幕内秀夫のレビュー一覧
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ネタバレタイトルだけ見て買った本。もっとネタ的な要素の強い「お笑い」ジャンルかと思ったら、予想に反してしっかりと今の給食のダメさを批判し、子どもにとって一番良い給食のあり方を提示している、マジメな本でした。
それでも、序盤の「変な給食実例集」は、笑えるのもあったけど。しっかし、今は給食でメロンパンが出るのね。この点は著者に同調。あんな、砂糖とバターのみで構成されてるようなモンを昼飯にしちゃダメだって。
「学校給食は教育の一環であり、生徒が食べたいというものを食べさせるという時点で、メニューを考える側が職務放棄をしている。『算数に飽きた』という生徒に算数をやらなくていいよ、となる訳がない」という理論に -
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ネタバレ■豚汁からご飯を奪うなんて、この責任は大きいです
書籍「変な給食」(幕内秀夫著・ブックマン社刊・174頁)から。
驚くような給食メニューの写真が、所狭しと並んでいる。
冗談でしょ?と思うようなメニューが溢れていた。
どれを紹介しようか迷うほど、そのコメントも辛口だった。(笑)
その中でも、あとから思い出せるように選んだコメントは
「豚汁からご飯を奪うなんて、この責任は大きいです」
言い換えれば
「近い将来、豚汁でパンが食べたくなる大人ばかりになったら、
どうすればいいですか?」ということらしい。
「ドーナツとラーメンと牛乳というメニュー」も、
「栄養素のバランスを考えると、変な献立でも仕方が -
Posted by ブクログ
今の40代から下の世代と、それより上の世代とでは、同じ日本人でも食べているものが全く違うという事実に気がついていない人が多い。
戦後大きく変化した食生活は、高度経済成長と歩調をあわせるように進み、その変化はちょうど私たち40代が小学生になった頃本格化した。
これまで普通に食べられていた米が食べられなくなり、小麦粉製品が主食の座に座るようになる。
当然副食も変わり、魚介類や海草・豆腐の代わりに肉・乳製品・油脂・砂糖をたくさん食べるようになった。
大量生産による食品の劣化・添加物の投与等取り巻く環境も乱れてしまった。
人の体は食べたもので出来ているから、食事の内容で体も変わってくる。
20代・3