【感想・ネタバレ】新しい国へ  美しい国へ 完全版のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年06月18日

本書を読むことで、現在の日本のトップがどのような思想の上で政治を進めているのかを確認できます。

第一次安倍内閣の頃に出版された「美しい国へ」の改版ですが、それほど大きな変更はないようで、前回の組閣時と基本的な考え方がぶれていないことがわかります。

安倍首相を右派的と評する向きがありますが、憲法改...続きを読む正および軍保有は、日本の平和と国際関係上不利な立場にならないためである、という考え方です。

それ自体が右派だという人もいるかもしれませんが、家長が我が家のこと、社長が我が社のことを第一と考えるのと同様、首相が我が国のことを第一に考えるのは当然だと思います。

一度の失敗から立ち上がり、再度チャレンジしている現首相を応援したいと思います。

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Posted by ブクログ 2022年08月07日

安倍さんの政治に対する熱意や日本国や国民に対する一貫した姿勢がよくわかる1冊。難しいことは書いてなくて、政治に詳しくない私でも読めた。若者のために書いた本だと最後に書いてあったが、自分自身、今まで政治について何も知ることなく生きてきたことを恥ずかしく思う。日本国の歴史や政治、その背景について、これか...続きを読むら知っていきたいと思った。事件が起きてから購入したが、本当に惜しい方を亡くしたと、ご本人もさぞや無念なことと思う。

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沢山の人に読んでほしい。

匿名 2023年01月02日

コロナ禍のテレビを見て異常な安倍批判だと思っていました。
何かおかしいと感じている、若い人に読んでほしい。
自分も安倍さんが生きているときは、
何となく安倍さんがいれば大丈夫。
と思って投票するだけで、詳しくは知らなかった。
この本を読んで、目指していたもの、本質が見えました。分かりやすか...続きを読むったです。
日本に尽くした本物の政治家だと思いました。

#アツい #深い #タメになる

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購入済み

わが国最後の希望…。

2022年12月15日

わが国のメディアは元総理が「暗殺」されても、その死を悼まずに葬式の費用を騒ぎ立てる。
この国の歴史に於いて、「首相が暗殺される」と云う事態がどれ程の痛恨事であり、「国家の危機」が近付いているのか、を真剣に考えよう、検証しようともせず、何十年も前に自分達がバカ騒ぎしていたくだらぬ宗教と故人に「浅から...続きを読むぬ密接な関係が有った」等と具体的な証拠も無いのに、初めて聞いた様な顔をして騒ぎ立て、徒に暗殺された自国の名宰相の功績にも泥を浴びせ、今や死んだことも忘れて現首相を些末な閣僚スキャンダルで追い詰めて意気揚々たるものである。

明日、飛んでくるかもしれないミサイルに対して何の備えも無く、今決めても調達までに数年掛かると云う絶望的な状況でも、「……教」の行く末の方が大事なようだ。

「こんな国に誰がした」「この国の未来を真に憂える者は居ないのか」と憤る時、真っ先に頭に浮かぶのは本書の著者であり、正に凶弾に倒れたわが国の名宰相である。

今、彼の考え方や構想等を読み返す時、頭を過るのは「この大事な遺言とも云うべき重大なメッセージを、自分が引き継ごう」と心の底から憂い、自身の肝に銘じている政治家は果たしてどれだけ居るのだろうか?
と云う、情けなくも悲しい絶望的な思いである。

特定の名前はここでは挙げるまい。現在でも、数ヶ月後でも数年後でも、そうした政治家が現れてくれることを、今は心から祈るのみである。

安倍さん、とても「心穏やかに」とは言えないでしょうが、ゆっくりおやすみください。
そして願わくば、この国の守り神としていつまでも見守っていてください。

#アツい #泣ける #切ない

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Posted by ブクログ 2017年10月19日

安倍晋三氏の人柄がわかり、難しい話ではなく、素直な心で、先輩を敬い、後輩を大切に育てる、当たり前の道理が、当たり前に行動で表せる、心で感じ取ることが出来る人には参考になる本だと思います。

平成29年の現在から言えば少し古くなってしまいましたが、戦後レジュームからの脱却など、大きく意見の分かれる問題...続きを読むについて、どのように見つめ、心持ちをどこに置くか、考える助けになった気がします。

これは今ではあまり言われない言葉でですが、根元から芽を出し、派生して枝葉となって色々な政策につながっている事が実感でしました。

世界が大きく動いている昨今、安倍晋三氏が日本の総理大臣でよかった。

これは総理大臣になられる前に書かれてる部分が多くあるので、執筆時から現在に至るまで、信念に大きな変化なく、貫かれているのだろうと感じます。

とてもオススメの一冊でした。

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Posted by ブクログ 2017年03月12日

良くも悪くもこの政治家の小児的な国家観がよく表れた「正直」な本であり、まともな神経を持っていたら人前にさらすのはお恥ずかしいと感じてしまうところを、よくぞ明らかにしてくれたという意味で★5つ。とくに特攻隊について、為政者の無能のために若者を「死なせた」という認識ではなく、〈国のために死ぬことを宿命づ...続きを読むけられた特攻隊の若者たち〉〈国家のために進んで身を投じた人たち〉と書いてはばからないあたりが、決定的。

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Posted by ブクログ 2017年03月05日

海外の友人が増えてからことさら日本を意識するようになった。日本が好きだ。詳細を全て把握しているわけではないが日本の歴史も、風土も、伝統も、文化も、ごはんも。日本人であることが誇りだ。この国がどこへ向かうのか。大きなビジョンと信念を持った首相を擁することの意義は大きい。一緒に世界で輝く日本へと一歩ずつ...続きを読む歩を進めたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年05月11日

チェック項目20箇所。私は政治家として、大きな挫折を経験した人間であります、そういう人間だからこそ、日本のためにすべてを捧げる覚悟があります。長引く景気低迷、迫りくる外交・安全保障上の危機など、日本を取り巻く環境は、ますます悪化しています、この国をどこに導くべきか――本書において、私なりの考えを述べ...続きを読むたいと思います。時代は変わったが、わたしは政治家を見るとき、こんな見方をしている、それは「闘う政治家」と「闘わない政治家」である、「闘う政治家」とは、ここ一番、国家のため、国民のためとあれば、批判を恐れず行動する政治家のことである、「闘わない政治家」とは、「あなたのいうことは正しい」と同調はするものの、けっして批判の矢面に立とうとしない政治家だ。「リベラル」……ヨーロッパでは、王権に対して、市民が血を流しながら自由の権利を獲得し、民主主義の制度をつくりあげてきた歴史をもつことから、同じ「リベラル」でも、他者の介入を許さないという「個人主義」にちかい意味合いで使われる、これに対して、アメリカにおける「リベラル」は、社会的平等や公正の実現には政府が積極的に介入すべきであると考える、いわゆる「大きな政府」を支持する立場だ。日露戦争……窮乏生活に耐えて戦争に勝ったとき、国民は、ロシアから多額の賠償金の支払いと領土の割譲があるものと信じていたが、ポーツマスの講和会議では一銭の賠償金もとれなかった、このときの日本は、もう破綻寸前で、戦争を継続するのはもはや不可能だった、いや実際のところ、賠償金をとるまでねばり強く交渉する力さえすでになかったのだ。1950年に起きた朝鮮戦争の特需によって、ようやく復興への糸口をつかんだものの、それほど庶民の生活は向上しなかった、自民党が誕生する前年の1954年の東京には、50万人の失業者があふれていた。靖国問題というと、いまでは中国との外交問題であるかのように思われているが、これはそもそもが国内における政教分離の問題であった、いわゆる「津地鎮祭訴訟」の最高裁判決(1977年)で、「社会の慣習にしたがった儀礼が目的ならば宗教的活動とみなされない」という合憲の判断が下されて以来、参拝自体は合憲と解釈されているといってよい。一国の指導者が、その国のために殉じた人びとにたいして、尊崇の念を表すのは、どこに国でもおこなう行為である、また、その国の伝統や文化にのっとった祈り方があるのも、ごく自然のことであろう。「いかなる国民も、国家のために死んだ人びとにたいして、敬意を払う権利と義務がある。もし靖国神社を焼き払ったとすれば、その行為は、米軍の歴史にとって、不名誉きわまる汚点となって残るでしょう。歴史はそのような行為を理解しないに違いない」、この言葉からは、信仰の自由と権利にたいする神父の強い意志が伝わってくる、神父の提言もあって、靖国神社は難を逃れた。「君が代」が天皇制を連想させるという人がいるが、この「君」は、日本国の象徴としての天皇である、日本では、天皇を縦糸にして歴史という長大なタペストリーが織られてきたのは事実だ、ほんの一時期を言挙げして、どんな意味があるのか、素直に読んで、この歌詞のどこに軍国主義の思想が感じられるのか。そもそも、人間はひとりで生きているわけではないし、ひとりでは生きられない、その人の両親、生まれた土地、その人が育まれた地域のコミュニティ、そして、それらをとりまいている文化や伝統や歴史から、個人を独立させて、切り離すことなどできないのだ。今日の豊かな日本は、彼ら(特攻隊)がささげた尊い命のうえに成り立っている、だが、戦後生まれのわたしたちは、彼らにどうむきあってきただろうか、国家のためにすすんで身を投じた人たちにたいし、尊敬の念をあらわしてきただろうか。1954年、保安隊に代わって自衛隊が発足すると、政府は、「自国に対して武力攻撃が加えられた場合、国土を防衛する手段として武力を行使することは、憲法に違反しない」、さらに、憲法第9条第二項が禁じている「戦力」についても「自衛のための必要最小限度を超えるものであって、それ以下の自衛力は、戦力ではない。したがって自衛隊は違憲ではない」という見解を明らかにする。たとえば日本を攻撃するために、東京湾に、大量破壊兵器を積んだテロリストの工作船がやってきても、向こうから何らかの攻撃がないかぎり、こちらから武力を行使して、相手を排除することはできないのだ、わが国の安全保障と憲法との乖離を解釈でしのぐのは、もはや限界にあることがおわかりだろう。わたしの考える福祉のかたちとは、最低限度の生活はきちんと国が保障したうえで、あとは個人と民間と地方の裁量でつくりあげてもらうというものである、「セーフティネット」と「自己責任」が重視される社会だ。国は、そのときの豊かさに応じた社会保障の仕組みをつくる、血のかよったあたたかい福祉をおこなうのが行政サービスの基本であることはいうまでもないが、身の丈に合わない大盤振る舞いはできないし、また、してはならない、なぜなら、給付の財源は、国民から徴収した税金と保険料だからである。年金というのは、ざっくりいってしまうと、集めたお金を貯めて配るというシステムだ、だから、加入しているみんなが「破綻させない」という意思させもてば、年金は破綻しないのだ、日本人の過半数が「もう年金はやめよう」といわないかぎり、このシステムは継続するのである、そこが、会社経営の破綻とは根本的に違うところだ。じつをいえば、日本の子どもたちの学力の低下については、わたしはそれほど心配していない、もともと高い学力があった国だし、事実いまでも、小学生が九九をそらんじていえるというのは、世界のトップレベルに近い、問題はモラルの低下のほうである、とりわけ気がかりなのは、若者たちが刹那的なことだ、若者が未来を信じなくなれば、社会は活力を失い、秩序はおのずから崩壊していく。教育は学校だけで全うできるものではない、何よりも大切なのは、課程である、だからモラルの回復には時間がかかる、ある世代に成果があらわれたとしても、その世代が親になり、つぎの世代が育つころにならなければ、社会のモラルは回復したことにならないからである。今回の総選挙で自民党は「日本を、取り戻す。」というスローガンを掲げています、これは単に民主党政権から日本を取り戻すという意味ではありません、敢えて言うなら、これは戦後の歴史から、日本という国を日本国民の手に取り戻す戦いであります。

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Posted by ブクログ 2013年05月11日

2006年、つまり民主党に政権が移る前に文藝春秋からだされたの『美しい国へ』に、最終章を加えて2013年に出されたのが、本書『新しい国へ』。
『美しい国へ』で述べたことは、安倍晋三(現首相)の政治家としての根本姿勢であるとのこと。今回もそのままの出あるところに意味があると思う。世論によって二転三転し...続きを読むブレブレにならないところがいい。
また、今回増補された最終章の項目は
・デフレ退治と日銀改革
・成長戦略をどう描くか
・「瑞穂の国」の資本主義
・「外交敗北」を乗り越えて
・ダッカ事件の敗北
・日本を、取り戻す

『新しい国へ』は読んでいたのだけども、今読んでみても面白い。歴史書としても興味深く読めた。
最終章はやや難しい項目もあったのだけども、現首相としての具体的メッセージが込められたものになっている。
TPPを含め難しい選択の中、日本が、より美しく、新しくなるための道しるべになるといいな。

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【内容(「BOOK」データベースより)】
日本を取り巻く環境は日増しに悪化している。長引く景気低迷、押し寄せる外交・安全保障の危機、さらには少子高齢社会の訪れによる社会保障の拡充。この国のリーダーは今なにをすべきなのか?大ベストセラー『美しい国へ』に、新たな政権構想を附した完全版。
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【目次】
第1章 わたしの原点
第2章 自立する国家
第3章 ナショナリズムとはなにか
第4章 日米同盟の構図
第5章 日本とアジアそして中国
第6章 少子国家の未来
第7章 教育の再生
増補最終章 新しい国へ
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Posted by ブクログ 2013年04月21日

安倍晋三首相の日本に対する思いが綴られている。
首相がどのような思いで、どのようなビジョンをもって政を行っているのかが分かる一冊だった。
「新しく・美しい国」に導いてくれると期待が持てた。

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Posted by ブクログ 2013年04月16日

著者は日本を愛しているのだなあ、ということがよく伝わってくる本だった。私も日本人であることに誇りを持って生きていきたい。

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Posted by ブクログ 2013年07月15日

安倍総理の政治家としての根本姿勢が書かれてあります。国家のため、国民のためならば、周りからの批判を恐れず確固たる信念を持ち断固前進すべきと、常に「闘う政治家」であり続けることを表明されてます。
デフレ脱却、安全保障と社会保障、教育問題、外交問題、憲法、震災復興ほか諸問題が多々ありますが、一国の総理の...続きを読む考えを理解したうえで自分なりに向き合ってみたいと思います。

自ら反みて縮くんば千万人といえども吾ゆかん(孟子)

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Posted by ブクログ 2022年10月16日

読んでよかった。元安倍首相の国家観、リーダー像、福祉・経済のあるべき姿、外交スキル、それらを形成する幼少期や20.30代の経験(原点)を覗くことができた。安倍さんにも留学したり、大企業の社長として活躍してた時期があったとは。

「スキャンダル案件はいくつかありつつも、それに勝るユーモアとリーダーシッ...続きを読むプがある、やり手な政治家」と言う印象から、「広く深い知識と多様な経験を持ち、確固たる信念に基づいてリーダーシップを取ってきた人」という印象に変わった。

国の安全、福祉、経済など複雑み絡合い、かつダイナミックな課題について、本当に自分ごととして捉えて、考え、行動し続けている人だから書ける文章だなと思った。同時に、自分は安倍首相の意見に対する意見を持てないことに気づいた。安倍さんのように生きることはできないけれど、私も、もっと勉強していきたい。

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Posted by ブクログ 2014年04月05日

美しい国へが発売した頃、かなりの話題作だったが堅苦しい内容だろうという固定観念があり、敬遠をしてきたが完全版が出たので読んでみたら安倍氏が文章をわかりやすく、噛み砕いて書いてあるので非常にスラスラと読める。安倍氏はタカ派と聞いていたが偏った考え方を押しつけがましく書いておらず、誰が読んでも不快になら...続きを読むないような内容である。この本を読んで安倍氏の生き方を知った気がする。安倍晋三が首相で本当に良かったと思う。

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Posted by ブクログ 2013年07月18日

ついていきたい・いきたくないに関係なく、トップの考えを知ることは大切だろうと思い、読んでみました。

日本の戦後史の勉強にはなると思います。
また、政治家の立場のとり方についても、参考になると思います。

が、具体的な政策の話となると、漠とした話が多くて、ピンときませんでした。
今と未来をち...続きを読むゃんとつなぐ道筋は、まだ見えてないんですかね。

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Posted by ブクログ 2013年05月22日

 ナショナリズムの強い政治家のイメージが強いが、著書で語っていることは、古き良き日本を取り戻そうといったニュアンスにあふれている。決して、それは悪いことではなく、家族を大事に、地域を大事に、それが敷衍して国家を大事にする意識に結びつくことを論じているだけだ。
 「美しい国へ」の最終部のみ増補した形だ...続きを読むが、一貫した姿勢は変わらず。一度、政治家として脱落しかけた人間だからこそ、原点に立ち返り、思い切った政策を仕掛けるという発想も出てくるのか。
 むしろ、政治家の本というよりは、藤原正彦が「国家の品格」で説いた、ダメなものはダメという日本古来の精神を訴えた感じが強い。

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Posted by ブクログ 2013年05月08日

悪夢の民主党政権に政権交代する前に書かれた本であるが、最後の章を付け加えて再販された形の本。現在の日本国首相の考えを知る上でうってつけの本である。特に年金に対する考え方、と国防に対する考え方はぜひ、日本国民なら目を通すべきだと思う。特に国防に関してはなぜ、改憲なのか?考える上で非常に大事。今の自衛隊...続きを読むを国防軍にすることが、即戦争に繋がるという短絡的思考の持ち主は特に読んで欲しい。今の自衛隊は人に殴られても、応戦して良いかを誰かに許可を得なければ動けない、そんなことで、果たして時間との戦いとなる水際の戦いに対応できるのか?その許可が下りなければ殴られっぱなしになると言うこと。国防軍にすることを拒否することで自衛隊員を見殺しにすることもある、うわべだけの平和主義が実は一番残酷な結果を生むことがある。そういう思いを読後さらに強くした。特に日本を取り巻く特亜の状況、特に支那のことを考えればごく当たり前の考えであることが分かる。

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Posted by ブクログ 2013年05月06日

安倍首相の頭の中が少し垣間見えた気がする。
「瑞穂の国には、瑞穂の国にふさわしい資本主義があるのだろうと思っています。(中略)市場主義の中で、伝統、文化、地域が重んじられる、瑞穂の国にふさわしい経済のあり方を考えていきたいと思います。」

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Posted by ブクログ 2013年03月13日

首相再び。ということで購入しました。
自分の意見をしっかりこうした「本」という形で公開することは重要なことです。

マニフェストだとか、メディアの報道などだけでその人が何を考えているかということを断じてしまうのは怖いことです。
実際、この本の中で「安倍首相が述べていること」と、報道における「安倍首相...続きを読むが述べているようなこと」には食い違いも多いです。

内容的には、首相の考える自民党のあり方、自身の出自や育ち、そして現状(美しい国を著したときのことの方が多い)に対する自身のスタンスが述べられています。

なるほど、と考えさせられる点も多いです。本の中での主張には賛否あるでしょうが、首相の考え方に対してダイレクトに賛否できるということは意義あることだと思います。
安倍首相のやり方、自民党のやり方に賛同or非難する前にこの本を一読してみると良いと思いました。何事も相手のことを知らねば、です。

政治家は、このようにもっとわかりやすい形で国民に自身の考えを広めれば、メディアのつまらない報道に左右されることも少なくなるのかなーと少し思いました。
話題がそれてしまいましたが、安倍政権を語る・知るためなら一読を薦めたい一冊です。

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Posted by ブクログ 2013年03月03日

安倍総理の国家に対する想いが綴られている一冊。「美しい国へ」同様、日本人古来の精神性の回復を論旨としている。清く正しく生きることが報われる社会であることを心から願う。具体的な政策についてももっと書いてほしい。

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Posted by ブクログ 2020年05月17日

「外国人とコミュニケーションをとるには、外国語がうまいだけでは無意味。自らの文化に対する知識が重要」

留学したことがあると国際人であるは同義ではない。

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Posted by ブクログ 2018年01月20日

『美しい自然に恵まれた長い歴史と文化を持つ国』
『日本を活力とチャンスと優しさに満ちあふれた』国
『自信と誇りを持てる「美しい国、日本」』安倍
いつのころから、国のリーダーは、詩人になったのだろう。
『めざすべき国のありかた
(1)文化、伝統、自然、歴史を大切にする国 
(2)「自由」と「規律」を知...続きを読むる、凛(りん)とした国 
(3)未来に向かって成長するエネルギーを持ち続ける国 
(4)世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのある国』

平和な世の中の 平和な希望。
それは、美しいこと。
しかし、美しい国とは、どんな国だろう。
ここでいわれている『美しい』というのは、
どうも薄っぺらい言葉に聞こえてしかたがない。

簡単に言えば、女性への褒め言葉。
『今日は美しいですね。』というレベルなのかな?
まぁ。きたない国には、なって欲しくないのは、確かだ。
『美しい国を読む』

●ところで、
 美しい国・『美国』は、中国語で、アメリカのこと。
 安倍さんは、アメリカになりたいのかもね。

●またしても、ところで、
 美しいとは、『羊が大きい』という漢字なんですね。
 大きい羊が、美しかったんですね。

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Posted by ブクログ 2015年07月30日

本書では、アベノミクスの元となった脱デフレをはじめとする各種の政策構想だけでなく、安部氏の幼少期・少年期の体験なども記述されている。
とりわけGHQにより戦犯とされた祖父である岸信介元首相や、父である安部晋太郎氏への尊敬の念が読み取れるす。

そして、そもそも自民党は自主憲法制定のために結党された政...続きを読む党であることを強調しており、1995年頃に策定された「自由民主党新宣言」に党是である「自主憲法制定」が盛り込まれていないことについて、それを盛り込むための党内交渉を実現させたことも記述されている。このように憲法改正への熱意は並々ならぬものがあることがわかる。

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Posted by ブクログ 2015年03月15日

安倍さんの政治ポリシーが理解できる本。

国家、日米外交、日中関係、安全保障、年金問題、教育などなど、現在、安倍さんが掲げている政策のベースを理解することができる本です。

そうだよね。って思うところあり、それや、違うんじゃないのって思うところもありです。

安倍さんの「熱さ」がひしひしと伝わってき...続きを読むます。批判もたくさん受けることでしょうから、その覚悟も相当たるもの。
それも含めた日本国のリーダからの熱きメッセージが語られている本です。

おまけで、日本近代史の勉強にもなります(笑)

どちらも勉強になりました。

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Posted by ブクログ 2014年08月01日

政策提言ではないという前提なのでこのような文章になるのもわかるが、確かにポエムだな、と。
あとは、もしかしたらこの人も小沢一郎と同じでどこか人格破壊されてるのかも?とも少し思った。

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Posted by ブクログ 2014年05月02日

新しく足された部分で、民主党政権時の外交について非難している。確かに、そのときは外交問題が次から次へと起こった気もする。けれども、国民が民主党政権へと移らせざるを得なくした責任が自民党にはあるのではないでしょうか。民主党に政権が移るまで、日本は一度も政権交代したことがない。過半数がとれず、共同政権に...続きを読むなることが多いが、自民党は常に与党にいた。その事実にあぐらをかいていたのではないかと感じる。何十年も先、歴史としてあの3年間を眺め、その3年間は大変な3年間だったという評価であったとしても、私はあの3年間は絶対に必要であったと思うだろう。選挙によって国政も動くのだと、実感できた選挙だった。

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Posted by ブクログ 2013年08月13日

憲法改正することで古き良き日本のアイデンティティを取り戻せるという夢物語。
上から押し付けられることに反抗心を覚え、権威に敬意を払わず、権力が大嫌いな日本人にはそのやり方では無理かも。
ボトムアップで若者が日本の誇りを持てるようにならないと…

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Posted by ブクログ 2013年05月16日

仕事とも関係するので買ってみた。
安倍総理が第一次安倍政権の時に書いた「美しい国へ」を再録し、加筆したもの。
テーマは大きく言えば2つ、国としての安全保障(憲法改正論、愛国論)と、社会保障。美しいふるさと、国を大事にするというのは自然なことで、それが国を誇りに思う心につながり、安全保障に資するという...続きを読むロジックなのね。やっぱり。
しかしまぁ、納得させられる点も多いことは事実。地域大好きという人は、次に国が大好きとはならずに、地球大好き、みたいになる人が多い、それは戦後教育のなかで「愛国」的なことに対してアレルギーができているからだ、というのはなるほどなと思った。それが憲法改正によって根本治療となってこの国がよくなるかどうかは、判断できないが。
サラリと読めるし、総理の考え方を知りたければとりあえず読むべし。

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Posted by ブクログ 2013年04月25日

新刊と思いきや、"美しい国へ"の増補版だったんですね。。確認せずに買ってしまいました。
政治信条の多くは共感できます。さて結果は如何に。期待しております。

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Posted by ブクログ 2013年03月30日

2013年62冊目

本書で書かれていたことのほとんどに関しては納得のいくものでした。まぁ、そうだろうと。但し、国民としての誇りや自主自立の精神の考えと自主憲法を結び付けるのは論理が飛躍しすぎると感じます。
もちろん、自衛隊を自衛隊のままにしておくことの問題もあるでしょう。憲法を変えた時、何かが変わ...続きを読むるかは具体的にイメージできません。(こういう問題は具体化しずらいものではあるが。)
政治家と一般国民のかい離はここにあるのでしょうか。現代の国民でそこまで国家のすう勢を憂慮する人はそう多くはないでしょう。だからこそ、首相は本書の中でアイデンティティの帰属の話を再三しているのだと思いますが。
だからこそ、あらゆる問題は教育に戻るのでしょう。

最後に、自己責任の言葉の使い方の問題をやはり本書でも感じました。近年において、自己責任が低下している旨は、納得できるものがあります。但し、自己責任とは何でしょうか。自分のことを未来を見据えて考え、社会のことも考慮することでしょうか。少なくとも自分の食いぶちを確保することでしょうか。しかしながら、自分のことについて責任を感じるためには適切な教育が必要になります。その適切な教育を受けることができないまま大人になった、大きな子どもについても自己責任でしょうか。
人間の成長において環境が多大な影響が与えられる人間において、自己責任を語るには、社会がより成熟する必要があるでしょう。そのためどうすべきか。難しい問題です。

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Posted by ブクログ 2013年03月27日

安部氏の国家観や思想、年金や安全保障への一部の政策についての考え方が述べられている。私は政策提言を期待して読んだので、拍子抜けした。

数年前に出版された初版も読んだことがあり、それと比較してもあまり大差ない、と思う。

記述の内容の濃淡がかなりはっきりしている。例えば、年金で政権の足をすくわれた経...続きを読む験があるからか、年金制度に関する記述が厚い一方、地方自治制度にかんする記述は、簡単に触れられている程度でかなり薄い。新書だから仕方ないが、中途半端な印象はぬぐいきれない。もっと筆者自身が考えるあるべき国家について強く語り、そこから各制度がどうあるべきか簡単に触れる構成にした方がよかったかも。

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Posted by ブクログ 2013年02月24日

安倍さんの日本への思いが綴られ一冊。
内容については綺麗事にも聞こえますが、自分の考えを持っておられるので、周りの雑音に惑わされることなく、突き進んで欲しいと思います。
安倍さんを語る上で、本書は欠かすことはできないので、政権を取った今、読んでおきたい一冊です。

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