くすのきしげのりのレビュー一覧
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大人になったら「そんなことで…」と思うことでも、子どもにとったら大きな問題になることがあります。
走りでの速さは大きな問題になるんでしょうね。
他にも水泳や縄跳とか…。
運動ばっかりだな。(苦笑)
できないことを嫌いなことにしてしまうのは、その子の可能性を狭めてしまいますよね。
今はできなくても、いつか必ずできると勇気づけし、その日がくるまで見守るのも大人の役割の一つです。
運動も勉強も音楽もですが、「得意」とは言えなくても「好き」と言える環境の学校だったら素敵ですよね。
この校長先生がいる学校なら、そのような学校になるかもしれません。 -
Posted by ブクログ
自分の「ええところ」を一生懸命みつけてくれる友達。
そんな友達の「ええところ」に気づく心。
絵も素敵です。
大人が読むとキレイで率直すぎるおはなしですが、主観や客観なんてものにとらわれない子どもが読むと、すんなり心に染み込むおはなしだと思います。
小学生の各学年、数十人に読んだあとで、「隣に座ってる子のええところ、思い浮かぶ?」って問いかけると、学年が低いほどリアクションのスピードが早い。
大きくなれば照れ臭さも入り交じって素直に言えなくなるけど、やっぱり言葉に出して相手に「ええところ」を伝えてあげることが大切なんだということも併せて教えてあげたい。
大人になると相手の「あかんところ」 -
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「わにあなぼこほる」が良かったので石井聖岳二冊目。
こちらの話は別のひと。著者は小学校教諭、画家は学童保育経験者だそうな。
主人公はいつも怒られてばかりいる男の子。
口より先に体が動く子だけど、怒られる原因は悪意の結果じゃないってことが絵でもわかる。
虫を見せたのは泣かせたいからじゃなくて面白いものを共有したかったから。
給食をどか盛りにしたのはたくさん食べたい子が並んでたから。
子供は自分の論理に従って動くけれど、それは大人の論理とは違うので外からはとんちんかんにみえる。
だから伝わらないし、伝える言葉や力を子供は持っていない。
私は怒られないタイプの(この子は叱っちゃダメな子だと大人に -
Posted by ブクログ
うちの娘は小学1年の3学期からメガネをかけて学校に通っています。
表紙の女の子が娘に良く似ていたので、この絵本を手にしました。
娘と物語の女の子の様子は少し違っていたのですが、幼い頃、新しいことにチャレンジする時(せざるを得なくなった時)、不安な気持ちでいっぱいだった事を大人に思い出させてくれます。
そんな子どもの気持ちに、周囲の大人が寄り添ってあげる事の大切さを教えてくれました。
ちなみに、うちの場合は、私(母)がメガネをかけているので、娘は何の違和感も持たずに「自分もメガネを買ってもらえる!」と大喜びでした。
私のメガネの何倍もの値札がついた、ブランド物のピンクのメガネを手に取り、「こ