町沢静夫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
去年の秋は、どうしても気持ちが落ち込んで、何も手につかない苦しい日々を送っていました。
その時期、縋るように繰り返し読んだのがこの本です。
精神科医が語る「絶望とは」そして、絶望と向き合ってきた歴史上の人物の話、吉本ばななさんとの対談まで幅広く書かれています。
第一に、絶望に陥っているのは君だけじゃない、というシンプルなメッセージ。
絶望というのは非常に主観的なもので、同じ境遇でもへっちゃらな人もいれば、人生の終わりのように感じる人もいる。
そんな絶望ですが、深い絶望と向き合ってきた歴史上の人物(芥川龍之介やキェルケゴール、フランクルなど)の話は非常に興味深いものでした。
私にとって絶望と -
Posted by ブクログ
心の重荷をとってくれるような本何かないかな…、と思いながら探してて、ふとタイトルにインパクトに感じて手に取ってみたら、吉本ばなな氏との対談つきということにピピッときて読んでみました。
精神科医の著者は、不幸とか絶望の淵にたっている患者たちを何人間近で見てきたし、ご本人も幼いときの家庭環境が大家族で精神的にわずらっている人々に囲まれて育ってきた経験もあり、とても文章に説得力がありました。
とても濃い内容でありながらこの手の本としては堅苦しくなく読めました。
前半古今東西の哲学者、思想家、芸術家、などをとりあげながら、彼らが絶望の時にどう生き抜いたのか、または飲まれていったのかが書いてあって、興味 -
Posted by ブクログ
「自分との他人との関係」、「自分と家族との関係」および「自分と社会との関係」などで自我をしっかりと確立が重要であり、そのためには「いい人」になっていただけでは対処できないことが多い、としている。その上で、「「いい人」と「悪い人」という概念を越えて、自分の良心に従い、この世の中でできるだけ創造的に生き、できるだけ多く楽しみ、できるだけ多く学び、できるだけ多く何かを考え、先を考え、全体的視野で生きていくことが必要。」と結論している。
自我確立を困難にすることが多く存在することは確かに感じているところである。そういった中で自我確立の重要性を再認識できたことは収穫だった。 -
Posted by ブクログ
岩波ジュニア新書に似たようなタイトル『自分の顔が好きですか?-「顔」の心理学』のものがあるが、それとは別物。
本書は大人の醜形恐怖症をおもに扱う。
私は今も昔も、自分の顔が嫌いだ。
幼い頃、「ブス」と言われたために、自分の顔をみると、その度に悲しくなる。
でも、私を大好きだと言ってくれる人がいるから、深刻な醜形恐怖症に陥らずに済んでいるし、その強いコンプレックスゆえにたくさんの本を読み、心がタフになってきた。
それでも、弱っている時など、あるいはたまたまスマホがインカメラになっていた時の、突如として突きつけられる自分の顔面偏差値の低さったら!
それでもなんとか、頑張れている。
本書は精神科 -
購入済み
なんじゃこりゃ!?
目次や注意書きをのぞくと、実質10ページ弱
そのうち著者の自己紹介でページを割かれ
ほんとの書いてある内容は文字どおり薄っぺらい感じでした。
はじめてのBookliveの利用でいきなりハズレ引きました。