新井陽次郎のレビュー一覧

  • こんな日のきみには花が似合う

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    イラストがかわいい!
    だけじゃなく蒼井ブルーさんの、日常系だけど小さな幸せが積み重なるような、エモい物語だった。

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    2024年03月14日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

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    ネットで知って気にはなっていた本。書店で手に取りました。タイトルが独特ですね。
    ライトに書かれているので青春の青臭さもありながら、性的マイノリティーについて深く思うこともありで、なかなか読みごたえがありました。わたしは読みやすかったと思います。

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    2023年09月11日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない  再会

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    2019年にNHKで『腐女子、うっかりゲイに告る。』のタイトルでドラマ化された『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』
    その後の彼らを追った物語。

    大阪に転校した安藤純はいきなりクラスメイトの前でゲイである事をカムアウト。
    その堂々とした態度に彼の成長を感じ嬉しくなる。

    元カノ・紗枝との再会シーンはまさに青春。

    作品内で姿を見せずとも、一際存在感を放っていたミスター・ファーレンハイト。
    彼の壮絶過ぎる過去を描いた番外編はひたすら苦しい。

    例え彼らの事を受け入れる事が不可能でも排除する世界は間違っていると言い切れる。

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    2023年02月18日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない  再会

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    再会とタイトルにあるように前作の続き。
    前半は前作で出した結論が間違いじゃなかったと思えるような造りになっていて大阪に転校した主人公のその後が複数人の視点で描かれている。
    ひとりひとりの単純さと悪人ではない感じが救いを感じる。

    後半は前作での重要人物だったミスターファーレンハイトのお話。
    これは前作の時間軸で話が進んでいくので彼の結末を知っている状態で読むことになるんだけど、知ってるからこそ読んでいるのがしんどい。
    救いがない・・と思う反面、きっとこういうことも実際に起きているのだろうなとも思う。

    前作が問題定義、今作がそこからの光と影を描いているように感じる。

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    2022年12月20日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

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    タイトルと表紙からイメージするよりも内容は重い。
    新宿の本屋さんでBL本を購入している同級生(女)に偶然会ったのはゲイの僕。というところから話は始まる。
    カクヨムで書かれていたものを書籍化したものらしく、ネット小説らしい文体で登場人物の中の幾人からの視点が変わりながら物語は進む。
    QUEENの曲をキーワードに据えつつ進むので曲を知っている人にとっては物語の深さが増す気がする。

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    2022年12月20日
  • まっしょうめん! 胴を打つ勇気

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    段々剣道が上手くなっていく成美。
    剣道って奥が深いんだね。
    スポーツの枠にははまらないのかもしれない。
    瞬時に相手の出方を読んで対応するのはすごい。
    又は上手くなるのかな、成美は。

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    2022年10月24日
  • まっしょうめん! 小手までの距離

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    紆余曲折がありながら段々、剣道にハマっていく成美。
    読んでいるこっちもハマっていく。
    石田くんをケガさせてしまったときの感触が忘れられなくなって剣道から遠ざかる成美、なんとなく気持ちがわかる。
    しかし、それを乗り越えなければ強くはなれないのかもしれない。
    成美の成長が気になる。

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    2022年10月11日
  • まっしょうめん!

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    海外赴任中の父親からの要望で剣道を始めることになった成美。
    監督のちょっとやり過ぎ、というような指導方法にもなんとかついていくが初めての試合でガッツポーズをしたことで注意を受け、その事に納得できず一旦剣道から離れる。
    剣道の仲間のこと、家族の事等、周りの人達と様々関わりながら成長していく成美。
    剣道のことも色々わかり面白い。
    試合とは言っても試合ではない、武道って何だ?
    もう少し読んでみよう。

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    2022年10月08日
  • まっしょうめん!

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    子どもが本に少しでも興味持てるかなと、最近始めた剣道を題材にした本を探してみました。
    まずは私もと読んでみましたが、主人公のあまりやる気のないところからゆっくりと、自分でも気づかないうちに成長できていく過程がみえてとても面白かった。読んでくれるといいなぁ

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    2022年09月22日
  • まっしょうめん!

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    成美はちょっとしたきっかけで剣道を始めました。
    そこで、いろんな友だちと出会い、挫折を味わいながらも、剣道を続けていくというお話です。
    言いたいことを飲み込んでしまう成美が、はっきりものを言えるようになってよかったです。

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    2022年08月17日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない  再会

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    実写化もされた原作本。2冊続けて読破。

    ゲイであることを隠して生きる、高校生の純は、クラスメイトのBL好きの女子、紗枝に好意を寄せられ、告白をされる。
    純には妻帯者の中年の恋人がいるが、結婚して家庭を作るという「普通の幸せ」も諦められない。そして、思い切って、紗枝と付き合うことにするのだった。
    純の一人称で物語は続いていく。

    クラスメイトの男子の小野にゲイであることをバラされて孤立し、思い悩むシーンは辛かったけど、純の幼馴染の亮平は、いつも純のことを明るく支え、とっても素敵な友達。とにかく良いヤツです。

    紗枝も、純がゲイであることを知り、ショックを受けるけど、それでも優しく寄り添う。好感

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    2022年07月15日
  • 「未完成」なぼくらの、生徒会

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    去年まで男子校だった高校へ入学した主人公。過去の自分を知らないところで再スタートと思っている。秘密をばらすと脅されてはいった生徒会だが、生徒会の面々にはそれぞれ秘密があって……。

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    2022年05月17日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

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    簡単には取り上げにくい題材。


    だけど、LGBTQに関して、そしてQUEENに関してとてもとても興味が湧いた作品でした。
    この本を見た後にちゃっかり、映画ボヘミアンラプソディ見ちゃった(笑)


    学生だったとき、もしかしたら自分のクラスにカミングアウトしてないだけで、主人公と同じような気持ちだった子がいたかもしれない。今だって、周りに生きづらさを感じている人がいるかもしれない。



    自分とは違う感覚をもつ人だからこそ、そういう人たちの視点で描かれたこの作品を見て知ること、得るものが多かったです。


    何を言っても綺麗事にはなりますが、良かったと思います。

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    2022年05月02日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない  再会

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    心の中のツッコミ?ボケ?が面白すぎてたくさん笑った。
    大阪弁なのでテンポが良い。
    同性愛をどう思うか?
    大きなテーマ。
    ファーレンハイトの話が壮絶で凄まじい。
    中学生なのに、考え方が大人。
    もう、番外編なのに、こっちがメインだった。
    苦しくて、想いが大きすぎて、涙が出る。
    「ただ人を好きになっただけ」
    靴を履かずにタクシーに乗るって。
    よっぽどだよ。
    結末はそれ以上のことだった。
    細川さん、草を抜いてキレイにしてくれてありがとう。
    忘れられないすごい話だと思う。

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    2022年02月22日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

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    学びの多い本だと感じた。
    中高生は、未体験の人が多いから、
    セックスについてとても興味があるけれど、
    わからないことがたくさんある。
    悩んでいる生徒もいる。
    「普通って何?」
    他人に言えない悩み。
    それがとてもよく書かれていて、共感できる。
    前半の純の心の声は、笑ってしまうくらい面白い。
    三浦さんは純粋で真っ直ぐで、
    実らない恋とわかっているのに、
    応援したくなる。
    「僕は世界を簡単にしたくない。摩擦をゼロにして、空気抵抗を無視して、分かったフリをしたくない。」
    死にたいと思う爆発的な感情や、
    失恋の苦しさ。
    自殺した友達の真相を知った時の衝撃。
    びっくりして震えた。
    思い返すと納得。
    理解で

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    2022年02月16日
  • 私は存在が空気

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    少年ジャンパー
    瀬名先輩のために、グランドキャニオンに自転車で行けるのは、すごいと思った。自殺と見せかけて、屋上から移動するのは、他人から見るとすごいびっくりするだろうなぁと思った。私も、こんな能力が使えたらなぁと思った。

    私は存在が空気
    まさか、本当に先輩が犯人だと思わなかった。先輩がベッドの下を覗き込んだ時は、すごくヒヤヒヤした。最後は、友達だと思っていた人が好きになっていてすごく面白かった。

    恋する交差点
    全然知らない人と手を繋ぐのは、すごく気まずいなぁと思った。一緒に交差点をわたることが出来て本当に良かったと思った。

    スモールライトアドベンチャー
    犯人に捕まった時は、すごく焦っ

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    2021年08月25日
  • 私は存在が空気

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    超能力×恋愛 がテーマの短編集。

    一作目の「少年ジャンパー」がとてもよかった。
    これぞ中田永一!という短編。
    引きこもりの少年が瞬間移動できるなんていう、
    突飛な設定を呑み込ませるのがさすが。
    しかもオチまで最高におもしろいです。
    この短編だけでも読んだ価値があったなと思うくらい。


    ただ、婦女暴行や、殺人、スカートのなかを覗く願望…など、ちょっと際どい要素があり、学校におけるかは微妙なライン。
    中田永一名義だけど、乙一のダークさを隠しきれてない感じ。ダークさが好きな中高生にはかなりウケそう。

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    2021年05月02日
  • 2分の1成人式

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    2分の1成人式の授業をきっかけに、過去を遡ったり未来を想像したり。
    11歳の娘は面白かった、っていうけど、赤ちゃんの頃の記憶を辿りに病院に行くか?と疑問だったし、幼稚園の頃から一緒の友達の誕生日(しかも同じ日!)を知らないとかあるかなー?って思ったり。10歳の女の子のリアルが中途半端な気がしたなー。

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    2019年02月10日
  • 5分後に癒されるラスト

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    無理しなくていいんだよ、うちの父娘、
    幸せと切なさとが良かった。
    うっかり職場の昼休みに読んでしまって涙目。

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    2018年12月11日
  • 2分の1成人式

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    10歳は成人式をする20歳の半分。
    二分の一成人式。最近きくようになった言葉だ。

    二分の一成人式をすることになり、宿題で自分の年表と将来の夢を書かなければならなくなったユメちゃんが、自分と向き合っていく様子を描いた作品。

    魔法少女になりたいというのが子供っぽいことを気にしていたユメちゃんが、同級生ののぞみくんと話していくうちに成長していくのがとても可愛らしい。

    挿絵がスタジオコロリドの方なので、アニメっぽい印象はあるものの、作品の雰囲気と合っているので、世界を想像しやすかった。

    ユメちゃんとのぞみくんのやり取りにほんのり甘酸っぱい気持ちにもなれる、優しい本だった。

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    2016年10月15日