カミュのレビュー一覧

  • 革命か反抗か―カミュ=サルトル論争―(新潮文庫)

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     サルトル・カミュ論争を集めた論文集。F.ジャンソン(サルトルの弟子で、「現代」誌の書き手の一人)が、カミュの『反抗的人間』に対しての反論を書きつづる所から始まる。
     カミュとサルトルとは、同時代の人間ではあるが思想的に全く異なる人間である、それがこれを読んで決定的に見える点である。この頃のサルトルは、贖罪の身にすでに浸っているのだろうか。革命かそれとも…、と2択を自分と相手に求める。同調するならば仲間で、そうでなければただの論敵である。一方、カミュは違う。そもそも、彼は特殊条件下であれば、原則を曲げてもよいというような人だった。暴力を否定しない。サルトルの論はいささか卑怯かな笑

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    2010年08月09日
  • 転落・追放と王国(新潮文庫)

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    ヨナのエピソード。
    solitaire(孤独)とsolidaire(連帯)。
    一人の時間は他者と時間を共有するために
    とても大切なもの。

    カミュは好きな作家です。

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    2010年06月19日
  • 転落・追放と王国(新潮文庫)

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    短編集だけどどれもストーリーが続いてるのかなと思えるところがあって面白い。大して読んでない中カミュで一番好き

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    2010年04月29日
  • 革命か反抗か―カミュ=サルトル論争―(新潮文庫)

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    近代フランス文学における“カミュ=サルトル論争”の元になった雑誌でのやりとり。
    両者の方向性のちがいが判り、非常に興味深い。

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    2009年10月04日
  • 革命か反抗か―カミュ=サルトル論争―(新潮文庫)

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    カミュファンなのでもの凄く腹立たしく読んだ本。
    頭のいい奴に言い負かされてしまいましたよ。
    ただそうあることを述べるカミュを、明晰な論法で撃破するサルトル
    。実存主義ってしょせんは処世術じゃないか。哲学じゃないのに、なにを人の揚げ足とって!、と思ったのはわたしだけ?

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    2009年10月04日
  • 転落・追放と王国(新潮文庫)

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    カミュは短命の作家であり、この短編集は最晩年の作品です。世に不条理を問い続けたノーベル賞作家の唯一の短編集を収録。

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    2009年10月04日
  • 転落・追放と王国(新潮文庫)

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    いやぁ〜びっくりしたね。これ。こんだけ俺と似たような体験をしたひとがいるのかと恐怖さえ感じました。いわゆるいい人の内面が深く描写されてます。スタイルも独特。転落の原因なんて”ささいなこと”である、ってのも俺の哲学と見事に一致。

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    2009年10月04日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    L'Étrangerは異邦人でなくよそ者とも略せるらしい。物語のサマリーを読んだときの主人公ムルソーに対して持った感想はちょうどよそ者というか、社会の通常の感覚から逸脱した男性という感じだった。他の読者の感想を読んでいると、読み終わっても物語の結末は不条理とは呼べず、ただ単に殺人鬼が処刑されただけだと受け取る人もいるようだ。
    しかし、読み終わった後わたしがムルソーに抱いた印象は「素直」だった。検察官の主張する「この男の不感無覚を前にして感ずる恐ろしさ」は本当に死刑に値するものだったのだろうか。ムルソーが死刑執行までの残された時間でママンの教え、養老院での暮らしに思いを巡らすシーンがあ

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    2026年08月13日
  • ペスト

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    今更ながら、コロナ禍を経たあとでペストを読んでみた
    生活を脅かすペストはまさに2020年に体験したコロナそのもの。
    正義の人はいつの時代も存在し、また感染症というどうにもできないものを前に人々の欲望、混乱、など本質があらわになる様が客観的に描かれていた

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    2026年08月12日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    面白かった。不条理と言うより、人と人との認知の歪み、感覚の違いで起こる問題を表してるのかな?
    その点でいえば、カフカとは違った不条理

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    2026年08月11日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    難しい…。この世界の何ごとにも意味はないとして、自分に関するすべてを宙吊りにして流れに委ねるような、世界から距離をとるようなムルソーの生き方はペシミズムのように思える。でも最後、ムルソーは他の誰よりも自分を信じていて、自分に根付いているみたいだった。死に近づいて初めて感じる解放。世界の優しい無関心。

    ママンの埋葬の日やアラビア人を殺害した浜辺での太陽の光の強さはなにかのメタファーなのかな。最近とっても暑いから、小説世界の暑さがよく想像できた。暑くて眩しくて、木陰の泉の安寧を求めていき、それを邪魔するアラビア人を銃殺した。人間世界の怨みのようなものはムルソーにはなくて、ただ自然の光と暑さが目に

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    2026年08月08日
  • シーシュポスの神話(新潮文庫)

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    不条理な世界でどう生きるか。
    不条理とは何か。それと向き合うこと、諦めて自殺してしまうこと。肉体的な死と哲学的な死。不条理と創造性の関係。などなど、考えさせられる内容だった。
    特に第一章となる「不条理な論証」が難解で読み進めるのは遅くなるが、それ以降はそれほど難解ではなくなってくる。(それでも難しいのだが)
    不条理と付き合いながら生きていくことについて、具体的な助けとなるような内容はないのだが、向き合うことの大切さを学んだ気がする。

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    2026年08月02日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    さすがに名作か。
    時代のイメージがつかなくて読みにくいところもあるけど
    ムルソーの内省みたいなところは
    わかりやすいので読める。おもしろかった。

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    2026年07月27日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    なぜ傑作と言われるか。
    それは本の中でも珍しい、自分を省みることができる機会に巡り会えるから。

    人からの見られ方や言動に揺るがず、欲望と思考に嘘をつかないでいられることの難しさ。
    私は彼を愚かだとは思わない、むしろ英雄にすら感じる。

    自分に嘘をつくならば、死をも受け入れよう。

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    2026年07月15日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    古い訳で読みにくいのするする読めるのは内容がおもしろいからだろう。

    感想を見ると割とムルソーに共感を覚えている人が多いようだが、私はあまり共感できなかった。
    ムルソーは無感情、無感覚なサイコパスという印象。何かを深く感じたり考えたりするというより、その場その場の感覚の積み重ねで生きている感じが動物的だと思った。そんな自分とは違うムルソーが面白いと思える物語。最後に自分はいつも正しかったと司祭を罵倒する場面はとても怖くてよかった。

    マリイに愛しているかと聞かれて必ず、愛していないと思うと正直に答えるところがおもしろかった。正直すぎる。

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    2026年06月25日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    夏と、太陽と、砂浜と、海
    不条理って評判だったけど、不愉快にはならなかったし、古い本だけれど読みやすかった
    序盤の気怠い埋葬を終えればサクサク進める

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    2026年06月19日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    主人公にはある種の魅力があるが、現実的な結果に目を向ける大切さを学んだ。主人公を通して自分を客観視できた。〈矛盾〉の中に生きる〈実直〉な主人公が描かれる。

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    2026年06月07日
  • シーシュポスの神話(新潮文庫)

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    世界に意味を求めても世界は答えてくれない
    不条理な世界の中で誠実に生きろというカミュの思想は共感できる
    もう一度、異邦人を読み直したいと思った

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    2026年05月22日
  • シーシュポスの神話(新潮文庫)

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    ・人生は不条理だけど、自殺は拒否する。だって自殺したら負けじゃん。

    人生が生きるに値するか否か。
    無論、人生は人生は不条理だ。自殺をするということは、《苦労するまでもない》と告白すること。ただそれだけに過ぎない。自殺をすることは、日々の無益を認めたということになる。

    ・不条理な日々を《すべてよし》として、腹を括って向き合え。

    生きるとは、不条理を生かすこと。なによりまず、不条理を見つめること。日々に意識的であり続け、反抗を貫くこと。ひとはいつも、繰り返し繰り返し自分の重荷を見出す。ギリシャ神話で地獄で無益な労働に従事していたシーシュポスは幸福なのだ。

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    2026年05月03日
  • ペスト

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    「ーーー階段口のまんなかで一匹の死んだ鼠につまずいた。」

    中世ヨーロッパを震撼させた感染症ペストが、ある日突然小さな街を襲ったら。
    社会はどうなるか、人はどうするか。

    2020年再度話題となったこの小説(1969年刊行)は、文庫版の発行部数が累計100万部を超えたそう。

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    2026年02月21日