【感想・ネタバレ】自分を消したいこの国の子どもたち [傷つきやすい自尊心]の精神分析のレビュー

あらすじ

著者は言います。「今の青少年は『自分独自の存在感』が非常に希薄になった。他方で、母親の過保護で自尊心が自分の背丈以上に高まり、些細なことで決定的に傷つく。このため、簡単に『こんな人生(自分)だったら消してしまいたい』となってしまう。いじめられて引きこもってしまったり、自殺してしまったり、犯罪に走って自分の人生を破滅させようとしてしまう」と。序章/青少年の心に何が起きているのか。いじめ、不登校、引きこもり、少年犯罪などに心を痛め、思春期の子どもを持つ親として不安な日々を送る大人たちに、精神科医が豊富な臨床経験に基づいてアドバイスします。

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Posted by ブクログ

肥大化した自尊心がひきこもりにつながり,犯罪へとつながっていく。そのために過保護を是正・幼児期のしつけを強化する。そして小・中学校での子ども同士の集団遊びをもっと増やす。
現場でも感じている。子ども同士のぶつかりあいが減ってきて,脆弱な子どもが増えてきたと。
「傷口にタバスコをかけると子どもは強くなるよ。大人もな。」
そう言って笑っていたT先生を思いだした。ハードルを置いてやったり高くしてやることも大人のつとめだ。

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2019年01月05日

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