カミュのレビュー一覧

  • 転落・追放と王国(新潮文庫)

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    酒飲んだ後に橋を渡るくだりのとこが好き。カミュは基本小難しいので、これくらい適度に断片的な方がいいでしょう。「異邦人」に感動したので、別テイストのこちらに触れられたのも良かったです。ポップ哲学に合掌!

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    2011年05月08日
  • 転落・追放と王国(新潮文庫)

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    中編『転落』と、六つの短編からなる『追放と王国』。
    転落:カミュの作品の中では異質な暗さ。じっとりとしたような。しかしそれでいてスッと入ってくるカミュの思想。
    追放と王国:舞台もそれぞれな話の中、様々な形で描かれている「追放」のさまと「王国」の姿。「王国」が現れるならそれでいい、というわけではもちろんないのだが、それを拠り所にして生に立ち向かうような力強さを感じる。

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    2010年06月06日
  • 革命か反抗か―カミュ=サルトル論争―(新潮文庫)

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    知識人同士で喧嘩をすると、1冊の本になってしまうんですね(笑)。
    個人的にはサルトルの勝ち・・・かな。

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    2009年10月04日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ザ・現実主義みたいな。
    真実はいい!事実はこう!みたいな。
    え、サイコパス?
    何で4発後で発砲したんやろ…
    何が面白かったって、最後の年譜が面白かった。

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    2026年06月10日
  • ペスト

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    コロナを経験してから、読もうと思いつつ今まで読めていなかった。
    2020年以降、感染症はとても身近なものになったけれどだからこそ、この本の登場人物にもある種の共感と憐れみをもって挑めた気がする。

    とはいえカミュの言い回しは苦手かもしれない!一文がかなり長い上に抽象的(かつ馴染みない言葉での例え)が多いから、なんの話してるか忘れたりすることも。淡々としてる訳ではないけど、かといって大袈裟でもなく、なんか独特の文章な気がした、、初めてのカミュだから、2作目読んだら違う感想を持つかもしれないけれど

    淡々とやってくる感染症と、似た温度感で進む物語だった。起承転結なんて分かりきってるわけで、実体験も

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    2026年06月04日
  • ペスト

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    コロナ禍に話題になって読んでみたいと思いながら、ようやく読むタイミングが。ペストがまだ市井の人に認識されないうちに水面下で蔓延して、猛威をふるって、終焉を迎えるまでを医師の目線で書かれた本と言った所か。人間の奮闘はある意味無力で、死が日常化して、ペストという嵐がサーッと駆け抜けて行ったという感覚を持った。びっちりと緻密な文体なので、全文をじっくり味わって読むには重たく感じて、雰囲気で情景をつかみながら読み進めた。

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    2026年06月01日
  • シーシュポスの神話(新潮文庫)

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    カミュが29歳の時の作品。若くして不条理に正面から向き合って語る彼の熱いエネルギーを感じました。
    直ぐは理解できないところも多かったが全体像は朧げながら理解できた気がする。
    何故彼が不条理についてこれほど思索を重ねたのか?と気になって彼の経歴を調べてみた。
    彼は貧しい生まれで1歳で父を亡くした事、小学校で恩師ルイ•ジェルマン先生に出会った事で人生が大きく変わった事を知った。彼はまた42歳で戦後最年少ノーベル文学賞を受賞している。受賞に際してルイ・ジェルマン先生に感謝の手紙を送っており彼の誠実な人柄を表していると思った。
    ギリシャ神話のシーシュポスという人物とエピソードを初めて知った。

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    2026年06月01日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    今の私には正直難しかった。筋書きは単純だけど、とても重厚で深い。
    もう少し年齢を重ねたときに読み直せば、また違ったふうに感じるのだろうなと思う。

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    2026年05月25日
  • 異邦人(新潮文庫)

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     周りの人たちは主人公を受け入れるために、自身が理解できる範疇で様々な解釈を押し付けていたけれど、欲しかったのはそんなものではなくて、受容も理解もいらないから、ただありのままに存在させてほしかったのかな。

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    2026年04月28日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    私には難しかった。

    裁かれたのは、実は殺人そのもの以上に
    「普通じゃないこと」だったとも読める。

    ラストのムルソーの爆発した感情が理解できなかった。
    ムルソーは感情がない訳では無い。
    人にコントロールされる事を極端に拒んでいる。
    ・遅かれ早かれどうせみんないつか死ぬ
    ・結局において、人が慣れてしまえない考えなんてものはないのだ
    ・私に死刑を与えたのは、人間の裁きだ。
    罪というものは何だか私には分からない
    ただ私が罪人だということを人から教えられただけだ
    ・私は初めて、世界の優しい無関心に心を開いた。
    ・君は死人のような生き方をしているから、自分が生きているということにさえ、自身がない。わた

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    2026年04月02日
  • 異邦人(新潮文庫)

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     やっぱ難しい…。
     
     自分自身の感性に正直に、社会の規範や期待、共感という同調圧力に屈せず、「太陽のせい」で人を殺したと語る主人公ムルソー。
     
     人間の生への不条理に抗した、論理一貫性がない、などとされているが、社会の規範や期待に抗うという点で、実は社会の枠組みに囚われているのはムルソー自身では?これは自分の頭が悪いせいかな…頭のいい人、教えて。
     
     まあでもなんかわかるようでわからず、淡々と展開される雰囲気には何か惹かれるものがある。この点が古典的名作とされているの理由の1つかもしれない。

     おじいさんの愛犬は見つかったのかな…。

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    2026年03月28日
  • ペスト

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    ネタバレ

    新型コロナの流行とともに再注目された作品だが、古い作品だけあり言い回しも難しかったりして、読むのに時間がかかった。しかし日本語としての不自然さはほとんどなく、機微な心の動きを表す比喩などはしっかり翻訳されている感じがわかり、患者が苦しみながら亡くなっていく様子などはあまりに壮絶だった。街が封鎖されて愛する人と引き離される人々の苦悩や、当てのない不安に抑え込まれる街の様子が、時代は違えど現在の世界と重なったのは、歴史は繰り返すということ、また時代が変わっても人間はそうは変わらないということを感じさせた。ペストが収束した駅での人々の再会シーンのような世界がまた来るように願いたい。

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    2026年03月21日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    裏表紙のあらすじ全部がネタバレでショックだった。

    この本は、第1部と第2部に分けられて構成されている訳だが、第1部の文章が読みづらくて頑張ってざっくりと理解しながら読んだ。
    老人がショートカットを駆使して葬儀の列に追いつく逞しさが滑稽でお気に入り。
    第2部では刑務所で主人公が生活に順応していくさまが淡々と描かれていて、罰をうけている風に感じさせなくてちょっとだけ独房で過ごしてみたくなった。

    その後の裁判シーンの罪の基準が人間性に重きを起きすぎているように感じでいまいち入り込めなかった。

    不条理さにもあまりピンとこず…
    共感能力の薄い順応力の高い男の話?
    あまりに全体にピンとこなかったので

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    2026年04月17日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公は倫理的に欠落しているところがあり、それが結果的に彼を処刑台に送ることになる。彼は人と違うところを持つことで(異邦人であることで)この世界に居場所がなくなったことを最後に受け入れ、救いを拒否する。何ならそれが彼にとっての救いであると言わんばかりの最後。テーマは不条理であるとのことだが、同じくカミュのペストがそれに抗い、最後は克服しながらも常に不条理はそばにあるという終わり方をしたのと比べると対照的な終わり方。異質なものを排除しようとする社会と、不条理を受け入れることによる救いを描いた作品と解釈。

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    2026年03月29日
  • ペスト

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    「ネズミが……」と予審判事はいった。
    (本文より)

    タイトルを『コロナ』に置き換えてもいいような内容です。
    最初は誰もがすぐおさまると思っており、
    ペストと認めると役人の不手際を責めたり、神の試練といったり、天罰といったり…

    だいたい人間というものはいつの時代でも変わらないようです。

    「ペストと戦う唯一の方法は、誠実さなんだ」p243それは「自分の仕事を果たすこと」。という言葉が印象的でした

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    2025年08月31日
  • ペスト

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    デフォーのペストの後に拝読。

    デフォーのそれがドキュメンタリー的に語られるのに対し、カミュのそれは観念的で、なかなか入り込みにくい感じがした。

    カミュのペストが出たのは1947年。第二次世界大戦後の荒廃からどう生きるか模索されていた時期であり、そういう社会情勢を鑑みれば、観念的であるのは当然と言えるだろう。

    カミュといえばキリスト教ともコミュニズムからも距離をとった異邦人的な「第三の立場」を思い浮かべるが、その思想がいかんなく表現されている。 

    現代の私たちはコロナ禍でもネットがあり、コミュニケーションは取れるし、いくらでもエンターテイメントがあったので、多少息苦しさは紛れたが、100

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    2025年08月18日
  • ペスト

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    コロナ禍のときに読んだ。
    文が読みづらく頭に入らない。それでも、ペストが流行した街での絶望感やどんどん病気が侵食していく恐ろしい雰囲気は伝わってきた。3分の2ぐらいのページ数で断念。新訳で挑戦してみたいと思う。

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    2025年07月02日
  • ペスト

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    ネタバレ

    難しかったからちゃんと読み込めてない。
    リウーはあんなに患者のために頑張ったのに、終盤で大事な人二人も亡くして報われないなというのが読み終えた時点の感想。
    解説を見るあたり、ペストによって変わった人と変わらなかった人というところに注目して読んだほうが良さそうだった。そうするとこのリウーの結末への感じ方も変わるのかもしれない。いつかまた再読。

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    2025年05月29日
  • シーシュポスの神話(新潮文庫)

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    何回も挫折してる本。
    ちょっとは理解できたかも?

    世界は不条理で、不条理だからこそ幸福もある。
    不条理への反抗が生きるということ。
    目的、将来、価値などを考えるのではなく、ただ反抗し生きることが美しい。

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    2025年04月09日
  • ペスト

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    不条理に苛まれる人々や死んでいく人が事細かに描写されるので、こちらまで憂鬱な気分になってしまうが、後半では妙な爽快感と喪失感が生まれた気がする。

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    2025年04月08日