天路ゆうつづのレビュー一覧
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購入済み
主人公アリエッティの「すぐ調子に乗らないところ」というか「自分に起こることを冷静に見ようとするところ」が好き。
もっと前向きに考えても良いんじゃない!?
というようなことでもしっかり確かめていこうとするところが好き。
色々報われて幸せになって欲しい。 -
購入済み
本当に良かった
タイトルから、ラブコメかなぁと軽い気持ちで読み始めましたが、ヒロインの不幸な生い立ちに立ち向かう強さに、最後の最後まで、手に汗握る状態で一気に読んでしまいました。久々に、脇目も振らず一気読みした作品です。只今の時刻、真夜中の1時58分。
一途にお互いが想い続けてきたからこそ、報われたラストに心からホッとして、これからどんなことがあっても、この二人はお互いを支えに、手を取り合っていくのだろうなと明るい未来が想像できる、とても心地よい読了感です。
フィクションだけど、ノンフィクションのような、現実の終わりの見えない苦しさと、永遠に終わってほしくない夢のような展開が、読者を巻き込んでいく作者さん -
ネタバレ 購入済み
オメガバースものって何だか似たりよったりなのについつい手に取っちゃう不思議な魅力がある。
そんな中でも本作は設定がとても細やか。それぞれのタイプに寄り添った内容なのも良かった。その誠実さはヒロインにも言えることで、何事にもまっすぐに向き合う姿勢は好感しかない。
プラチナと‘運命の番’という稀少さに伴う孤独や歓喜がヒーローサイドでたっぷり語られているのも◎。
甘いだけじゃなく、ちょっぴりビターな読み心地はどストライクでした。 -
Posted by ブクログ
最終巻。
表紙の華やかさからわかるように、ついに堕ちました(笑)
しっかりしてるルーシャですから、ちゃんとハッピーエンドですけどね。
裏表紙のジリアンとイアンも最初から最後までラブラブなのが唯一の救いです。癒し…。
さて、ルーシャが堕ちたとしてもルーシャらしさは変わりません。最後までアーネスト殿下に抗っているのが可愛いです。
そんなルーシャを追いかけるアーネスト殿下のセリフの一つが印象に残っています。なかなか思ってても言えないセリフですが、アーネスト殿下だからこそ言えたセリフかな?と思います。
見入られたルーシャですが、しっかりしてるから(2回目)大丈夫だと思います。
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匿名
ネタバレ 購入済み教会に属する歌姫の1人であるアリエッティは領主ヨシュアに呼ばれ、姫巫女が嫁ぐまでの間の代わりとして領地に勤めている。
騎士たちや領民たちに歌の指導や祝福を与えるなど忙しいが充実して日々を送っていた。
しかし、以前の同僚である友人たちから、最近の教会の不審な行いや真面目な歌姫が辞めていっている話を聞き、不安を募らせていた…。
そこへ、ようやく姫巫女が巡業してくると通達が来たが、貴族の付き添いや夜会の手配をめいじられ、ますます頭を悩ませることに…。
ヨシュアから、姫巫女との婚約は断ったこと、アリエッティを想っていると告げられるのだが、過去の経験から素直に信じることができず…。