新井陽次郎のレビュー一覧
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ネタバレ思ったより性描写が生々しくてビックリした
題材が題材だから仕方ないのかもしれないけど
普通に純とマコトの考えには共感できない。だって不倫じゃんそれ。ゲイだから男の恋人が欲しい、けど結婚はして子供も作って幸せな家庭を築きたいって自己中すぎんか?結婚したくて子供が欲しいけどセフレも欲しいって言うストレートと同じ考えですよ。妻と子供の気持ちを踏み躙るような行為だし、ゲイだからって許容されることじゃない。男と男で子供ができるわけないから、ゲイはそれを宿命として受け入れるべきだと思う。子供が欲しいなんて高望みはするな。
あと息子に欲情するマコトきもいな。だからって同じような年齢層の男子を募ってセックスするのも大分キモい。犯罪に走らないだけまだマシだけど…
色々と考えさせられた小説だったな。ゲイである作者の視点から書いた小説だからリアルにこんな人がいるという勉強にもなった。彼の書く文章は非常に美しかったので、もう既に亡くなってしまっていることが本当に惜しい。 -
Posted by ブクログ
今年よんだ100冊以上の本の中で1番刺さった小説。
読んだタイミングも今日が1番よかったと思う。
本書はある高校生たちが『自分』と今後の『人生』に真剣に向き合い自分を受け入れていくお話。なんて簡単にまとめたけど、実際は一言じゃまとめきれないくらい、とてつもなく深い内容だなと感じた。
ゲイであることを割り切りつつ思い悩む高校生の心の動き。理解されることを半ば諦めつつ、でも希望も混じったそんな心の機微が本当に刺さった。
作中のゲイである自分のことを『卑怯なコウモリ』という例えをしたことには特に鳥肌が立った。
卑怯なコウモリは童話で、内容はこう。
その世界では獣と鳥の一族の争いが行われていた。コウモリは鳥にも獣にもいい顔をしていたが、争いの和平が行われた後、コウモリはどちらつかずで迫害されてしまう。
マイノリティな自分を受け入れてはいる。周りに理解されようとも思わない。だけど取り残されたような、違う世界の住人のような、そんな世界と自分に1枚の透明な壁をこしらえてしまうような、そんな感覚は、ぼくもよく分かる気がした。
ぼく自身、性的な趣向じゃないけど、どこか世界とずれた世界線で生きていると正直いうと感じているからだ。
理解してもらいたいなんてもうあまり思ってない。でも、完全に割りきれてる訳でもない。どっちつかずの存在。でも強く生きていきたいと同時に、理解されたい受容されて生きていきたいと 願う自分もいる。その矛盾に思い悩む主人公に自分が少し重なった気がした。
来年のぼくのテーマは『自立』『強みを生かす』だ。本書に、つよく背中を押して貰えたきがする。出会えてよかった本。ありがとう。
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Posted by ブクログ
ネタバレドラマを観た後、前作を読み、その後映画も見ました。
なんかこの話が好きなんだよね。安藤純くんの醸し出す雰囲気がはかなくて。
なので本屋でこの続編みつけて、レジに行くまで早かったわ。「続編あるやんー!!」って心の中で叫んだわ。
安藤純くん、大阪に転校してからからの話。
最初にカミングアウトして、クラスにうけいれられる。そしたら隠れゲイの同級生、五十嵐明良がびびった。
明良のセフレで隣のクラスの九重直哉は、純をみて自分もカミングアウトする。
明良は無理。でも、その堂々たる純を正直一目惚れしてしまった。
高校生の明良はそれも処理できず、結局純に嫌な事を言ってしまう。
なんやかんやあって、最終的に二人が付き合う話。
と、
東京に残された?三浦さんと、三浦さんが好きでずっとアタックしている明良の幼馴染の高岡の話。
そこに,前作ラストの「私らBLが好きでーす」と終業式で演説した事てファン?のような後輩腐女子の相原莉緒が、空気読めない系オタクで困る話。
たまにいるよね、どこでもかしこでも、BLの話するやつ。校内放送で毎週やられたんじゃ、例えば他にもいるであろう同性愛者の生徒がしんどくなってしまう。そんな配慮もあったもんじゃない。
それに対する高岡の秘策が笑った。ナイス高岡!!君なら三浦さんを任せられるよ!
さらに、三浦さんと高岡と、小野くん(前作で純くんが飛び降りるきっかけを作った子)と一緒に、純くんのいる大阪に会いに行く。
純くんの恋人になった明良は、どうやら東京からくる友だちの仲に元恋人がいると知り、高岡だと勘違い。
敵意剥き出しで迎える。
まだ純くんへの思いが残ってたよ、っていう三浦さんが辛かったし、それを受け止める高岡くんはやっぱえぇ男だった。それに比べて明良は器が小さすぎて、純くんを任せられん!って思った。
そして,ボーナストラックとして
『Too Much Love will Kill You』が辛かったー。
名前がずっと出ない主人公。友だちとかは出てくるのに。
14歳、中学生男子。従兄がすき。
ってのでもう、
あーーーこれ、Mr.Fahrenheitだぁー。って分かったらもう結末は前作に出てるので,そこに向かうしかない物語。
彼はゲイだったのか、ただ従兄その人が好きだっただけなのかは分からないけど、周囲の理解のなさ、とくにこの親はどんどん子どもを追い詰めていくのか苦しい。会いたい,会いたい。
細川さんという女の子が彼を好きで、だから彼の恋を助けてあげようとするのだけが救い。
これはあかん,泣く。と分かってて、泣いたらあかんところで読んでたけど止められなかったわ。泣いたわ。嗚咽は我慢した私、えらいわ。
Mr.Fahrenheitの分まで、純くんは幸せになってほしい。
相手は明良じゃなくてもいいよ(笑
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同性愛も一つの愛の形として受け入れる。この時代だから。
この時代だから。って言葉で丸め込むのが嫌いだ。じゃあ昔の人は?となる。苦しい人もいたんだろうな。
でも同性愛は気にしないってみんな言う。結局自分の保身のために。おれたちは認めている。そっちが隠しているだけ。と言うふうに逃げているだけ。
実際それを明かされたら、みんな気になってしまう。
気にせずなんていられない。
隠している同性愛者が気にしすぎ、悪い。って思うのではないだろうか。
結局は、おれたちは認めないから、隠し通せ。というのも1つの道かもしれない。
神様は腐女子なのかもしれない。 -
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ネタバレホモの僕が、同性愛者であることに苦しみ、異性愛者になろうと奮闘するも、逆に自分は同性愛者なのだと再確認する結果になる。
性的な好きと、人として好きっていうのは伴っていないといけないのか。人として好きな人が同性だったら友達に、異性だったら恋人になるってのが今の世の中なんじゃないかなと思ってる。同性愛者の場合は逆。
社会学の授業で、性的なことと伴侶っていうのは別でもいいんじゃないかっていう話題があった。確かにそう思う。それはたぶん私が上記のような考えだから。家族が男と女の組み合わせじゃないとだめなら同性愛者の人は苦しい。なら、性的なものは家庭の外に求めてもよくないか?恋愛経験がないからこんな考えになるのかなあ、世間的にはおかしいんかなあ。
世の中を簡単にしてしまう、つまり人を簡単に分別して自分の分かりやすいように都合いいように解釈する。こういうことが世の中ではよく起こる。
あの人はホモだからこう。こんなことするのはあの人がホモだから。そう言ってしまえば私たちは安心する。その人自身を見てそれに振り回されるのが動揺するのが困惑するのが怖いから。その人の奥に触れたくないから。自分が把握できない分からないものがあるのが怖いから、自分が分かるように簡単にする。
けど主人公は自分自身を見てほしいんだと気付かぬうちに心の中で思ってる。それをしてくれる女の子が現れる。女の子が。
「俺たちは認めてる。お前らが勝手に隠しているだけ。そういう風に、責任逃れしたいだけなんじゃないか。俺たちは認めない。だからお前たちは隠せ。」
かっこいい言葉だと思う。いい人の振りをしない。自分の要求は押し通す。それが相手も自分も平和に暮らすためになると思っているから。
「たった一つの特徴を自分の全てだと思い込んで、本当の自分自身を見失っている。」
これはホモであることだけじゃなくどんなことにも言える。このマインドを持っとくことは、今後コンプレックスに押しやられそうになっても前をむく糧になると思う。 -
Posted by ブクログ
本屋でタイトルを見た時に、「これは読まないといけない(絶対におもしろい)」と思った。
読んでみて、こんな心を抉られるような、感情を揺さぶられるような、読みながら読むのがつらくなるくらいなのに読み進めずにいられない。
久しぶりにこういう小説に出会えてよかった。
あらすじを簡単に言えば、「同性愛者であることを隠している主人公の男子高校生とBL好きのヒロインの女子高生の青春ラブストーリー」なのだけれど、作中に出てくるように、例えば、物理の問題で「ただし摩擦はゼロとする」や「空気抵抗はないものとする」とあるように、世界を簡単に理解するために、カテゴリーにはめ込まないで欲しい。
ただ、読んでほしい。後悔はしないと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作からの続きからの話。
純とさえちゃん、良平、小野くん、ケイトさん、誠さん、新たに出てくる純の転校先の人間模様、
みんながそれぞれただ高校生で、大人で、葛藤しながらもそこにあるものを当たり前に愛していく光景が想像できて、前作よりも微笑ましく読めた。
しかし最後のミスターファーレンハイトの話がもう、辛くて辛くて、彼が死ぬ最期のその時まで見届けてるみたいでもう涙が止まらず。。。
純もあきらも九重くんも決して何も無く今の環境を手に入れたわけじゃないし、これからも誰かの心無い言葉や態度に傷つくこともあるかもしれないけど、
ミスターファーレンハイトや兄ちゃんにも少しだけこの境遇があれば、もう少しだけでも救われながら2人とも生き抜けたのかなと思ってしまう、、
最後までミスターファーレンハイトと兄ちゃんの本名が出てこなかったのが、2人の孤独を象徴してるようでそれも悲しかった。
QueenのToo Much Love Will Kill Youがこの2人にあまりにも合いすぎて悲しすぎて、久しぶりに本読んでここまで泣きました。。。
「人を好きになった」「それだけだ」がどうか、みんなの当たり前になりますように。
みんなに読んで欲しい、わかってほしい、
でもこの本がなくてもいい世の中になってほしい。
本当に辛すぎるので、track3を最後に残してbonustrackを間に挟んで読みました……
読後感良くしたい方はbonustrackは間に挟むことをおすすめします……