カミュのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コロナを経験してから、読もうと思いつつ今まで読めていなかった。
2020年以降、感染症はとても身近なものになったけれどだからこそ、この本の登場人物にもある種の共感と憐れみをもって挑めた気がする。
とはいえカミュの言い回しは苦手かもしれない!一文がかなり長い上に抽象的(かつ馴染みない言葉での例え)が多いから、なんの話してるか忘れたりすることも。淡々としてる訳ではないけど、かといって大袈裟でもなく、なんか独特の文章な気がした、、初めてのカミュだから、2作目読んだら違う感想を持つかもしれないけれど
淡々とやってくる感染症と、似た温度感で進む物語だった。起承転結なんて分かりきってるわけで、実体験も -
Posted by ブクログ
カミュが29歳の時の作品。若くして不条理に正面から向き合って語る彼の熱いエネルギーを感じました。
直ぐは理解できないところも多かったが全体像は朧げながら理解できた気がする。
何故彼が不条理についてこれほど思索を重ねたのか?と気になって彼の経歴を調べてみた。
彼は貧しい生まれで1歳で父を亡くした事、小学校で恩師ルイ•ジェルマン先生に出会った事で人生が大きく変わった事を知った。彼はまた42歳で戦後最年少ノーベル文学賞を受賞している。受賞に際してルイ・ジェルマン先生に感謝の手紙を送っており彼の誠実な人柄を表していると思った。
ギリシャ神話のシーシュポスという人物とエピソードを初めて知った。 -
Posted by ブクログ
私には難しかった。
裁かれたのは、実は殺人そのもの以上に
「普通じゃないこと」だったとも読める。
ラストのムルソーの爆発した感情が理解できなかった。
ムルソーは感情がない訳では無い。
人にコントロールされる事を極端に拒んでいる。
・遅かれ早かれどうせみんないつか死ぬ
・結局において、人が慣れてしまえない考えなんてものはないのだ
・私に死刑を与えたのは、人間の裁きだ。
罪というものは何だか私には分からない
ただ私が罪人だということを人から教えられただけだ
・私は初めて、世界の優しい無関心に心を開いた。
・君は死人のような生き方をしているから、自分が生きているということにさえ、自身がない。わた -
Posted by ブクログ
ネタバレ新型コロナの流行とともに再注目された作品だが、古い作品だけあり言い回しも難しかったりして、読むのに時間がかかった。しかし日本語としての不自然さはほとんどなく、機微な心の動きを表す比喩などはしっかり翻訳されている感じがわかり、患者が苦しみながら亡くなっていく様子などはあまりに壮絶だった。街が封鎖されて愛する人と引き離される人々の苦悩や、当てのない不安に抑え込まれる街の様子が、時代は違えど現在の世界と重なったのは、歴史は繰り返すということ、また時代が変わっても人間はそうは変わらないということを感じさせた。ペストが収束した駅での人々の再会シーンのような世界がまた来るように願いたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ裏表紙のあらすじ全部がネタバレでショックだった。
この本は、第1部と第2部に分けられて構成されている訳だが、第1部の文章が読みづらくて頑張ってざっくりと理解しながら読んだ。
老人がショートカットを駆使して葬儀の列に追いつく逞しさが滑稽でお気に入り。
第2部では刑務所で主人公が生活に順応していくさまが淡々と描かれていて、罰をうけている風に感じさせなくてちょっとだけ独房で過ごしてみたくなった。
その後の裁判シーンの罪の基準が人間性に重きを起きすぎているように感じでいまいち入り込めなかった。
不条理さにもあまりピンとこず…
共感能力の薄い順応力の高い男の話?
あまりに全体にピンとこなかったので -
Posted by ブクログ
デフォーのペストの後に拝読。
デフォーのそれがドキュメンタリー的に語られるのに対し、カミュのそれは観念的で、なかなか入り込みにくい感じがした。
カミュのペストが出たのは1947年。第二次世界大戦後の荒廃からどう生きるか模索されていた時期であり、そういう社会情勢を鑑みれば、観念的であるのは当然と言えるだろう。
カミュといえばキリスト教ともコミュニズムからも距離をとった異邦人的な「第三の立場」を思い浮かべるが、その思想がいかんなく表現されている。
現代の私たちはコロナ禍でもネットがあり、コミュニケーションは取れるし、いくらでもエンターテイメントがあったので、多少息苦しさは紛れたが、100