伊達康のレビュー一覧
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無料版購入済み
好みがわかれそう
主な登場人物に、能力とか生い立ちとかがやばいキャラしかいないやんけ。そして、設定をてんこ盛りにしたキャラたちと、お約束な展開にするための言動をする主人公。
やりすぎてて、好みがわかれそうです。 -
ネタバレ 購入済み
最後までブレない
何時の頃からかオタク向けコンテンツに定着した「友人キャラ」の座から主人公の物語を全力で演出する事に命を懸ける少年を中心にドタバタ騒動が巻き起こる賑やかなシリーズ、遂に最終巻
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Posted by ブクログ
いよいよ始まる第二部、七十二柱編の始まりとなる8巻である。
第一部の舞台である四凶の本拠地を天涼院阿義斗が襲撃、しかも彼はヒロインの一人のはずの黒亀里奈を引き連れ、火乃森龍牙パーティすら崩壊を余儀なくされた。
さあ、どうなるか、刮目せよ――! と大上段で構え、一巻で五十柱くらいがリタイアする惨状であった。まあ、この作品らしい有様である。
出てくる敵出てくる敵がことごとくショボい上に、見えないところで大量に退場させられているのはいっそ壮観であった。
基本線となる「物語を演出する助演ラブコメ」としては、相手方の幹部・バエルとの共謀という形で進行している。
とはいえ小林一郎という女難と -
購入済み
良かった♪
ストーリーなどは別として、個人的感覚では3巻〜5巻くらいで完結してくれる小説は丁度良いボリュームかと。
各種ネーミングがDQNなので読み辛かったのはあるけど、テンポのある展開だったし愉しく読める作品ではあった。
もっと読み手の事を考えてくれると星五つでも良かったんだけどね。 -
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購入済み
だいたい予想通りの展開になる
設定やら何やらがだいたいお約束通りなのである程度は先の展開が読める。ただ本作品はその中で主人公が自分の願望通りに話の展開をもっていこうと奮闘する姿が描かれており、あまり見ない作品となっている。
今後も主人公の行動がお約束通りにならないことを期待します。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまさかの浦島太郎状態に陥る小林が楽しめる7巻である。
本編ではようやく四凶編が完結し、主人公勢がほっと一息つく間もなくソロモンの後継者が襲撃を加える結末が描かれている。どこまで進む気なんだこのシリーズ。
この巻で実験的に採られている、主人公を浦島太郎状態にする手法はなかなか目新しかった。
本編のストーリーとは離れた場所(異界)に小林一郎が居ることで、彼も読者も火乃森龍牙たちのストーリーがサッパリ追えない。
気づかぬうちに主要キャラ同士の関係が変化したりして、友人キャラ的に目撃できないことを歯噛みする展開はなかなか面白い手法である。
ただ、実際的にはわりと真面目に読者も浦島太郎状態 -
Posted by ブクログ
ネタバレ魔神・キュウキの陰謀が明らかになる六巻である。
文化祭を前に、まさかの休戦協定が結ばれたこの巻では、トウコツの後始末編が展開されている。そして巻末では、そんな事態を裏から操り、第五の四凶・シユウを生み出さんとするキュウキの陰謀が明らかにされている。
基本的には箸休め巻として機能している巻であり、佐々木さんが再出演したり、異界に出張中の小林家長男・シズマがちょい顔見世したり、男装中の龍牙がメイドやったりバンドやったりしている感じである。
その中で、セバスチャンと雪宮さんの関係が清算されているのが前巻から引き続く物語上のスポットに当たるだろうか。
文化祭の背後で展開された悲劇的な展開は -
Posted by ブクログ
ネタバレ魔神たちとの争いに新たな一手を加える、天涼院阿義斗が登場する五巻である。
この巻における焦点的ヒロインは「祝命の巫女」雪宮汐莉であり、彼女にかかわる形で登場する四人目の魔神・トッコ(トウコツ)であるが、友人キャラ欲の強い小林にとっては主人公臭漂う新キャラに心惹かれるのも致し方ないところだろう。
グダグダな対魔神戦のシナリオをさらに混迷に陥れるトッコであるが、同時進行で龍牙を付け狙う天涼院に対応し、さらにギャルっぽい新キャラ・シーマまで登場する始末のつかない有様は、実に本作らしい。
その中でてんやわんやする小林だが、巻末では正体を現した天涼院と対峙するところでクローズしている。
てん -
Posted by ブクログ
ネタバレ小林家の養子がやってくる第四巻である。
今回は「常闇の血族」エルミーラが主役。吸血鬼であり、朱雀を担う彼女が失踪した前巻のラストを引き継いでの物語が展開されている。
本筋は子連れヴァンパイアとの四苦八苦であり、そこに襲い掛かってくる使徒たちと、その陰で見え隠れする魔神・キュウキが物語を盛り上げている。
さらに、火乃森家事情の窮地にあって、男を見せた主人公・小林がさらに友人キャラ離れしていくのだが、これはまあこの物語上では既定路線と言えるところだろう。
主人公以上にポテンシャルの高い仲間というのは時に見られるものだから、いい加減友人キャラの軌道変更をすればいいのでは、などと読者に思わ -
Posted by ブクログ
ネタバレヒロイン勢筆頭の斬舞の剣士・蒼ヶ崎怜への縁談を主題にした三巻である。
メインエピソードとしてはバトル物語ではトーナメントと並んで定番な対抗戦が描かれ、キャラ増やし過ぎで頭を抱えている作者氏はさらにサブヒロインキャラを追加するという恐ろしい所業を行っておられる模様。
相変わらずのコミカルさで物語はテンポよく進んでいるが、個人的に気になるのは対抗戦におけるギャグの挟み方。
これは先のシリーズ(ニンドラ)でも気になった点だが、試合のような形式の戦いにギャグ的な要素を挟んで決着に影響させる傾向が伊達さんにはある。
あくまで寄り道ならともかく、どうも真剣勝負として物語を読んでいるとモニャる部 -
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Posted by ブクログ
龍牙の物語を支える小林が敵として立ちはだかる、人類の存亡をかけたドラマの第二部を(悪役サイドからゆるーく)描いた二巻である。
相変わらず文章が上手いなと感心させられながら読ませていただいた。するすると読み進められる文章で、適度に笑いがあり、展開のエッジもなかなか利いていた。
よくまとまった第二部であり、龍牙サイドから見た物語としては良い感じに劇的だったに違いない。そこまで仕上げた小林には拍手を贈りたいところだ。
惜しむらくはヒロインが多すぎる嫌いがあって、せっかく登場した「奈落の三姫」は登場機会を制限されたし、表紙となった雪宮汐莉もメシマズ属性を披露するにとどまっている。
その辺り -
Posted by ブクログ
ゲームにおける「詳しい事情は知らない友人キャラ」だと自認する一流のベストフレンダー小林が、友人・火乃森龍牙を輝かせようと四苦八苦する物語である。
物語構造的にはこうした世界観をきちんと設計してから壊していく手法だが、全力でモブ友人キャラを演じる主人公の変人っぷりはなかなか極まっている。自分から買って出て賑やかしを演じるのみならず、その道に殉じようとまでしているのだから酔狂も極まる所業だ。
やや惜しいのはそうした友人キャラの立ち位置が壊れていく後半部が、少しパンチの弱い面もあったところだろうか。たとえばカラオケでの彼への(設定上の)疑念などは、いま少し鮮やかな形で説明されてほしかった感はあ -
Posted by ブクログ
今回は、メルシオーネ出生の秘密が明らかになることが主題となっただろう、少し竜公との対決から離れた人間ドラマであった。
竜落子(ドラグリーズ)と人間の関係には重いものがあるが、そこにある関わり方などは今回がテストケースのような形になるのだろう。それも、人間側の反抗がそれなりに上手くいっているからだろうが(余裕がないときは、弱いものがストレス解消のはけ口になりがちだ)、ここでの物語は興味深いものだった。
だがそれもまた、終盤に登場したクロムクラッハには望ましい展開なのだろうが。もしこの状況を俯瞰することができる人間側の指導者が居たならば、さぞ頭を悩ませたことだろう。
今回も面白かった星四