中溝康隆のレビュー一覧

  • 巨人軍vs.落合博満

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    ネタバレ

    中日の監督を引退してからはすでに10年以上が経ち、その後に務めたGM退任からも5年以上が経とうとしているのに、落合博満という野球人はノンフィクションの題材であり続けているようだ。

    彼が監督を辞めてから一度も優勝していないこと、特に落合時代にレギュラーを剥奪された立浪が監督だった直近3年間はすべて最下位だったこともあり、監督時代の彼に注目が当たるのはわかる。ところが、本作はその落合が中日を出てから3年間在籍した巨人時代を描こうというのだ。巨人時代の落合といえば、すでに40歳を超えていたにもかかわらず、初のFA選手として巨人に加入して優勝の立役者になったというイメージがある。すでに衰えが見え始め

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    2025年05月03日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    【巨人軍vs.落合博満】
    著者は中溝康隆さん。ブログ『プロ野球死亡遊戯』はほぼ全て読ませていただいた。

    80年代に3度の3冠王となったパリーグの強打者落合博満、87年に世紀のトレードを経てセリーグ中日に鳴り物入りで移籍。

    Jリーグが始まった93年オフに巨人軍にFA移籍してからの3年間は何だったのかが分かる著書となっていました。

    私は94年に社会人となり、しばらくは野球どころではなかったので、落合博満が選手としていかに巨人軍に影響を与えていたのかはあまり分かっていませんでした。

    ただ、清原和博氏が西武からFA移籍することを決めた辺りは何となく覚えていますが、その当時の落合博満氏の心の葛藤

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    2025年04月06日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    ネタバレ

    当時のことを思い出しながら懐かしい思いで読みました。この後のことを書いたルポである『嫌われた監督』とセットで読むのも楽しいかも。

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    2025年03月18日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    大谷やイチローもすごいが、落合もすごい。自分の若い頃に見ていた名場面が蘇る。あっという間に読み終わった。

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    2025年02月13日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    FA制度初年、長嶋監督に熱望され巨人入りする三冠王落合博満。OBらの反対の中、憧れの監督の元、ケガにも負けず奮闘する。落合の3年間と掌を返された退団までの3年間。
    松井、清原などスラッガーとの運命の交錯などドラマチック。
    筆者の作品ではベストであろう。

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    2025年02月05日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    野球は仕事。

    3回の三冠王を取り
    日本人選手で初めて1億円プレイヤーとなり
    初めてのFA制度を利用して
    40歳で巨人に移籍した落合。
    この人の野球人生を振り返ると
    ドクターXの大門未知子のようだ。

    群れを嫌い
    決して媚びず
    誰になんと言われようと
    プロとしてバッティングを極め
    結果を出す。

    こんな野球人は今は居ないと思う。

    落合が巨人に居た頃がプロ野球人気の絶頂期だった。
    その頃をありありと思い出す。

    私に取って永久保存版の本です。

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    2025年01月11日
  • 起死回生―逆転プロ野球人生―(新潮新書)

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    死にたいくらいに憧れた”という長渕剛のフレーズが繰り返し使われるのがこの人の特徴だけれど、ここに取り上げられた選手たちのように、俺もまだまだ一花咲かせられるかな…
    俺には死にたいくらいに憧れてる何かはまだこの期に及んで見つかってないのだが…

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    2024年12月27日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    果たして落合は巨人に勝ったのか、負けたのか…
    勝つ必要も負ける必要もなかったろうに。
    清原が巨人に来たがったのは仕方ない。そして落合がコーチ専任になれないのも仕方ない。でも清原が来て落合がそのまま残っていれば、何かしらの形が残ったのだろうし、落合も日ハム時代の燃え滓のような最後は過ごさずに済んだのではないのかな…
    原といい、落合といいそして清原といい…長嶋茂雄という存在は、確かに太陽だったしこの人がいなければ、今のプロ野球もないだろう。でも、その陰に散った男たちの思いみたいなものは、ドロドロとしたものなんじゃないのかな。救いは、清原を除いて、それなりにその後の監督人生で功なり名を遂げたといって

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    2024年12月24日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    「嫌われた監督」に続く落合博満の本。
    長嶋監督、原選手、松井選手、清原選手、も含めたその時々の立ち位置と細かい心理描写が、落合博満のドライなプロ意識と混ざり合ってストーリーが展開します。
    落合博満のプロ野球生活の考えた方は全体的にビジネスライクですが、長嶋監督だけには憧れ続け、唯一巨人軍入団からの3年間と退団時は長嶋愛に溢れていたことがわかる一冊です。

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    2024年11月16日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    今の日本プロ野球ではそれほどでもないが、かつて、日本プロ野球の中心、いや日本プロ野球イコール読売巨人軍とでも言って良い時代があった。その読売巨人軍の四番打者はある意味神聖な存在であり、また、読売巨人軍のスーパースター(これでも言葉が足りないかもしれない)長嶋茂雄もまた神聖な存在であった。

    その読売巨人軍にFA移籍した求道者・落合博満を中心として、読売巨人軍の四番打者を担った原辰徳、松井秀喜、清原和博とどのような関わりがあり、影響を与えたか、また、落合博満自身がどのように読売巨人軍の四番打者として悪戦苦闘したか。まさに読売巨人軍四番打者史、時代を考えれば日本プロ野球四番打者史が描かれ、読み応え

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    2024年11月08日
  • 巨人軍vs.落合博満

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    落合博満という人の男気というか凄さが改めてわかりました!
    以前清原和博著「男道」を読んだ時にも思いましたが…………やっぱり巨人嫌い(笑)

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    2024年11月08日
  • プロ野球新世紀末ブルース ――平成プロ野球死亡遊戯

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    私は1988年生まれ。同世代のテレビ好プロ野球好きに読んでもらいたい。王・長嶋は知らないけど、松井とイチローのバキバキの現役時代を多感な小学生時代にど真ん中で見たことも財産かもしれないと思えます。

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    2024年04月30日
  • プロ野球から学ぶ リーダーの生存戦略

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    プロ野球選手の生き様からビジネスでの立ち居振る舞いについて教訓を導き出す。それぞれなの知られた選手の知られたエピソード。

    筆者の本はネットや他の本をネタにしたものばかりであり、一ファンの視点というのが良くもあり悪くもあるところ。

    あとがきで筆者が触れたジャイアンツの控え捕手加藤健が好きだったという話が一番印象に残った。

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    2024年04月29日
  • 起死回生―逆転プロ野球人生―(新潮新書)

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     著者の「現役引退」に続いて読みました。四字熟語でタイトルを付けて続編も期待したい。プロ野球のテレビ中継(地上波)が人気だった頃の懐かしい選手たち〜鹿取、遠山、下柳、田畑〜などの渋い人選。北川の球史に残る伝説のホームラン。そして西本聖に小林繁。西本の引退試合は多摩川河川敷にあったジャイアンツの2軍球場だった、ことを思い出した。記憶を呼び起こす珠玉のスポーツエッセイ。決めゼリフは、「だが、男の運命なんて一寸先はどうなるか解らないーー」。  

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    2024年04月24日
  • 起死回生―逆転プロ野球人生―(新潮新書)

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    くすぶってた選手が、他チームに移籍する機会が訪れ、そこで出会った監督やコーチ、チームの方針とマッチして、一気に花開いた選手のお話

    著者と世代がマッチしていることもあり、ちょうどプロ野球をよくみていた時期と重なって、とても懐かしく、また知らない逸話がたくさん織り込まれていて、とても面白かったです

    自身に置き換えても、転職や異動など、上司や職場の雰囲気に合う合わないで、能力が発揮できなかったり、モチベーションが上がらなかったりと、プロ野球の世界って、結構サラリーマンの世界に似てるよなぁと、改めて感じさせる内容でもありました

    野球って、一見チームスポーツのようで、結構個人スポーツの要素も強い側

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    2024年03月27日
  • プロ野球死亡遊戯

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    シーズン開幕したので積読だったのを読んだら、まー面白くて一気に読み終わった!変に識者ぶらず、愛に溢れた内容が笑いだけでなく時に泣かせてきます。表紙は巨人だけど、幅広いネタを拾ってくれていて、特に最後を筒香ネタで締めているのは横浜ファンとして嬉しかった!

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    2023年04月19日
  • キヨハラに会いたくて 限りなく透明に近いライオンズブルー

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    リアルタイムで西武球場に通ったアラフィフにはたまらなく懐かしい内容。あえて西武時代のキヨハラにテーマを絞った設定が良い。

    悲劇のドラフトから結局キヨハラが輝いていたのは西武ライオンズ時代。当時の世相とライバル桑田を交えながら背番号3の活躍する姿を描く。

    たまらなく懐かしい時代。青空の見えた西武球場とホームランの後の花火を思い出す。

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    2023年02月05日
  • 令和の巨人軍(新潮新書)

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    それこそ、物心ついて時から、巨人軍のファン。
    自分の思っていること(感じていること)が当たっていることを実感。2年前の本だけど今もそのまま。
    もう、本気で巨人軍応援出来なくなって何年たつかなぁ~
    来期もダメそうですね・・・・
    大好きなんだけどなぁ!!!!

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    2022年10月20日
  • キヨハラに会いたくて 限りなく透明に近いライオンズブルー

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    清原については暗い本ばかり読んでたので、栄光の西武時代を描いたこの一冊はスカッとした。作者と年齢も近いので、当時の様子もしみる

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    2022年09月12日
  • プロ野球新世紀末ブルース ――平成プロ野球死亡遊戯

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    この作者、自分よりは少し若いので、俺が幼馴染のお父さんに誘われて、後楽園に連れて行ってもらって、それまでの仮面ライダーとかウルトラマン一辺倒の日常が変わった頃の話は、残念ながらないのだけれど、平成からこの令和への移り変わりの中で、プロ野球が辿った激動の歴史を本当に楽しく読ませてくれる。
    しかし、ガルベスが牛乳の、つまりカルシウムのCMに出ていたという話には、笑った。

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    2022年04月25日