カミュのレビュー一覧

  • 革命か反抗か―カミュ=サルトル論争―(新潮文庫)

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    近代フランス文学における“カミュ=サルトル論争”の元になった雑誌でのやりとり。
    両者の方向性のちがいが判り、非常に興味深い。

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    2009年10月04日
  • 革命か反抗か―カミュ=サルトル論争―(新潮文庫)

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    カミュファンなのでもの凄く腹立たしく読んだ本。
    頭のいい奴に言い負かされてしまいましたよ。
    ただそうあることを述べるカミュを、明晰な論法で撃破するサルトル
    。実存主義ってしょせんは処世術じゃないか。哲学じゃないのに、なにを人の揚げ足とって!、と思ったのはわたしだけ?

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    2009年10月04日
  • 転落・追放と王国(新潮文庫)

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    カミュは短命の作家であり、この短編集は最晩年の作品です。世に不条理を問い続けたノーベル賞作家の唯一の短編集を収録。

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    2009年10月04日
  • 転落・追放と王国(新潮文庫)

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    いやぁ〜びっくりしたね。これ。こんだけ俺と似たような体験をしたひとがいるのかと恐怖さえ感じました。いわゆるいい人の内面が深く描写されてます。スタイルも独特。転落の原因なんて”ささいなこと”である、ってのも俺の哲学と見事に一致。

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    2009年10月04日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    説得力が凄い文章だった、主人公の生きていく行動は非常にフラットに描かれていたのが最後あたりになるとそれまでの反動、生きていることに対する感謝が爆発し物語は美しい結末を迎える。

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    2026年04月12日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    太陽や暑さの描写はよく伝わってきたけど、母の死で泣かないところとか、死刑を前にしても絶望しない主人公から心情を読み取るのは難しかった。でも、実際人間の気持ちなんて本人にしか分からないのだし、その状況になってみないと分からない。無いものを想像することと相手の立場を想像することは別で、想像力の在り方について考えさせられた。

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    2026年04月12日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    短い割に読み終えるのに時間がかかった。ムルソーは大多数の人にとって嫌な奴じゃないしむしろいい奴の部類に入るんだけど、結果的に損するタイプ。裁判の時にムルソーがありのままを話すのか嘘を重ねるべきだったのか正解はわからないけれど、就活してる身としてはこいつはどこにも就職できないだろうなと感じると同時に、少し羨ましくも思った。あとがきにも述べられていたが、一見ムルソーの回想録の様にも思われるけどもし自分で書いたならレトランジェという題名には違和感があるので私も別人が書いたものじゃないかなーと感じている。

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    2026年04月07日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    実存主義を調べていたところ、アルベール・カミュの「異邦人」が出てきたため読んでみた。
    この世界に意味などなく、だから自分で生きる意味を切り開いていける。
    この主人公は嘘をつくのを嫌っていた。母が死んだ翌日に笑い転げて、人を殺した理由を太陽のせいと言う。裁判の時も嘘をつかなかった。最後は処刑されて幸せだと言った。嘘をつかないことが幸せだったのかはわからない。
    不条理に抗っている。死を悲しみ、人を愛しているかと聞かれて「愛している」とは言わない。演技をしない主人公だ。
    どれだけ私という生が無意味かを自覚さねばいけないと思った。私は不自由であると自覚するところから自由は始まるのではないかと。

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    2026年04月05日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    本屋さんで冒頭を読み気になり、名作と知り購入
    人としての道徳、倫理観というか禁忌みたいなものを侵しまくっている正直な主人公。拒否反応を感じるのは、自分もそうあれたらという羨望からなのかそうであってはいけないと信じたいからなのか
    彼が裁かれている理由が殺人ではなく、彼の人間性にあるところ。人が社会で生きていくために適応していかざるを得ない部分を削ぎおとした彼の存在が、自分達の立場やこれまでを揺るがす不安はよく分かる
    殺人の理由は「太陽のせい」。あの描写を読んでいたらそうとしか言えないのも頷ける。
    感情、感覚は言葉より先にあってこの世には言葉にならないことばかりなのに、全ての事柄に言葉での説明を求

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    2026年03月26日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    かなり内容が難しかったのでもう一度読みたいと思う。ムルソーと同じ様に自分の母親が死んだ時、悲しくないわけじゃないけど涙を流さなかったし、次の日には遊んだりしていたので自分自身にもムルソー的な何かがあると思う。

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    2026年03月22日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    昭和29年発刊の本なのに、翻訳に違和感がなく、読みやすかった。本筋じゃないけど、犬がどこに行ったのか気になる。カフェオレのことを、ミルクコーヒーと訳しているのが逆に印象的。

    ある視点では真実の連続で、それに運が重なると死さえも導いてしまう。今の時代に照らして読むと、ひとつの視点だけの正しさに凝り固まると、別の面が理解されず見えなくなってしまう危うさへの警鐘でもある気がしてくる。

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    2026年03月21日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    「きょう、ママンが死んだ」
    通常の行動ではない、不条理の認識として社会から糾弾されるムルソーの心情について少しわかる気がする。サイコパスには思わなかった。

    第二部、ムルソーは殺害ではなく母親の死に対して悲しみを見せなかったことや懺悔しなかったことを主な理由に死刑判決を下される。最後の場面で祭司に怒りを爆発させ死を覚悟した瞬間、ムルソーは自分の心を信じることがもっとも幸福だと受け入れる。ここまで極端な話じゃなくても、わたしも周りに流されるのではなく自分を信じて素直にそして後悔しないように生きたいと思う。

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    2026年03月05日
  • ペスト

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    「ーーー階段口のまんなかで一匹の死んだ鼠につまずいた。」

    中世ヨーロッパを震撼させた感染症ペストが、ある日突然小さな街を襲ったら。
    社会はどうなるか、人はどうするか。

    2020年再度話題となったこの小説(1969年刊行)は、文庫版の発行部数が累計100万部を超えたそう。

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    2026年02月21日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公ムルソーが自らを語るストーリーでありながら、終始傍観者のような口調で進む事の異質さ。
    近しい誰かを失った時に、必ず涙を流さなくてはいけないのか?、悲しいですと言わなくてはならないのか?、映画を見て笑い転げることは不謹慎なのか?、感情を社会に合わせるべきか、これらをムルソーは偽らない。私には少々分かり得ない心情を描いた作品でした。

    母を亡くした翌日に女性と海で遊び、喜劇映画を鑑賞し、求婚されるも他人事、そして太陽が眩しかったからという理由で人を射殺する。
    ムルソーは母親に対して特別憎しみを持つ訳でも無く、ただ純粋に「無関心」だったのだろう。
    憎しみを持っ

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    2026年02月21日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    まんまとやられた。
    序盤からなんなんだこの無愛想な気怠げな男はと思っていた。自然と母親の事も愛していないものだと思ったが、マリイだけは愛してるような気がしてた。結局の所、彼には希望というか、それに似た情熱があった。まさに人生に対しての無意味さを見出しているが故の信念のある生き方だった。私が勝手に見出した無力性は誠に勝手であった事を反省すると共に、凄く深いところの哲学だと思った。

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    2026年02月20日
  • ペスト

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    抑圧された人間の心情や町、大衆としての機能の心理が込められた内容だった。
    ペストを中心に死に向き合う人間、それによる町の機能の役割。また決断せねばならぬ立場の人間。
    圧倒的な抑圧の前に人間はどうなるのか、どう乗り越えていくのか、そんな状況の人間の核心をつく物語。
    コロナ禍の状況と同じではないが彷彿とする人は多いと思う。

    以下気になった言葉
    ・人間が意気地なしになるような時刻が、昼夜ともに、必ずあるものだし、自分が恐れるのはそういう時刻だけだ。
    ・天災というものは、事実、ざらにあることであるが、しかし、そいつがこっちの頭上に降りかかってきたときは、容易に天災とは信じられない。
    ・一見、攻囲され

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    2026年02月20日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    『アルジェリア、シャラ通りの小さな書店』→その書店から出版したカミュの最初期のエセー数作→の流れで十代ぶりに再読した。

    母親の死後、通夜の明けた朝に門番からもらったカフェオレを一杯飲んだことを、のちに検察官から「門番がカフェオレを勧めたことには問題はないが、自分を産んでくれた人の死を前にしてそれを飲むべきではなかった!」と糾弾されたことに対して、十代の頃に仲間うちでフランス文化わかんねーとずいぶんネタにしたことを思い出した。日本人が通夜の席でビール飲んでお寿司食べてるの見たら気を失うかもしれない。

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    2026年02月17日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    物語が意外な展開をしていくところや、主人公の人柄に強い興味を引かれ再読。主人公の普段の生活では自分の意志があまりなく人に流されて生きているような人柄に感じたのですが、事件を起こし判決が決まってからの死や神に対する意志の強さが印象に残った。

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    2026年02月17日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    現代西洋哲学を学ぶ一環で読んだ。
    一見冷たい人に思えるムルソーは、他人の物語に組み込まれるのをどうでもいいと感じていて、自分を取り巻く海や空や温度に自分を委ねていた。(委ねるというのも違うと思うけど適切な言葉が出てこない。)
    マリイに対しても、結局他人だし自分の目の前を通過する物体であって、マリイの物語にも興味がない。ただ目の前に現れた自分の人生に登場する「魅力的な女性」なだけだった。

    他人の物語に興味はないが、自ら然る「自然」にはよく耳を傾けていた
    ただ在る、ただ生きてる、いつか来る死に向かって
    そういうムルソーには、神を語る他人がいちばん煩わしいんだろうな。

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    2026年02月10日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    すごい小説だった。
    カミュの処女作。

    文章が非常に読みにくいのが、単純にそういう文章なのか、
    主人公の分裂した思考を表現しているのか気になる。

    後者だったらびっくりする。

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    2026年02月01日