鈴木忠平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ダリは奇抜な言動で知られる異端の芸術家でもあった。盤上に絶対的な正し求める彼がなぜ、現実離れしたダリの世界に惹かれるのか。正統派と評される棋士あらゆる先入観を疑うような前衛芸術家。一見すると不思議な組み合わせに思えた。
だが、信じることと疑うこと、それらは相反するゆえに引っ張り合うような関係であるとも言えた。身ひとつで勝負に生きる棋士は自分をじなければ戦っていくことはできない。
その反面、現状を疑い、絶えず変化しなければやがて淘汰されることになる。身に染みて、そのことを知っていた。だから自分に言い聞かせてきた。
すべては疑いうるし。
カール・マルクスがそれを思考の前提としたように、今、常識とさ -
Posted by ブクログ
スポーツ物のノンフィクションを書かせたら著者に敵う人を私は知りません。
今回もかなりの大作でした。
ノンフィクションという特性上、大どんでん返しや痛快な言い回しなどがあるわけではないのですが、登場人物がとても丁寧に描かれています。
誘致に負けた結果となった巨大都市札幌のことも悪く描かず、損する人を作らないこともノンフィクションを描く人にとっては大切なことなのでしょう。
この本を読んだ札幌市の人も悪い気がしないはずです。
勉強になります。
物語の描き方や話の天丼表現がとても巧みです。
万が一自分が文章を書くことがあれば、鈴木忠平さんの本を読み返すことは間違いないと思います。 -
購入済み
良かった
日ハムの移転理由や、北広島の選定理由、地元のしがらみ、もちろん日ハム本社でのネゴシエーションそして自治体との折衝、色々知りたいことが知れた内容でした。
ありがとうございます。 -
Posted by ブクログ
この鈴木さんという人の本は、以前の同じ清原の告白だったり、落合の本にしてもそうだけど、なんかスッキリしない。読んでて面白いから次へ次へとページをめくるのだけれど、読み終わっても本当にスッキリしない。この本のあとがきに、回収されないエピソードが一つあるとして、清原から桑田に返してくれと預かったグローブをいつまでも返せずにいたら、結局のところ清原がまた自分に返してくれと言ってきて返したんだという話が載っているのだが、そもそも読み終わっても何かが回収できたという気がしない。
題名からして読み始めるときにハッピーエンドではないだろうなと少し思ったことは当たっていたのだが、簡単な収束などしないのが人の世