新川直司のレビュー一覧
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暗い闇と過去の出来ことから救い出してくれた、カラフルな彼女。それが今は、自分の母と重ねてしまうくらいモノトーンに見える。
「私と心中しない?」という彼女の言葉は消して冗談ではなく、思いつめた心から出た精一杯の甘えと願いだったのかもしれない。
何も言えなくて、迷って苦しくて逃げちゃう有馬。でも、それが普通。でも、欲しかった一言、背中を押してくれる渡はやっぱりイケメンだと思った。
椿も今後、もっと悲しくなるんだろうな。どっちも応援したいし、どっちも幸せになって欲しい。
有馬が思いついたピアノで一発殴る。自分が、かをちゃんにそうされたように、自分が、かをちゃんをそうしようと。
音楽は言葉を超える -
Posted by ブクログ
「あたしと心中しない?」そう言って、宮園かをりは寂しそうに笑った。入院を続ける少女に何ができるのか、有馬公生は思い悩む。そして凪もまた、スランプに陥った兄・相座武士をどうやって元気づければよいか、苦しんでいた。そんな二人が、突如コンビを組んで学祭に登場! 師弟の連弾は、何を生み出すのか?
凪の学際までの苦悩と葛藤が報われた瞬間は感動でした。
そして12月のコンクール...今度のコンクールは荒れる予感がするなぁ。
祝・アニメ化!!
音楽を題材にしてるマンガはアニメになった時の音楽が楽しみです♪
ただ、原作が区切りをつけにくい話なのでアニメオリジナルとかになっちゃわないか心配...。 -
Posted by ブクログ
踏み出せない臆病な子供たち。誰が一歩を踏み出せるか。
時間を動かす。椿の迷いからはじまった8巻。公生が前にすすむところをみて、自分と公生の時間の差を感じてしまう椿はこの作品において重要な役割を担っていると今回思いました。音楽によって壊され、音楽によって歩んでいく公生を一緒にいるようで外側から見続けていくキャラである椿。置いていかないでと思うその感情を港のような気持ちで待っていられるよう昇華できたらすごいいい女になりそうだなと思いました。未だ彼女も自分の本心を公生にぶつけられない、ウソをつき続けてるのがまたなんともこの作品のキャラらしいところでもあるのですが。いつ彼女が自分の時間を動かすこ -
Posted by ブクログ
籐和ホール・ガラコンサートに招待された宮園かをりと有馬公生。ゴールデンコンビ再結成のはずだったが‥ガラコンサート当日かをりは姿を現さなかった。出番を遅らせてもらおうと交渉にいった場で語られた、かをりへの批判。公生は彼女の凄さを示すため、一人で舞台に上がる。怒りにまかせ弾き始められた「愛の悲しみ」。だが音が消えていく中で、公生は次第に思い出してゆく。母の好きだった曲を‥そして演奏は様変わりを見せる!
ガラコンの演奏シーンはかなり感動ものだった。
入院したかをりはどなるのか?そして公生が音楽の道に進む為に家を出る事をしった椿は本当の自分の気持ちに気づく。ますます面白くなってきた。
帯にYou Tu