出した。
のりのりで絵本の読み聞かせをしてくれた母のおかげか、小学校で毎日出た国語の音読の宿題は全然苦じゃなかったなあとか、そういえば高校の頃に放送部の朗読コンテストの大会に出たなあとか。小中学生の時、妹と2人で漫画の朗読をしていたなあとか。漫画の中の、自分が好きな名台詞ランキングって誰でも大好きだと思うけど、そういう「好きな場面」「好きな台詞」を、キャラクターの配役を決めて交代に読んでいくという遊びをして、なりきって悦に入っていた。確か母に嫌そうな顔で「やめて、それ」と言われて恥ずかしくなってやめた記憶。
間違いなく声に出して文章を読むことが好きだったけど、そういうのは「恥ずかしいこと」と思うようになったのはなんでだろうな。好きだったことすら忘れていて、これを読んだ後、思わず本棚の一冊を手にとって音読してみた。やっぱり気持ちよかった。その勢いで、朗読のポッドキャストを探していくつか登録した。
黙読はわからないことがあってもそのまま読んでしまうけど、朗読はわからないことがあると一行たりとも声に出せない。だからわかるまで何度も何度も読み込む。そうするとイメージが何倍にも広がる、というのは、なるほどなあと思った。
舞台演劇では、同じ話を違う役者、違う演出で何度も再演する。同じ脚本でも演技する俳優によって全然変わるのは、本には書かれていない情報を、自分のイメージでふくらませて補うからだろう。それはイメージの押しつけではなくて、いくつもある解のひとつなのだと思う。
自分が好きなものってつながるなあ。