中溝康隆のレビュー一覧

  • 原辰徳に憧れて -ビッグベイビーズのタツノリ30年愛-

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    ONには間に合わず原辰徳がスーパースターだった時代。子供の頃の野球少年の憧れは原辰徳だった。4番打者として物足りないとバッシングを受け続けるプロ野球人生。涙の引退試合そして監督。原辰徳を追いかけ続けた筆者の回想録。
    筆者の著作の中では、他の記事からの切り貼りでない実体験に基づく部分が多いのが評価できるし共感できる。
    スーパースターに夢を託す、きっと誰にも経験のあることだろう。

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    2025年10月24日
  • 起死回生―逆転プロ野球人生―(新潮新書)

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    著者の作品を読むのは3冊目。
    プロ野球死亡遊戯から、比べると落ち着いた文体になったと思う。
    あとがきに近藤唯之氏の名前があったが、なるほど。そこを目指しているのだと納得。
    私も子供の頃、近藤氏の本を読んできたが、それに続くライターはそれほどいないかもしれない。
    そのポイントに中溝氏はすぽっと入り込んだ、そんな印象だ。

    さて、本についてであるが、人選が最高。
    知ってるけど、そんなには知らない、絶妙なラインを攻めてくれる。平成を駆け抜けた、名バイプレーヤー達。吉岡、西山、関川、鈴木平、長冨、奈良原、香田…

    彼らの野球人生から、我々の人生のヒントももらえる、そんな一冊です。

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    2025年06月21日
  • 究極!!しくじりプロ野球 ~本当にあった最弱球団の話

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    最強はどれだ?とはよく話題になるが、逆に最弱となるとなかなか話題にならない。そんな最弱球団の最弱たるゆえんだらけのトホホエピがてんこもり。
    あと隙あらば野間ならぬ、隙あらば鈴木啓示。
    巨人軍vs落合博満の著者の作品だが、内容の温度差で風邪ひくレベル。今作は実に軽妙な文章でついつい読み続けてしまう。

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    2025年05月11日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    てやんでい
    こちとら生まれる前から巨人ファンでい

    「巨人」が好きなのでね
    全員好きなんです
    我が読売巨人軍のユニフォームを着ている者は無条件で応援します
    それがファンてもんでしょうが!

    落合も、原も。松井も、清原もみんな好きだった
    でもあえて1番を選ぶとすれば、あえて自分のヒーローを選ぶとすれば


    背番号49!


    ウォーレン・クロマティでしょうが!(落合じゃないんかい!)

    あ、落合の話だった

    はい、落合が我が読売巨人軍に在籍した3年間のあれやこれやです

    当時のことを思い起こすと、たぶん憤っていたな
    なんでみんな落合にわーわー言うねん
    せっかくあの大打者が我が読売巨人軍に来てくれた

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    2025年05月04日
  • 現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書)

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    冒頭にあったように、最後の1年は、印象に残っていないものだ
    他者から見れば、「まだやれるのに」と思われつつ、引退するものはごく一部(王、山本浩二)
    殆どは、ボロボロになるまでプレーを続けていたものだ
    門田選手の最後の1年を私はリアルタイムで知らなかったのだが、糖尿病とも闘い、昭和のライバルが皆引退した中、1人で闘い続けた姿が思い浮かんだ

    人選自体も、唆られるものだ
    一流選手だけでない、一時期話題をさらった選手(一茂、定岡、水野)を取り上げていた
    こういう選手は、当時を生きていない世代からすると、全盛期の活躍の情報さえも貴重だし、ましてや最後の1年は言わずもがな

    あとがきに、近藤唯之氏の本に

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    2025年03月30日
  • プロ野球死亡遊戯

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    黄金時代に名脇役 3章のプレイヤーに焦点を当てているところに感嘆
    村田修一に1章使うところに愛を感じた
    なるほど、セペダとはまゆゆなのだな

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    2025年01月19日
  • 起死回生―逆転プロ野球人生―(新潮新書)

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    男の運命なんて一寸先はどうなるかわからない。
    戦力外通告、トレードなどをきっかけに運命を変えたプロ野球選手。4番、エースなどのスター選手というより二流選手が多いところが実に良い。
    野村再生工場で活躍した選手もあればヤクルトを放出されたことで活躍する選手もいるところが面白い。
    冒頭の言葉の出典はおそらく近藤唯之。正統な後継者が表れた感。筆者はプロレスや当時の芸能ネタを交えた語りの作品が多いが、本書のように淡々と描く筆調の方が読者に感動を与えるように思う。

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    2024年09月14日
  • プロ野球死亡遊戯

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    お名前だけは知っている、プロ野球死亡遊戯氏。どんな本を書いているんだろうと興味本位で読んでみた。
    あぁ〜そんなこともあったよねとか、懐かしいなぁとか数年前(岡本が新人なくらい)に書かれている本。
    とにかく後にも先にも読売ジャイアンツ愛が伝わってくる
    短めのエッセイ的なまとめ本なので読みやすいし、だからプロ野球ファン辞められないよねって頷ける内容だった。
    他球団ファンながら野球愛に溢れてるなと感じた

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    2023年09月25日
  • キヨハラに会いたくて 限りなく透明に近いライオンズブルー

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    ネタバレ

    西武ライオンズ時代の清原にスポットを当てた
    ルポタージュ、というほど重たい内容ではなく
    明るく、痛快に当時の模様を語る。
    昭和世代にはたまらないネタが散りばめられ
    (個人的には北尾光司イジリが最高)
    楽しく読めます。
    清原本人はいろいろあって、様々な本が出ているけれど
    これが一番明るく、楽しく、清々しく、でした。

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    2023年08月29日
  • ボス、俺を使ってくれないか?

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    プロ野球死亡遊戯らしい視点と語り口、あと下ネタ。プロ野球の裏側がよくわかり、もっとプロ野球が好きになれる。
    最近野球を真剣に観ていなかったが、来季からはもうちょっと試合を観てみようと思います

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    2023年08月16日
  • キヨハラに会いたくて 限りなく透明に近いライオンズブルー

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    巨人に来てからも、長く休んで出てきた試合で逆転ホームランとか、原が伊原に4タテくらわせたシリーズの初戦で松坂からスリーランとか、結構活躍してたように思うけど、やっぱり一番輝いていたのは西武時代、それも、秋山、石毛、工藤、渡辺、デストラーデなんかと一緒にやってた森監督時代なんだな。
    読んでて、自分が大学生になった年に新人王をとり、転勤で益々会社を辞めたくなった時に巨人に行き、オリックスでの引退セレモニーは俺も大好きな長渕のとんぼで送られる。というのを、いや、もっと色々自分の人生の節々で絡んでくる奴なんだよな。
    なんだかんだで見てしまう、気にしてしまう選手だったなぁ。
    にしても、この中溝さん、この

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    2022年11月19日
  • 現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書)

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    プロ野球選手の評伝は無数にあるけれど、名選手の「最後の1年」だけにフォーカスした構成が秀逸。どんなスターも最後の年は不遇をかこち存在感が失墜して終わっていく。そこにスポットライトをあてるというのが面白い。

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    2022年07月11日
  • 現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書)

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    どんなに偉大な選手であっても引退するときは
    必ずきます。

    世界の王と呼ばれた王貞治氏も40歳まで現役を
    全うし、その最後の年も何と30本も本塁打を打
    っていながら「王貞治のバッティングが出来な
    くなった」のを理由に引退しています。

    「まだ出来るのに、なぜ?」と周囲に惜しまれ
    つつ去っていく人もいれば、いつの間にか人々
    の興味から消えていった選手もいます。

    現役引退の最後の一年に焦点を当てて、「散り
    際、引き際」を鮮明に浮かび上がらせた稀有な
    一冊です。

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    2022年05月19日
  • 現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書)

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    ほとんどの選手が戦力外で去っていくプロ野球。その中で自分の引退を決めることができる選手は幸せだ。燃え尽きるまでやるほうが個人的には好き。

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    2021年07月06日
  • 原辰徳に憧れて -ビッグベイビーズのタツノリ30年愛-

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    「パイオツの丸がとれてハイオツぐらいになったよね」
    (p.162)

    こんなクソみたいな書き出しのコラムに泣かされるなんて思ってもみなかった。


    あの頃、自分にとってプロ野球はすべてであり 、原辰徳は己のさえない未来を微かに照らす明かりだった。
    (p.165)
    との事ですが、10年代前半、迷える野球ファンだった自分を照らしてくれた明かりは間違いなく著者のブログ「プロ野球死亡遊戯」の存在でした。
    願わくば、今後もビッグベイビーズのひとりとして原辰徳と著者の照らす明かりの先を見続けていきたいと思わせてくれる一冊です。

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    2020年01月19日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    巨人は全然好きじゃないけど、途中落合同様に応援してしまう。作者が野球好きなのが伝わってくる。ほかもぜひ読みたい

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    2025年09月17日
  • 起死回生―逆転プロ野球人生―(新潮新書)

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    文字通り、どん底から這い上がて起死回生の逆転ホームランを打ったプロ野球選手について。

    どの選手も魅力的で面白かった。

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    2025年08月23日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    落合のいた3年間、リアルタイムで観ていた者として、以外と数字は残していたのだなという感想。あの当時、生中継はジャイアン戦だけの時代で、特に4番は一挙手一投足が写し出される。チャンスで凡打した時のイメージの方が強かったのかな。それは原にも言える事だった。常にONと比較されていて、チャンスに弱いレッテルを張られていたが、数字上では合格点なのではないか。
    色々なメディアの当時の記事の抜粋で、その当時の空気感が感じられ、興味深く読みすすめられた。

    心残りは、一度、ジャイアンツを指揮してほしかった。選手時代の実績は充分すぎるほどだが、監督としての実績もそれ以上だと思う。まだ、チャンスはあるかな…


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    2025年07月25日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    落合博満氏が出てくる作品はついつい手に取ってしまう。

    生き方が僕の理想の思考に近いのでかっこいいなと思ってしまうのだ。

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    2025年06月22日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    落合は40歳~42歳(1994~1996)の3年間、巨人でプレーしている。

    1994年は、槇原が広島戦で完全試合を達成したシーズンだ。
    最後のバッターのフライを落合が取った瞬間、サードの長嶋一茂が槇原に駆け寄るシーンはテレビでよく見る。
    この試合、福岡ドームだったんですね。
    入団2年目の松井が3番で、4番が落合でした。
    なお、広島は江藤と前田がケガで欠場してました。
    巨人も原が脚の故障で欠場しており、長嶋一茂がスタメンだった。
    プロ野球ファンにとっては、こうした細かい情報も書かれていて面白かった。

    1994年は130試合目で中日との直接対決による最終決戦となった年でもある。
    槇原・斎藤・桑

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    2025年06月21日