カミュのレビュー一覧

  • 革命か反抗か―カミュ=サルトル論争―(新潮文庫)

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    知識人同士で喧嘩をすると、1冊の本になってしまうんですね(笑)。
    個人的にはサルトルの勝ち・・・かな。

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    2009年10月04日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公は倫理的に欠落しているところがあり、それが結果的に彼を無実の罪で処刑台に送ることになる。彼は人と違うところを持つことで(異邦人であることで)この世界に居場所がなくなったことを最後に受け入れ、救いを拒否する。何ならそれが彼にとっての救いであると言わんばかりの最後。テーマは不条理であるとのことだが、同じくカミュのペストがそれに抗い、最後は克服しながらも常に不条理はそばにあるという終わり方をしたのと比べると対照的な終わり方。異質なものを排除しようとする社会と、不条理を受け入れることによる救いを描いた作品と解釈。

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    2026年01月01日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    『今日、ママンが死んだ』『太陽が眩しかったから』などのフレーズが有名な作品。不条理文学の一つとして、人々に理解されない主人公の内面も含めて魅力的。しかし、難解かつ人によっては釈然としない内容である。
    解説・再読が必要かもしれない。

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    2025年12月16日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    久々にこういう名著読んだ
    初カミュ。1942年の本。難しかった

    個人的には、独特な思考回路を持つ人間の一生の物語だと感じた。世間からみたら異質だけど彼本人からしたら極めて当たり前。そんな人間も、結局は普通の人間と同じように生きて死ぬ。『人間が生まれながらにして無意味で無償はゴールではなく、出発点なのだ』

    こういうタイプの本だと別はカフカの変身のみ履修してるんだけど、
    カフカにとって宇宙はしるしに満ちているが、カミュの見方は地上的である。
    という解説の一文がとても分かりやすかった

    ペストも読んでみたいと思う!

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    2025年12月01日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    難しかったです。何が描かれているのかはわかりましたが、なぜ、そうなるのかわからないところが多々ありました。

    なぜ、主人公が殺人を犯したのか、主人公が母親が亡くなった時に涙を見せなかったことが非道と捉えられるのか、時代背景や国の違いもあるのかもしれませんが、自然に受け止めることができません。

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    2025年11月15日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    感情が読めない男の、感情にフォーカスしない物語。
    不条理に抗うでもなく、解釈し、受け入れていく姿はカミュ自身を表現しているのだろうか。
    ところでタイトルは「異邦人」だが、これはどう言う意味だろう

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    2025年11月13日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    カミュは1957年当時史上2番目の若さでノーベル文学賞を受賞したフランスの作家。本書『異邦人』はサルトルの『嘔吐』とともにフランス小説史上の傑作である。そんな世界的名著をたまたま家の本棚で見つけたので読んでみた。

    第一章は小説のストーリーとして面白くも可笑しくもない...それが第二章になるとがぜん読むスピードが上がる。人殺しをしたのは太陽のせい、斬首刑が言い渡されれ司祭に向かって、いま死のうが100年後に死のうがどこに違いがあるのかなどなど...この辺りがカミュが実在主義と言われた所以なのかな。

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    2025年10月06日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    自分の実力不足で半分も魅力を理解できなかったが、犯罪の重さが常識的感覚の有無に左右されるという不条理を描いているのだろうか。

    自分を貫くというか取り繕わない姿勢や、普段の主人公の感覚に違和感を覚えるなど、多様な感覚、価値観が得られるように思った。
    村田沙耶香さんの本を読んだ時の感覚に似ている。

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    2025年09月27日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「きょう、ママンが死んだ」という有名な冒頭から始まる本作。主人公は友人のトラブルに巻き込まれて人を殺し、その動機を「太陽のせい」と答える。母を悼むこともなく、理解不能な態度のせいで死刑判決を受けてしまう。

    彼は社会的な「心の証明」や「物語化」に価値を置かず、ただ事実を受け入れる。
    母の死を悼まなくても、生前に交わした時間は揺るがない。殺人の動機が太陽であろうと憎しみであろうと、起きた事実に変わりはない。しかし、その答弁が冷徹で心が欠落した人物に映り、話の通じない異邦人のように見えてしまう。

    その思想が鮮やかに露わになるのが、ラスト近くの司祭との対峙。
    司祭に「心が盲いているから生を諦めてい

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    2025年09月07日
  • ペスト

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    「ネズミが……」と予審判事はいった。
    (本文より)

    タイトルを『コロナ』に置き換えてもいいような内容です。
    最初は誰もがすぐおさまると思っており、
    ペストと認めると役人の不手際を責めたり、神の試練といったり、天罰といったり…

    だいたい人間というものはいつの時代でも変わらないようです。

    「ペストと戦う唯一の方法は、誠実さなんだ」p243それは「自分の仕事を果たすこと」。という言葉が印象的でした

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    2025年08月31日
  • ペスト

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    デフォーのペストの後に拝読。

    デフォーのそれがドキュメンタリー的に語られるのに対し、カミュのそれは観念的で、なかなか入り込みにくい感じがした。

    カミュのペストが出たのは1947年。第二次世界大戦後の荒廃からどう生きるか模索されていた時期であり、そういう社会情勢を鑑みれば、観念的であるのは当然と言えるだろう。

    カミュといえばキリスト教ともコミュニズムからも距離をとった異邦人的な「第三の立場」を思い浮かべるが、その思想がいかんなく表現されている。 

    現代の私たちはコロナ禍でもネットがあり、コミュニケーションは取れるし、いくらでもエンターテイメントがあったので、多少息苦しさは紛れたが、100

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    2025年08月18日
  • ペスト

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    コロナ禍のときに読んだ。
    文が読みづらく頭に入らない。それでも、ペストが流行した街での絶望感やどんどん病気が侵食していく恐ろしい雰囲気は伝わってきた。3分の2ぐらいのページ数で断念。新訳で挑戦してみたいと思う。

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    2025年07月02日
  • ペスト

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    ネタバレ

    難しかったからちゃんと読み込めてない。
    リウーはあんなに患者のために頑張ったのに、終盤で大事な人二人も亡くして報われないなというのが読み終えた時点の感想。
    解説を見るあたり、ペストによって変わった人と変わらなかった人というところに注目して読んだほうが良さそうだった。そうするとこのリウーの結末への感じ方も変わるのかもしれない。いつかまた再読。

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    2025年05月29日
  • シーシュポスの神話(新潮文庫)

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    何回も挫折してる本。
    ちょっとは理解できたかも?

    世界は不条理で、不条理だからこそ幸福もある。
    不条理への反抗が生きるということ。
    目的、将来、価値などを考えるのではなく、ただ反抗し生きることが美しい。

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    2025年04月09日
  • ペスト

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    不条理に苛まれる人々や死んでいく人が事細かに描写されるので、こちらまで憂鬱な気分になってしまうが、後半では妙な爽快感と喪失感が生まれた気がする。

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    2025年04月08日
  • 最初の人間(新潮文庫)

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    ネタバレ

    未完に終わったがゆえに自伝の色彩が濃くなったカミュの小説。戦死した父、やさしいが、カミュの教育を自分の母に任せる聾唖で文盲の母、独裁的に体罰を与え、カミュに学問を諦めさせて働かせようとする祖母、そして父親代わりとなった聾唖の叔父などが登場する。父がどういう人間だったか、どのように生きたのかを明らかにするのは不可能だと悟ったとき、カミュは自分は最初の人間であると確信する。つまり、カミュは両親から今日で言う経済資本も文化資本も社会関係資本も相続できずに独力で作家人生を始めなくてはならなかったからである。未完の書につき、星三つ。

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    2025年03月04日
  • ペスト

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    だから何?翻訳物の読書方法、誰か教えて下さい。新型コロナを経験した事で、多少身につまされる所は有りますが、疫病はこの地球上から消えることは無いと言うことでしょうか?完全無欠の幸福は存在せんと言うことでしょうか?死は皆に平等に在ると言うのに!

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    2025年02月17日
  • ペスト

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    感情移入できて楽しいという本ではないけど、コロナが蔓延した頃と状況が似ていて面白かった。ペストの描写が恐ろしいし、リュー医師の周りは全員バッドエンド。

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    2024年11月16日
  • ペスト

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    ネタバレ

    ペストという不条理に対して、医師、キリスト教者や新聞記者など、さまざまな立場に置かれた人々がそれぞれの善を求めて奮闘する様が描かれている。各人が不条理に立ち上がるその動機が、ただ人が死んでいくからというような簡単なものではなく、それぞれの信念を汲んだ納得のできるものであるところに、分断された社会に生きる我々が希望を感じ得る要素があるのだと思う。限りなく装飾のない現実を反映した文体が、それを可能にしている。
     感情的な部分を削ぎ落とした文体で書かれたペストの記録であり、キリスト教者や不条理人などの身近でない考えを持った人がたくさん出てくるので、とっつきにくく感じた。しかしその装飾のない文体の中に

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    2024年06月08日
  • ペスト

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    人間ではどうしようもできない圧倒的恐怖、それでも闘おうとする人間特有の強さ、世の中の無常を思い知らされた。

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    2024年02月05日