安倍晋三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んでよかった。元安倍首相の国家観、リーダー像、福祉・経済のあるべき姿、外交スキル、それらを形成する幼少期や20.30代の経験(原点)を覗くことができた。安倍さんにも留学したり、大企業の社長として活躍してた時期があったとは。
「スキャンダル案件はいくつかありつつも、それに勝るユーモアとリーダーシップがある、やり手な政治家」と言う印象から、「広く深い知識と多様な経験を持ち、確固たる信念に基づいてリーダーシップを取ってきた人」という印象に変わった。
国の安全、福祉、経済など複雑み絡合い、かつダイナミックな課題について、本当に自分ごととして捉えて、考え、行動し続けている人だから書ける文章だなと思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前々から気になっていた本。
安保法案でまさに蛇蝎のごとく嫌われはじめた安倍さん。でも、TVで見ると穏やかだし,ユーモアもある。どんな人なんだろう。
岸内閣の退陣を迫ったデモ隊、ロシア外交中の父の急逝、初当選の93年は自民党下野時代。政治家の孫だからこそわかる事情。米国の留学から親米すぎるのは気になるが、全共闘時代のマスコミ偏向報道ぶりって、当時も変わらんね。
家族回帰や、教育改革、デモ隊への嫌悪、安倍晋三の原点がわかる本。第一次内閣時の直前2006年出版。
もはや語られないけれど、やはり北朝鮮の拉致被害者を帰国させた貢献は大きい。
改憲は別に安倍さんの持論じゃなくて、占領後の不平等な -
Posted by ブクログ
ナショナリズムの強い政治家のイメージが強いが、著書で語っていることは、古き良き日本を取り戻そうといったニュアンスにあふれている。決して、それは悪いことではなく、家族を大事に、地域を大事に、それが敷衍して国家を大事にする意識に結びつくことを論じているだけだ。
「美しい国へ」の最終部のみ増補した形だが、一貫した姿勢は変わらず。一度、政治家として脱落しかけた人間だからこそ、原点に立ち返り、思い切った政策を仕掛けるという発想も出てくるのか。
むしろ、政治家の本というよりは、藤原正彦が「国家の品格」で説いた、ダメなものはダメという日本古来の精神を訴えた感じが強い。 -
Posted by ブクログ
悪夢の民主党政権に政権交代する前に書かれた本であるが、最後の章を付け加えて再販された形の本。現在の日本国首相の考えを知る上でうってつけの本である。特に年金に対する考え方、と国防に対する考え方はぜひ、日本国民なら目を通すべきだと思う。特に国防に関してはなぜ、改憲なのか?考える上で非常に大事。今の自衛隊を国防軍にすることが、即戦争に繋がるという短絡的思考の持ち主は特に読んで欲しい。今の自衛隊は人に殴られても、応戦して良いかを誰かに許可を得なければ動けない、そんなことで、果たして時間との戦いとなる水際の戦いに対応できるのか?その許可が下りなければ殴られっぱなしになると言うこと。国防軍にすることを拒否
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Posted by ブクログ
首相再び。ということで購入しました。
自分の意見をしっかりこうした「本」という形で公開することは重要なことです。
マニフェストだとか、メディアの報道などだけでその人が何を考えているかということを断じてしまうのは怖いことです。
実際、この本の中で「安倍首相が述べていること」と、報道における「安倍首相が述べているようなこと」には食い違いも多いです。
内容的には、首相の考える自民党のあり方、自身の出自や育ち、そして現状(美しい国を著したときのことの方が多い)に対する自身のスタンスが述べられています。
なるほど、と考えさせられる点も多いです。本の中での主張には賛否あるでしょうが、首相の考え方に対 -
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