鈴木忠平のレビュー一覧

  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    ネタバレ

    落合中日の強さと、その後の中日の苦難の理由が分かる本。
    勝つことを突き詰めることを監督に望むとこうなるのかもしれないけれど、未来のチームを考えることはできないのかもしれない。
    勝利と育成。それを両立することの難しさ。
    けれど、類稀なる目を持つ落合監督には勝つ筋道が見えていたから、その道を進むしかなかったのかも。
    プロ野球好きとしては面白かった。
    ただ、ファイターズファンとしては2007年の日本シリーズの話は辛かった(笑)

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    2025年11月05日
  • いまだ成らず 羽生善治の譜

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    羽生さんを中心とした棋士達のドラマ。谷川さん、羽生さん、時代を作った棋士達の静かな葛藤が伝わってくる。

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    2025年10月13日
  • いまだ成らず 羽生善治の譜

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    20年に一人の天才棋士、羽生善治とその周りの棋士たちに関するドキュメンタリー。

    将棋をロジカルなパズルとして再定義した天才が、AI時代の申し子であり、次世代の天才である藤井聡太とどう向き合うのか。

    今後のさらなる活躍に期待したい。

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    2025年08月31日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    落合氏は名前は知っていたがここまで偉大な選手であり監督であることは知らなかった
    野球の事が詳しくないので選手や野球理論は分からなかったが読み物としては面白かった。
    野球が詳しければ星5になるくらい

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    2025年08月01日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    ★著者を主人公とした落合伝★スポーツ紙記者時代の取材を踏まえ、あくまで著者の混乱と変化を通じて、勝利のために自らのルールを徹底し孤立をいとわない落合を描く。ある意味で一人称のノンフィクション。

    選手ごとに章立てして時系列で読み進められる構成は上手い。もちろん、その章に匹敵するほどの主役が立たないケースがあり(宇野)、また知りたかった主軸(谷繁、岩瀬、立浪、井端、森コーチ)が抜けていたりもするが、ぐいぐいと引っ張っていく読みやすさがある。

    個別に見ると、死に場所を与えられた川崎の入りは秀逸。立浪を超えてレギュラーを取ることの重みを記した森野(だからこそ逆に立浪の回も読みたくなる)、福留と落合の距離感、和田が感じる西武との違い、打点だけでなく得点を合わせて150というインセンティブのうまさに唸らされるブランコ、などは特に読ませる。荒木は著者との付き合いが最も深いから最後に置いたのだろう。

    ただ、どうしても選手ごとに取材の濃淡は生じる。裏方やサブの選手がらが登場すると、本人の知名度のためもあるがファクトと付随する熱量がやや弱くなる。

    また、同じ位置からずっと見ていれば選手の変化が分かる、と落合は著者に伝える。ただ、時間を縦にして比べるのは極めて難しい能力だ。著者も挑戦を続け落合をそのように見続けることで、わずかな変化を捉えられるようになったということだろうか。

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    2025年07月12日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    自分は巨人ファンなので、選手時代はともかく、監督時代の落合を全く嫌っていたという記憶しかない。思い出したくもない時代のお話を、そのものズバリのタイトルの本であったが、大宅賞の受賞作とあるからには、実は落合って人は・・・っていうのがあるのかもしれない、という期待感も少しはあって、文庫化されたのを契機に読んでみた。

    もう20年にもなる昔の出来事をまざまざと思い起こしてくれて、巨人ファンからは見えてこなかった舞台裏など色々読み応えはあったが、やっぱり落合は好きになれない。スーパーヒーローであることは文句なく認めているんだが、イチローと同じ別宇宙の人だ。比べると大谷さんはなぁ・・・、

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    2025年05月13日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    落合の現役時代も監督時代も知らない自分が読んでもおもしろかった。落合退任以来、優勝してないんだな中日…。

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    2025年05月03日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    黄金時代

    小学生の頃の強かった中日ドラゴンズの内容とあり、とても楽しく読めた。ファンとして読んだので余計面白かった。

    それぞれのパートがあったが、どれも葛藤がある。

    気持ちを押し殺して采配をし、勝つことが最大のファンサービスとはまさに落合博満である。

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    2025年02月05日
  • いまだ成らず 羽生善治の譜

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    羽生先生の目標とするものを、森内九段や豊島九段などの対局者視点で追って行こうとする内容。単純に読み物としても面白かった。しかし、羽生先生の視点からの記述がないので、いまだ成らずというタイトルに対して「何が?」というものが見えなかったのが残念。

    対戦者にほぼ共通しているのは、羽生先生の「問いかけるような手」に幻惑され、敗着を差してしまうという反省。人によってはこれを羽生マジックと呼ぶ人もいる。

    しかし、羽生先生の著書と関連書をほぼ読んできた自分としては、これは本当に「問いかけ」だったんだろうと思ってしまう。

    羽生先生でも七冠を制覇した後、目標を見失ったことがあり、また40代には「何をすれば強くなるのかわからない」とおっしゃっていたことがあった。ずっと棋界の先頭を走り、AIも存在しない時代、いくら勉強しても、その成長を測る尺度もない道を歩かなければならないのは、想像もできない孤独だったはず。

    羽生先生は羽生の頭脳の中で、「この戦型の答えをこのタイトル戦で見つけたかった」と書かれることがあった。あの時代、タイトル戦という最高峰の舞台で対局者と将棋の結論を探していたんだと思う。

    将棋の棋譜は二人で作っていくものなので、両者が等しく強くなければ納得いく答えは出せないだろう。羽生先生は当時自分の研究のほぼすべてを曝け出した「羽生の頭脳」を出されたけど、こういった勝負師として考えられない行動も、きっと「ここまで私は研究しました。この後は皆さんと一緒に考えたい」というメッセージのように思ってしまう。

    令和になり、将棋AIが人間より遥かに強くなった今、現在最強の藤井聡太といえども目の前の道は将棋ソフトが整備してくれる。現実問題、もうみんなで強くならなくても、将棋の探究は続けられるようになった。

    この時代に、羽生先生は何を目標として第一線の棋士を続けているんだろうと、一ファンとして非常に気になる。

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    2025年01月13日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    落合監督本人が全てを語っていないので本心はわからない。ただ、客観的視点から球団・選手等の関係性がわかった気がしました。人は感情のある生き物なので「シンプル・合理的・正論」は受け入れられ難いこともわかりました。生きていく中で、残るものは結局「結果」である以上は落合監督のスタンスを見習いたいと思います。

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    2025年01月04日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    ネタバレ

    読みたいなとおもっていたところ、文庫本になったのを機に購入。
    落合監督の思考に迫ろうとしていく筆者。最初は若手の記者だったのが、だんだん自信を得ていく姿も感じられる。
    やはり、日本シリーズの完全試合を目の前にしての交代が、メイン。登場人物はそれぞれの理屈があってのことだろうが、ドラマを求めるファンには通じない。このテーマは日本のプロ野球が続く限り答えが出ないような気がする。

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    2024年12月25日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    落合監督を始めとした中日ドラゴンズへの愛に溢れたノンフィクションの形を借りた上質の“フィクション”である。
    その采配や個々の選手との接し方など、今年度退任したタイガースの岡田監督と共通する部分も多々あるように改めて感じた。

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    2024年11月23日
  • アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち

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     文体に引き込まれ、面白くて一気に読みました。北海道に新たなボールパークを創る夢を実現しようとする男たちの物語。スポーツ選手を主人公としていないスポーツノンフィクション。
     世代的に「フィールド・オブ・ドリームス」のエピソードはたまらない。また見たくなりました。そして来シーズンこそ、エスコンフィールドで野球観戦しようと思いました。新庄劇場は来年も盛り上がりそうです。
     著者の「嫌われた監督」ももちろん読みました。次回作が楽しみな作家さんです。

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    2024年11月13日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    面白かったのだが、どこまでが客観的な記述でどこからが著者の主観なのかということがチラチラ気になってしまった。

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    2024年10月12日
  • いまだ成らず 羽生善治の譜

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    鈴木忠平さん。
    上手いなあ。
    スポーツライターかと思っていたけど、将棋をよく知らない自分まで読ませる本を作られた。
    将棋どこまで勉強されたのか。
    それをどうやって、平易に書いたのか。
    凄いなあ。

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    2024年10月11日
  • 虚空の人 清原和博を巡る旅

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    ネタバレ

     清原は学年が一つ上で、PL学園の時からずっと気になる存在だ。ジャイアンツに行きたがっていたが最初から阪神が似合うと思っていた。地元の大阪で愛されて伸び伸び野球をやっていたらもっと幸福な野球人生だったのではないだろうか。しかし清原自身は大変ミーハーでジャイアンツ好きで、当時の野球ファンなら当然なのかもしれないけどやっぱりダサい。無冠とはいえ、500本以上の本塁打を打っている偉大な選手だ。それにベンチで座っているだけで絵になる本当に華々しいスーパースターだ。

     文学的な情景描写が多い。桑田と清原はちょくで話してモヤモヤを晴らして欲しい。清原の生活ぶりは一般人とは次元のちがう、セレブの様子がうかがえる。

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    2024年09月27日
  • いまだ成らず 羽生善治の譜

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    羽生善治を中心に米長邦雄/豊島将之/谷川浩司/森内俊之/佐藤康光/深浦康市/渡辺明の8人の棋士について描いた一冊。

    どの棋士の話も面白かった。

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    2024年09月21日
  • いまだ成らず 羽生善治の譜

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    数々の名棋士や記者から羽生さんの戦いを描いたノンフィクションブック

    どの棋士からも「あなたはどのように打ちますか?」というような問いを盤上から受け取るとのこと。

    時代や定石を疑い続け、負けたとしても進み続ける胆力が凄まじい。

    また、藤井さんはAIを駆使しながら研究しているが、羽生さんは過去の戦いなども元にしながら定石を崩し、戦い方を作っている。

    誰に対してもフラットであるパーソナリティと、常に抽象的に問い続ける力はどの棋士よりも高く、勝ちにこだわりながらも次のゲームやルールなどを作るようなアップデートする柔軟な思考が羽生さんの真髄であるように受け取った。

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    2024年09月15日
  • いまだ成らず 羽生善治の譜

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    いくつになっても好奇心や探究心を持ち続けることの大切さを感じる。羽生善治さんの魅力や軌跡を本人ではなく周りの方々を通して辿る。巨匠、同世代のライバル、若き才能が、強さだけでなく姿勢に刺激を受けていく。ミドル世代には是非おすすめしたい一冊。

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    2024年08月31日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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    不要なものを排除し、合理を突き詰めて契約を遂行していく姿から、組織・個人とは、プロフェッショナルとはなにかを考えさせられる。

    不要なものを削ぎ落とした結果、最終年で優勝できたのは絆によるものではないかと思う。
    ただし、その絆は感情によるものではなく論理や結果に裏付けされたもののように感じた。

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    2024年08月26日