平康慶浩のレビュー一覧
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ネタバレ・データ等も使用しており、信憑性のある論理を展開している。しかし全て実践することは難しいので、出来ることから少しずつ取り組んでみたい。もっと本当に1年目に読みたかった本だった。。。
・昇給が止まるのは45歳~50歳の間。それ以上は、昇格しない限り下降線。
・課長の最大の敵はあきらめ感。
・上が評価する課長とは、出来る課長ではなく、アイツは人を動かすのがうまい、組織として結果を出している人。
・課長になって最初にやってはいけないことは、部下を連れて飲みに行くこと。仲良し課長になってしまうと組織の秩序が保てず、課長の権威もなくなってしまう。
・課長になって最初に外に誘うべきは部下でなく、上司である -
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ネタバレ前半はものすごくわかりやすい解説。
社外の知人友人を増やし社内の孤独に耐えられる環境を作る。社外の友人に大した話でなくてよいので連絡を取る。実名SNSを一日一度のぞく。新しいことを考えたり悩んでいるとき相談を投げかけてみる。答えてくれた人を大切にする。感情的にも社内の孤独に耐えやすくする。魅力的な人物になる。
雑談。運送だったら、この荷物は大体何日くらいこの倉庫にあるのか。どういう風に区分けして配送されるのか。その担当は自社か業者か。配送先はだいたいどのエリアか。他にはどこからここに持ってこられるのか。倉庫は常にいっぱいなのか。倉庫面積が足りないときはどうしているのか。倉庫が余っているときはど -
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この本には衝撃を受けました、業界を問わず数多くの企業に対して人事コンサルタントをされてきた、この本の著者である平康氏の書かれた本です。
タイトルに惹かれた購入しましたが、読んでみて分かったのは、ある程度のレベル(課長あたり)までは、能力・業績で評価されるが、それより更に上に進むには別の要素が必要になるということです。
評価される基準がそれまでと異なる、というのがポイントでした。今でも鮮明に覚えている、多くの企業が赤字に陥った、1998年のあの時を境に企業は人事戦略を変えてきましたが、ここに書かれている内容が、それだったのですね。
以下は気になったポイントです。
・出世している人達の共通 -
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ネタバレ気恥ずかしいタイトルだけど中身は結構まとも。ここでの「人事評価」とは「使われる側」としての評価のこと。係長・課長まではそれまでの成績で選ばれる(卒業基準)。しかし、それ以上への役職には、その職務にふさわしい能力があるかどうかで選ばれる(入学基準)。「ある時点で「選ばれるルール」は変わるんですよ。そこを意識して自分の仕事を考えましょうね」、という本。「ルールに従う側」から「ルールを作る側」に。それはマネジメントを目指す人だけでなく専門職の道を進む人であっても同じ。「プロフェッショナルとは、明確な専門性があることに加えて、具体的な収益価値を生み出す職種である」という指摘に納得です。
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大阪市の人事担当特別参与も務める著者が、人事コンサルの目線で会社における選抜の仕組み、ゲームのルールを語ったもの。
30代半ばの課長世代がターゲットのようで、課長手前までの選抜ルールは卒業資格、部長以上の選抜ルールは入学資格、という違いを主題に「だからゲームのルールを知って戦略を変えろ」と訴えかけています。
余談ではありますが、著者の好みか、「ストレスは変化から起きるので、最初から"平日は家でメシを食わない"と決めてしまえばストレスは発生しない」などハードワーク礼賛の風がありますが、同じロジックで定時帰宅派の理論を裏付けることもできるので多様な読み方ができます。
同じ -
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人事の仕組みを知ること、その理由を知ることが、組織で働く上で重要であるという感覚を教えてくれる本。
もちろん、自分の給与を上げたい人間にとっても有用だが、組織で働く意味を考えるうえでも非常に有用な本。
そもそもの評価制度がいかなる仕組みか、そして実際の運用はどうか、その理由はなぜか。
この思考プロセスは組織=制度の中で動かなけばいけない。組織=人の集まりであるため、感情が最も大きな影響力を持つ。という二律背反な状況を、まず現実として受け止めること。そしてそのルールの中でいかにうまくプレイするかという発想を読者に与えてくれると思う。
プレーヤーとして視座を高く持つ人はもちろん、自分のように -
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人事評価が社内においてどのように捉えられているのか、特に平社員から課長職までと、課長職から部長・経営層まで、その評価のされ方が違う。組織内のパーツとしての捉え方で頑張るのか、経営の本質を捉えながら頑張るのかで大きく変わる。使う側となるポジションとしては後者のような考え方でいなければならない。使う側といっても管理職と経営層でも職務は違う。そう考えると、自ずと人事評価というものが気にならなくなる、というようなことと理解した。
出世競争というような考え方はそもそも自分もしていないので、考える視点としては自分も同意と認識する。
また、キャリアを棚卸することや実際に出世している人がどのような考えや行動を