中溝康隆のレビュー一覧
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著者の作品を読むのは3冊目。
プロ野球死亡遊戯から、比べると落ち着いた文体になったと思う。
あとがきに近藤唯之氏の名前があったが、なるほど。そこを目指しているのだと納得。
私も子供の頃、近藤氏の本を読んできたが、それに続くライターはそれほどいないかもしれない。
そのポイントに中溝氏はすぽっと入り込んだ、そんな印象だ。
さて、本についてであるが、人選が最高。
知ってるけど、そんなには知らない、絶妙なラインを攻めてくれる。平成を駆け抜けた、名バイプレーヤー達。吉岡、西山、関川、鈴木平、長冨、奈良原、香田…
彼らの野球人生から、我々の人生のヒントももらえる、そんな一冊です。 -
Posted by ブクログ
てやんでい
こちとら生まれる前から巨人ファンでい
「巨人」が好きなのでね
全員好きなんです
我が読売巨人軍のユニフォームを着ている者は無条件で応援します
それがファンてもんでしょうが!
落合も、原も。松井も、清原もみんな好きだった
でもあえて1番を選ぶとすれば、あえて自分のヒーローを選ぶとすれば
背番号49!
ウォーレン・クロマティでしょうが!(落合じゃないんかい!)
あ、落合の話だった
はい、落合が我が読売巨人軍に在籍した3年間のあれやこれやです
当時のことを思い起こすと、たぶん憤っていたな
なんでみんな落合にわーわー言うねん
せっかくあの大打者が我が読売巨人軍に来てくれた -
Posted by ブクログ
冒頭にあったように、最後の1年は、印象に残っていないものだ
他者から見れば、「まだやれるのに」と思われつつ、引退するものはごく一部(王、山本浩二)
殆どは、ボロボロになるまでプレーを続けていたものだ
門田選手の最後の1年を私はリアルタイムで知らなかったのだが、糖尿病とも闘い、昭和のライバルが皆引退した中、1人で闘い続けた姿が思い浮かんだ
人選自体も、唆られるものだ
一流選手だけでない、一時期話題をさらった選手(一茂、定岡、水野)を取り上げていた
こういう選手は、当時を生きていない世代からすると、全盛期の活躍の情報さえも貴重だし、ましてや最後の1年は言わずもがな
あとがきに、近藤唯之氏の本に -
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巨人に来てからも、長く休んで出てきた試合で逆転ホームランとか、原が伊原に4タテくらわせたシリーズの初戦で松坂からスリーランとか、結構活躍してたように思うけど、やっぱり一番輝いていたのは西武時代、それも、秋山、石毛、工藤、渡辺、デストラーデなんかと一緒にやってた森監督時代なんだな。
読んでて、自分が大学生になった年に新人王をとり、転勤で益々会社を辞めたくなった時に巨人に行き、オリックスでの引退セレモニーは俺も大好きな長渕のとんぼで送られる。というのを、いや、もっと色々自分の人生の節々で絡んでくる奴なんだよな。
なんだかんだで見てしまう、気にしてしまう選手だったなぁ。
にしても、この中溝さん、この -
Posted by ブクログ
落合のいた3年間、リアルタイムで観ていた者として、以外と数字は残していたのだなという感想。あの当時、生中継はジャイアン戦だけの時代で、特に4番は一挙手一投足が写し出される。チャンスで凡打した時のイメージの方が強かったのかな。それは原にも言える事だった。常にONと比較されていて、チャンスに弱いレッテルを張られていたが、数字上では合格点なのではないか。
色々なメディアの当時の記事の抜粋で、その当時の空気感が感じられ、興味深く読みすすめられた。
心残りは、一度、ジャイアンツを指揮してほしかった。選手時代の実績は充分すぎるほどだが、監督としての実績もそれ以上だと思う。まだ、チャンスはあるかな…
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落合は40歳~42歳(1994~1996)の3年間、巨人でプレーしている。
1994年は、槇原が広島戦で完全試合を達成したシーズンだ。
最後のバッターのフライを落合が取った瞬間、サードの長嶋一茂が槇原に駆け寄るシーンはテレビでよく見る。
この試合、福岡ドームだったんですね。
入団2年目の松井が3番で、4番が落合でした。
なお、広島は江藤と前田がケガで欠場してました。
巨人も原が脚の故障で欠場しており、長嶋一茂がスタメンだった。
プロ野球ファンにとっては、こうした細かい情報も書かれていて面白かった。
1994年は130試合目で中日との直接対決による最終決戦となった年でもある。
槇原・斎藤・桑