幕内秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
海外では日本食がブームとなっている昨今、それとは裏腹に日本国内では日本食離れが進んでいるように思う。
そのような状況下では、意識しないと粗食を実践するのは難しいのではないだろうか。
よって、本書のような日本食や粗食の素晴らしさを提示している本を定期的に読み、有用な情報にアクセスするよう心掛けることが大切だと思う。
著者が提唱する粗食とは、いわゆるマクロビオティックのことである。
けれど、特段面倒なものでもなく気軽に始められるだろう。
まずは、「カタカナ食品」を「ひらがな食品」に変えることから始めてみようと思う。
また、個人の健康だけでなく「地球の健康」という面からも主食を米にすることが必要という。
先進国が消費する穀物の量が増えているのだが、それらは家畜に与えるためのものである。
しかし、「人間が穀物を直接口にした時と比べると、その穀物を家畜に与え、肉なり牛乳なりを口にした場合では、カロリーでは七パーセントから二十一パーセント、タンパク質では一〇パーセントから三二パーセント程度しか確保できなくなってしまうのだ(p121)」という。
この効率の悪い摂取の仕方以前に、それらの穀物を飢えに苦しむ人たちに届ければ、どれほど地球全体が健康になるだろうか。非常に考えさせられた。
食というと、個人的な話に思えるがもっと視野を広くして、考えたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルだけ見て買った本。もっとネタ的な要素の強い「お笑い」ジャンルかと思ったら、予想に反してしっかりと今の給食のダメさを批判し、子どもにとって一番良い給食のあり方を提示している、マジメな本でした。
それでも、序盤の「変な給食実例集」は、笑えるのもあったけど。しっかし、今は給食でメロンパンが出るのね。この点は著者に同調。あんな、砂糖とバターのみで構成されてるようなモンを昼飯にしちゃダメだって。
「学校給食は教育の一環であり、生徒が食べたいというものを食べさせるという時点で、メニューを考える側が職務放棄をしている。『算数に飽きた』という生徒に算数をやらなくていいよ、となる訳がない」という理論には納得できました。
「子どもに対しては毎日同じメニューでも構わない」という論に対しては、母親たちの「同じメニューでおやつも甘いものがダメなんて、子どもが可哀相」という反論がされているようです。それに対しては「可哀相なのは子どもじゃなくて自分や夫。大人は食事を目でも食べるので、同じものが出たり甘いものが出なかったりするとガッカリする。自分たちが食べたいものを食べるために子どもを巻きこむな」と論破しています。これもそれなりに納得。
ありがたいことに、自分自身はしっかりした食事を親に食べさせてもらい、スナックも駄菓子もジュースもそれほど好きではない状態に育ちました。親のエゴと欲望に任せて3歳ぐらいの子どもをマックに連れていくような親にならないよう、今後もしっかり美味しい食事を食べていきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ■豚汁からご飯を奪うなんて、この責任は大きいです
書籍「変な給食」(幕内秀夫著・ブックマン社刊・174頁)から。
驚くような給食メニューの写真が、所狭しと並んでいる。
冗談でしょ?と思うようなメニューが溢れていた。
どれを紹介しようか迷うほど、そのコメントも辛口だった。(笑)
その中でも、あとから思い出せるように選んだコメントは
「豚汁からご飯を奪うなんて、この責任は大きいです」
言い換えれば
「近い将来、豚汁でパンが食べたくなる大人ばかりになったら、
どうすればいいですか?」ということらしい。
「ドーナツとラーメンと牛乳というメニュー」も、
「栄養素のバランスを考えると、変な献立でも仕方がない」という
栄養士さんの言い訳にしか聞こえない。
私は栄養素のバランスよりも、
和食・洋食・中華など、食事全体のバランスの方が大切だと思う。
おかずとおかずのバランス、色合いなんかも、食事の楽しみ方だろう。
一度、子どもが持ち帰る「給食の献立表」を眺めて欲しい。