カミュのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文体が難しくて3~5割くらいしか分からなかった
特に、キリスト教に関する思想の箇所は何回も何回も読み直したけどさっぱりでした(それ以外の箇所も難しくて何度も読み返しました)
ペストでもコロナでも不条理で理不尽なことは生きてたら沢山あると思いますが
辛いことがあってもリュー医師みたいに淡々と向き合っていくしかないのかなぁと(それがこの話の教訓?)
オトン氏の息子の闘病シーンで、無垢な子供がペストに罹患するのは天罰なのか?という問いかけがあったと思うが、子供って言うほど無垢かなぁというのが正直な感想(解説に『ドイツ人の友への手紙』という作品の中で、戦争反対派だったカミュが一人の少年が銃殺されたというだけで戦争に参加する的なことが書いてあった)カミュは子供好きなのか、子供を神聖視しすぎているのか
あとミント味の飴のくだりでは、コロナ禍のとき龍角散が売り切れてたのを思い出しました笑(私も買いました)
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Posted by ブクログ
ムルソー視点から見える情景が映像や匂いの感覚としてリアルに感じ取れる…ママンの葬儀、マリィとの海辺での抱擁、ムルソーのアパートでのやり取り…断片的だがはっきりと当時の生活が脳裏に映し出された…凄い…
ムルソーはアルジェリア出身だし宗教感も違うから犯罪を犯した場合、フランス人とは違う扱い方をされている…
性格も自分の気持ちに嘘偽りなく正直な発言…でもオブラートに包んだり、場の空気を読んで演出したりしない…いわゆるドライな人物…
死刑が宣告されても今死ぬのも年老いて死ぬのも同じという考え…で恩赦請求もしない…
ムルソーにとってフランスは生きづらい国でそれを紛らわせる為現在を騙し騙し生きてただけだったのかと… -
Posted by ブクログ
コロナを経験してから、読もうと思いつつ今まで読めていなかった。
2020年以降、感染症はとても身近なものになったけれどだからこそ、この本の登場人物にもある種の共感と憐れみをもって挑めた気がする。
とはいえカミュの言い回しは苦手かもしれない!一文がかなり長い上に抽象的(かつ馴染みない言葉での例え)が多いから、なんの話してるか忘れたりすることも。淡々としてる訳ではないけど、かといって大袈裟でもなく、なんか独特の文章な気がした、、初めてのカミュだから、2作目読んだら違う感想を持つかもしれないけれど
淡々とやってくる感染症と、似た温度感で進む物語だった。起承転結なんて分かりきってるわけで、実体験もしてるわけで、じゃあなぜ読むかというと、私の場合は当時を思い出すためだし、リウーが書くのは故人を偲ぶためなのだなと。 -
Posted by ブクログ
カミュが29歳の時の作品。若くして不条理に正面から向き合って語る彼の熱いエネルギーを感じました。
直ぐは理解できないところも多かったが全体像は朧げながら理解できた気がする。
何故彼が不条理についてこれほど思索を重ねたのか?と気になって彼の経歴を調べてみた。
彼は貧しい生まれで1歳で父を亡くした事、小学校で恩師ルイ•ジェルマン先生に出会った事で人生が大きく変わった事を知った。彼はまた42歳で戦後最年少ノーベル文学賞を受賞している。受賞に際してルイ・ジェルマン先生に感謝の手紙を送っており彼の誠実な人柄を表していると思った。
ギリシャ神話のシーシュポスという人物とエピソードを初めて知った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ新型コロナの流行とともに再注目された作品だが、古い作品だけあり言い回しも難しかったりして、読むのに時間がかかった。しかし日本語としての不自然さはほとんどなく、機微な心の動きを表す比喩などはしっかり翻訳されている感じがわかり、患者が苦しみながら亡くなっていく様子などはあまりに壮絶だった。街が封鎖されて愛する人と引き離される人々の苦悩や、当てのない不安に抑え込まれる街の様子が、時代は違えど現在の世界と重なったのは、歴史は繰り返すということ、また時代が変わっても人間はそうは変わらないということを感じさせた。ペストが収束した駅での人々の再会シーンのような世界がまた来るように願いたい。