フランシス・ハーディングのレビュー一覧
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白いヤギと黒いヤギさんの本棚から
やっぱり手紙とか食べちゃうんでしょうか?(食べるか!)
はい、ダークファンタジーの名手ハーディングの『ささやきの島』です
題名がいいね〜
想いの話だった気がする
親の想いの話だった気がする
結局さ、信じることなんよ
信じて裏切られることもあるかもしれん
でもさ自分の想いを押し付けることが、果たして子どものためになるんだろうか
受け入れられないこともたくさんあると思う
でも信じて任せることで、そしてしっかりと見守ることで、自立の道を示すのが親の役目なんじゃなかろうか
なーんて、偉そうなこと言ってしまったけど、ぜんぜん出来てません
ムズいっす
このお -
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「こ、これは“ナウシカ”か?」
(第一章を読み進めてる間の感想がこれ!)
「嘘の木」の作者フランシス•ハーディングの新刊は、前作「ささやきの島」と同様、イギリスの画家エミリー•グラヴィエットの挿画付きの短編です。前作の絵とはがらっと変わって、こちらも独特の雰囲気を創っています。
前作「ささやきの島」も素晴らしい物語でしたが、今作も素晴らしい作品です。
“森”に侵食され、「灰色男の門」という名の“壁”の中で生活する人々。冒険心にあふれた少女フェザーは集落のはずれで、ある出来事に巻き込まれてしまい…。
著者の作品としては、「呪いを解く者」や「ガラスの顔」に近い手触りを感じる『ハイ•ファンタジ -
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著者フランシス・ハーディングのトークイベントを聴きに行ったのを機に手に取った作品。おもしろかった! ファンタジーを含むミステリーで、思春期の女の子が主人公のYA的としても読めるが、通底するテーマは深く、重層的なおもしろさがある。何より、『嘘の木』の発想そのものに「やられた!」感あり。主人公の驚くべき勇気と聡明さにページを繰る手が止まらない。19世紀のイギリス。社会の中で固定化された役割に窮屈な思いを抱きながらも懸命に生きていく人たち。男女や身分の差別意識とは。家族への思いとは。学問的探究心とは。さまざまな葛藤が交錯する読み応えある一冊。
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地下都市カヴェルナ。そこに住む人々は、表情を持たずに生まれ、《面(おも)》と呼ばれる表情を学習し、場面に応じて使い分けて生活している。世を捨てたように生きていたチーズの匠グランディブルは、ある日、チーズ作りの洞窟で記憶を失くした少女と出会い、弟子にした。ネヴァフェルと名付けられた少女は、7年後、素直で好奇心旺盛な子どもに成長する。グランディブルの危機を救おうとしたネヴァフェルは、自らの秘密を知り権謀術数渦巻く宮廷に行くことになった。
舞台設定も、小道具も、とにかく全てが独創的で非常に面白かった。素直で無知だったネヴァフェルが、世界と人々の汚さを知り、傷付きながら成長していく様子が、若木の伸び -
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嘘の木で衝撃を受けて、2冊め。
自分が小中学生の頃に読んでいたら、本当にハマって大好きだっただろうと思う。
本国では児童書とのことだが、大人が読んでも充分に面白い。
主人公が取り替えっ子側、という設定もすごいが、目線で見える家族の歪みが顕になっていき、取り巻いていたものの見え方が180度変わっていく場面。その過程で大人の弱さと過ちも残酷なまでに描写していく。
子ども向けに書いた本なのに、すごく子供を信じているのだなと思う。
昔ながらの児童書だったらこういう終わり方しないかもしれない、でもこういうところも自分が子供だったらたまらないんじゃないかと思う。
全世界の読書好き女の子に読んで欲しい。 -
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児童文学のファンタジーと思って読んだら、少しホラーで、サスペンスでもあり、ミステリーでもあり、とってもダークな大人向けファンタジーですね???
あらすじにもある父親の死はちょうど小説の中間くらいで起こるんですが
そこから、タイトルである『嘘の木』が本格的に物語に登場します。
そこからが!もう!!面白すぎ!!です!!
とにかく登場人物みんな味があっていいし、
物語全体のまとう雰囲気もいいし、
終わり方もとっっっても好きでした。
最後までモヤモヤして、父親の死の全貌を予測しながら読むんだけど、かすってもいなかった笑
最後はスッキリーー!です。ドーパミン出ます。
本当に児童文学ですか??
個人的には -
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ハーディングの作品はこれで4冊目。いつにも増して凝った世界観で、珍しく物語に入り込むのに少し時間のかかってしまった作品でしたが、最後まで読んで、あぁやはりハーディングらしい、イギリスの王道ファンタジーだと納得がいきました。ぜひ皆様に読んでほしい一冊です。
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ネタバレフランシス・ハーディングの邦訳3作目。
今作も、戦わざるを得なくなった少女の物語。「嘘の木」「カッコーの歌」と比べると、先の読めない意外な展開が多い。
17世紀イギリス。母親に先立たれたメイクピースは、死んだ父の生家に引き取られる。ただそこは、母が何かから逃げてきた場所でもあった。内戦の音が近づく中、奇妙な父の親族たちから逃げ出すことを決めたメイクピースだったが。。。
舞台はピューリタン革命の足音が聞こえる内戦状態のイギリス。ジャンル的には歴史冒険ファンタジー。過去作にはないほど、史実である内戦の影響が物語に影を落とす。
非常にミステリ要素のある展開というか、先の読めない展開があるため、事 -
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ハーディングの短編
今までで一番読みやすいけれど、しっかり読み応えもある
ハーディングらしい子供が主人公のブラックファンタジー
詩と死を通して主人公と思いを残した者が成長する姿と、ハーディングの言葉のオシャレな紡ぎ方を楽しめた
電子書籍で読んだが、電子書籍も絵付きで本文も画像のためにテキストを拾ったりハイライトが入れられないのと文字が小さいのが老眼にはちょっと読みづらい… ピンチがやっかい
あと彼女の文章にたくさん挿絵をつけてくれちゃうのは楽しみを半分取られるような気分なので個人的にはいらないです
児童書扱いとするのはちょっと違うかと思う -
購入済み
挿絵は多いが中身は濃厚
日本で訳されている作品には外れがない。挿絵が多く、いつもより短くてシンプルな筋立てだが、いつも通り濃い人生が描かれる。敵に追われ、妨害を乗り越え、舟を進める少年。父に教えられた道を必死にたどるが、なかなかうまくはいかない。ネタバレになるので難しいことは脇に置くと、手に汗握るストーリーは単純におもしろいです。
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「嘘の木」の著者フランシス•ハーディングの最新作はイギリスの絵本作家エミリー•グラヴェットの挿画が付いた120ページの短編。この挿画がよくはまっていて素晴らしい。
マイロの父親は死者の魂を船に乗せて送り届ける渡守り。島の住人は死者が出るとその靴を渡守りのところへ持っていく。渡守りの仕事は、兄のレイフが引き継ぐことになっていた。そんなある日、領主の娘が亡くなり、父親は靴を受け取った。ところが領主は娘の死を受け入れず、靴を取り返そうとする…
死とは何か、生きるとはどういうことかを問いかけるファンタジーとして大一級の傑作だと思います。
父親がマイロではなく兄のレイフを後継者に指名したのは何故か。